TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

増殖/YELLOW MAGIC ORCHESTRA

2007-04-12 00:26:33 | J-FUSION
最近YMOにプチハマりついでに懐かしさのあまり買ってしまいました。

小生が中学生の頃、初めてLPなるものを買いにレコード屋に行ったときのこと。(ちなみにそのLPとはBEEGEESの「SPIRITS HAVING FLOWN」であった)
そのレコード屋店内でこのアルバムがかけられてました。おそらくその時点のニューリリースだったんでしょう。
ご存知のとおり、このアルバムは曲だけじゃないですから…特にあの「警察だ!開けろ!」が店内に流れたときったら。今でこそ既に聞き慣れてますけど、その時点ではみんな初めて聞く状況ですから、小生を含め店内にいる人、全員が一生懸命笑いをこらえているんですね。どうにもこうにもおかしな空気が店内に漂っていたのは誰もが想像つくことでしょう。
(そういやJOHN LENNONの「STARTING OVER」がリリースされたときのこと、やっぱりレコード店内でこのシングルを流していたんですが、B面「KISS KISS KISS」もついでに流していたところあまりの内容に途中でブチッと切られたなんてことがあったのを思い出しました…)

このアルバムってSNAKEMAN SHOWはともかく、曲自体も今思えばYMOの中でも異質です。この作品の前2作は文字通りテクノポップそのものですが、このアルバムの曲はテクノロック、テクノファンクとでもいいましょうか。かなりエレキギターが前面に出ていて、シンセサイザーがちょっと引けてますし、ドラムの音もアナログチック。特に「TIGHTEN UP」「MULTIPLIESE」あたりではエレキベースも使われていてテクノという無機質なイメージとは正反対のファンキーさが支配する出来になってます。

この次の「BGM」「TECHNODELIC」になると無機質そのものといった方向に流れていくわけですから、その狭間にこんな作品があるというのもYMOの奥深さですね。

X∞ MULTIPLIES 増殖 / YELLOW MAGIC ORCHESTRA
HARUOMI HOSONO(b)RYUICHI SAKAMOTO(keys)YUKIHIRO TAKAHASHI(ds,vo)
KENJI OMURA(g)SANDII(vo)~「NICE AGE」のボーカルは今回このCD買うまで矢野顕子だとばっかり思ってましたわ…。
コメント
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