さて、当然のごとくJEAN-MICHEL BYRON はバンドを去り、LUKATHERをフロントマンにすえることで決着をはかった、いわば仕切り直しのアルバムがこのKINGDOM OF DISIREです。そして...あまりにも突然なJEFFの死。これがまさにJEFFの遺作となってしまったわけです。
もちろんこのアルバム制作中はJEFFはピンピンしていて、これが遺作になるなんてことは想像だにしていなかったのは間違いないのですが、何かそれを予感させるような重さがこのアルバム全体を覆っています。
1曲目からJEFFの一打一打相当に重いドラムに始まり、ハードでヘビーなLUKATHERのギターが前面に出て、野太いLUKATHERのボーカルに悲鳴にも似たPAICHのオルガンが絡むんですからTOTOであってTOTOでないような、ある意味イメージチェンジを図ったような作品になっています。
ほとんどの曲がミディアムテンポのブルージーなロックで、前作までのきらびやかなシンセの音は影をひそめ、LUKATHERのボーカルはまるで野獣が吼えているかのよう。ちょっと前までは「99」とか「ANNA」とかね、さわやかでちょっと線の細いボーカルだったように思うんですがどうしちゃったんでしょう。ジャケットの写真が全員モノクロであるように、このアルバムはグレーに染まっているかのような印象です。で、最後の方に来て唯一TOTOらしいインスト作品「JAKE TO THE BONE」が始まってようやく辺り全体が明るく色づくような感じがします。
でも決して悪いアルバムではありません。ただ、JEFFの死とこのアルバムの重さが結びついてしまい、更にグレーな印象を深めてしまっているだけでしょう。曲それぞれはどれをとってもいい曲です。
もちろんこのアルバム制作中はJEFFはピンピンしていて、これが遺作になるなんてことは想像だにしていなかったのは間違いないのですが、何かそれを予感させるような重さがこのアルバム全体を覆っています。
1曲目からJEFFの一打一打相当に重いドラムに始まり、ハードでヘビーなLUKATHERのギターが前面に出て、野太いLUKATHERのボーカルに悲鳴にも似たPAICHのオルガンが絡むんですからTOTOであってTOTOでないような、ある意味イメージチェンジを図ったような作品になっています。
ほとんどの曲がミディアムテンポのブルージーなロックで、前作までのきらびやかなシンセの音は影をひそめ、LUKATHERのボーカルはまるで野獣が吼えているかのよう。ちょっと前までは「99」とか「ANNA」とかね、さわやかでちょっと線の細いボーカルだったように思うんですがどうしちゃったんでしょう。ジャケットの写真が全員モノクロであるように、このアルバムはグレーに染まっているかのような印象です。で、最後の方に来て唯一TOTOらしいインスト作品「JAKE TO THE BONE」が始まってようやく辺り全体が明るく色づくような感じがします。
でも決して悪いアルバムではありません。ただ、JEFFの死とこのアルバムの重さが結びついてしまい、更にグレーな印象を深めてしまっているだけでしょう。曲それぞれはどれをとってもいい曲です。
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