TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

NOTHING FROM NOTHING / CHICKENSHACK

2005-07-07 00:38:49 | J-FUSION
先日PC、というよりLANアダプターの調子が悪くネットに繋げない状態が続いたんですが、ケーブルはずしてほっておいたら直ってました。PCってもう生活にかかせないものになっているのに、普通の家電と最も異なるところが、故障しても誰も修理してくれない、ってとこなんでしょうね。テレビでもエアコンでも故障したらメーカーが修理しに来てくれたりするんですけど、PCは自分で解決しなきゃならない。そんな不便を実感する今日この頃です、はい。

13CATSワークスの続き、今日はCHICKENSHACKです。いわば13CATS、沼澤尚の恩人です。BOBBY WOMACKのツアーで来日した沼澤尚をCHICKENSHACKの山岸潤史が見初めて、CHICKENSHACKのツアーメンバーに引き込んだのが沼澤尚の日本デビューの経緯なのは知られているところです。もちろん13CATSのアルバムがMELDACからリリースされたのもその関係から。そういう意味で「恩人」にさしてもらいました。
で、そのCHICKENSHACKが13CATSと共演した曲が主題の「NOTHING FROM NOTHING」1990年リリースのアルバム「LOVING POWER Ⅱ」収録の1曲です。このアルバムでは沼澤尚が全曲叩いてますが、13CATSとしてのコラボレイトはこの1曲のみ。高中正義なんかと比べると非常に地味~な存在のCHICKENSHACKであるが故、これまたレア音源かもしれないですね。
そもそもこのアルバムはいわゆるカバー曲で構成されていて、「NOTHING~」はBILLY PRESTONの曲。ニュー・オリンズ、ディキシーランドジャズのテイスト溢れるファンキーな曲です。特に沼澤尚のドラミングは今と変わらぬ独特のグルーブ感たっぷりですし、KARL PERAZZOとのパーカッションソロ回しもフィーチャーされていてなかなか楽しめます。メインのピアノは続木徹ですが、CAT GRAYはオルガンで参加。バッキングで聴かせるパーカッシブなオルガンも相変わらずです。山岸潤史のギターもAL MCKAYばりのソリッドカッティングを聴かせてくれる、CHICKENSHACKとしても一風変わった曲です。

ちなみにこのアルバムの解説には沼澤尚、13CATSの紹介もされているんですが、AL MCKAYも13CATSのメンバーにされてしまっているところが笑えます。昔のレコードの解説って結構いい加減なのが多かったですからね。

LOVING POWER Ⅱ / CHICKENSHACK
JAMES GADSON/MAXAYNE LEWIS/WORNELL JONES/JULIA WATERS/MAXINE WATERS/OREN WATERS(vo)
JUNE YAMAGISHI(g)BOBBY WATSON(b)TORU TSUZUKI/CAT GRAY(keys)TAKASHI NUMAZAWA(ds)
KARL PERAZZO(perc)HIDEFUMI TOKI(sax)

・・・高中正義「ONE NIGHT GIG」に参加のWORNELL JONES、MAXAYNE LEWISも参加してます。
もちろんレコーディング時期も「ONE NIGHT GIG」シューティングライブに程近い時期でしたから、CHICKENSHACKでの共演が「ONE NIGHT GIG」のメンバー構成に繋がっているのは間違いありません。CHICKENSHACKと高中の接点は全くわかりませんけどね。
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