TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

最後にKICKS

2006-08-07 01:12:14 | J-FUSION
青木智仁氏を偲んで、青木氏の関係したフュージョンバンドをご紹介してまいりましたが、今回を最後にします。
今回は「KICKS」。SOURCEのメンバーでもあった、トランペッターの小林正弘の率いるホーンセクションをフィーチャーしたフュージョンバンド。1999年にアルバム「KICKS」を発売しています。

小生SOURCEよりも、このKICKSの方が実は好きだったりします。SOURCEはかなりJAZZ寄りフュージョンですが、KICKSはホーンセクションのメロディ・アンサンブルを大切にした、聴き易くてPOPな作品に仕上がってます。青木氏のソロアルバム、「EXPERIENCE」の1,2曲目の雰囲気と言えば判りやすいでしょうか。(ちなみにそれらの曲にはやはり小林正弘氏が参加してます)横揺れで踊りたくなるようなノリの良さですね。それもそのはず、KICKSというバンド名ではありますが、実質的には小林正弘&BIG HORNS BEE。難しいこと考えないで楽しくやろうや!てな雰囲気が伝わってくるようです。青木さんは全曲のベースを担当してますが、POPな作りゆえ、プレイ的にはモノ足りないかも。でもリラックスした雰囲気でゆったりと弾いているのもまたいい感じです。

ちなみにドラムは沼澤尚が3曲、石川雅春が5曲を担当。やっぱりTAKAさんのドラムはPOPな軽い雰囲気にはぴったりですね。跳ねるようなドラミングにファンキーなホーンセクションは絶品です。対して石川さんはちょっとPOPなナンバーには重いかな...というのも話は逸れますが、今日飯食いながらDIMENSIONの「BEST LIVE SELECTION」を視ていたんです。それで感じたのが、石川さんのドラミングって、スネアの一発一発それぞれの音がはっきりしているんですが、それだけにちょっと重いんですよね。で、対極にあるのが神保さんのドラミング。カシャカシャコショコショと細かいテクが逆にDIMENSIONには軽すぎるように感じます。このDVD視てる範囲では、どうも熊さんのドラミングが実はベストマッチじゃないか、なんて密かに今日思った次第です。(もちろんベースは青木さんがベストメンバーだったのは言うまでもありません)

話を戻してこのKICKS、なかなか良いアルバムでオススメなんですが、残念ながら既に廃盤になっている模様。ホントCDの足は短くて、気がつくとなくなっちゃってますね...。

KICKS
YOSHIYUKI ASANO(g)TOMOHITO AOKI(b)YASUHARU OGURA(keys)TAKASHI NUMAZAWA/MASAHARU ISHIKAWA(ds)HAJIME YAMAMOTO/TAKAHIRO KANEKO/KAZUKI KATSUTA/KOJI ORITA(sax)MASAHIRO KOBAYASHI/FUTOSHI KOBAYASHI/TATSUYA SHIMOGAMI(tp)WAKABA KAWAI(tb)

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2 コメント

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Unknown (imokenp)
2006-08-10 22:59:01
10月に小林正弘のバースデーライブがBLUESALLEYであるようですね。

青木さんが生きていれば...なんて思いたくなるようなメンバーです。
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青木さんのすごさが良く解りました。 (koharu)
2006-08-07 20:35:52
青木さん絡みのアルバム達のシリーズを楽しく読ませていただきました。

KICKSもsourceも好きで良くライブにいってましたっけ。

青木さんがほれ込んだメンバー達で結成されたこの2つのバンドは、今思えばかなり豪華でした。

小林さんとはいつの間にかあまりくまなくなってしまいましたが、何かあったんでしょうかね?

これからも楽しく拝見させていただきますね。
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