TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

遺される者の哀しみ

2007-04-22 00:14:17 | Weblog
既にBLOG界では大騒ぎになっておりますが、ギタリストの浅野祥之さんがお亡くなりになったそうです。

たまたま数日前、そういえば最近JとBはともかく、J&Bとしての新作が出ていないないな~、THE BLUES POWERに活動の軸が移ってしまったんだろうか…なんて思っていた矢先の今朝、このBLOGのアクセス解析を見たら検索キーワードに「浅野祥之 死去」という文字があったんです。ま~た、誰がそんなデマ流してるんかいな、と思いきやいろいろ調べているうちにそれがデマなんかじゃなかったことが…。THE BLUES POWERの永井隆、沼澤尚両氏のHPでは現時点においては浅野さんが急病のためライブ中止、というところまでの情報しかありません。
しかし、関わるミュージシャンの公式HPとしては唯一、J&Bの盟友梶原順さんのHPにご本人からの訃報メッセージが掲載されてました。デマなんかじゃなかったことが、ここでようやく確信できた次第です…。

思えば昨年青木智仁さんがお亡くなりになり、そして今度は浅野さん。いわばファミリーメンバーの相次ぐ訃報には角松敏生さんもさぞ辛いことでしょう。そして折りしも、お亡くなりになったのはTHE BLUES POWERの1STアルバムがリリースされた日。まさにこれからという時、このデビューアルバムが遺作となってしまいました。
特に沼澤さん、師とするJEFF PORCAROの享年を意識して制作したソロアルバムは大村憲司氏のラストレコーディングとなってしまいました。そしてFOUR OF A KINDがパーマネントなグループになろうとしていたところで、青木さんの急逝。J&Bでは浅野さんとともに大村憲司の追悼アルバムを作りながらも、今度はその浅野さんまでもが天に召された…。J&Bに限らず沼澤さんが参加していたSING LIKE TALKING、角松敏生、AGHARTA、KICKS、THREE’S CO.、SALTバンド、BIG HORNS BEEなど、様々なユニット・セッションにはいつも、と言っていいほどそこには浅野さんがいました。また新しいユニットとしてのTHE BLUES POWERの門出を祝うべきその日の出来事というのがあまりにも皮肉です。それなりの年齢にいっていれば仕方ありませんが、何しろ40代世代としては経験するにはあまりに早すぎる出来事でしょう。沼澤さんの心の痛みが心配です…。
沼澤さんを含め、浅野さんを囲んでいたミュージシャンの皆さんにとって、その喪失感は例えようもないものと思います。この悲しみを乗り越えて、これからもずっといい音楽を続けていただきたい。浅野さんの供養のためにも。 合掌

なお、梶原氏のHPの「お知らせ(訃報)」の文字をクリックすると葬儀の詳細も知ることができます。
コメント (2)
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