今回もKINGDOM OF DESIREについて続きます。
このアルバムでは今までなかったことですが、TOTOメンバー以外の人物の手による曲が2曲収録されています。前回話題にしました、「KICK DOWN THE WALLS」とタイトルチューン「KINGDOM OF DESIRE」の2曲で、両方ともDANNY KORTCHMARの曲です。(KICK~はSTAN LYNCHとの共作)TOTOのアルバムに収録の曲で、メンバー以外の人物の作品というのは、カヴァー曲を除けば実はこの後もありません。それを明確にするためでしょうか、メンバー作曲の曲についてはクレジットは個人名は表記せず、全てTOTO名義としています。
DANNY KORTCHMARといえばEAGLES解散後のGLENN FREYに代わるDON HENLEYの片腕として一連のDONのアルバムで活躍している人です。おそらくこのDON HENLEYに関わる一連のセッションの中での関係で今回の参加となったのは容易に想像できます。
で、「KICK DOWN THE WALLS」のみですが、DANNYがプロデュースもしています。この曲のギターのリフはまさにDANNYの出すギターサウンドそのものといった感じで、本当にこれLUKATHERの音なんかいな?と思うくらいです。というかクレジットに載せていないだけで本当はDANNYのギターなんじゃないでしょうか。前回も書きましたが、現在発売中のCDからはこの曲はカットされていますので、このあたりも謎の一つかもしれません。
そして、本来であればこのアルバムのラストを飾る相応しい壮大な曲「KINGDOM OF DISIRE」です。まさにこのアルバムの持つヘビーな雰囲気を代表するような曲で、その辺のヘビメタバンドが腰抜かすようなメタルチックな作品になっています。言ってみれば、今回のハードロックバンドとしての方向性を一層深めるために、今までの作風にはとらわれない、DANNYの作品を取り入れたとも考えられます。
先ほど本来であればラストを飾る、というようなことを書きましたが、この次にこのアルバムのハードロック路線からあまりにもかけ離れた、テクニカルなインスト曲「JAKE TO THE BONE」が収録されています。ボーナストラックと言ってもいいくらいにアルバムの中で浮いているんですが、今までの重荷から解き放たれたような活き活きとしたプレイは特筆ものです。中でもJEFFのドラムが水を得た魚のように跳ねまくっているのが印象的です。一連のTOTOのインストの中で最もテクニカルな曲ではないでしょうか。こんなハード路線のアルバムのラストがそれと正反対をなすようなテクニカルなむしろFUSION寄りの曲というのもなんとも不思議です。
ついでに日本盤のみ、本当のボーナストラックとしてジミヘンの「LITTLE WING」をカヴァーしたライブ音源(元ネタはビデオTOTO LIVE収録のモノ)が収録されてますが、これはいただけません。文字通りオマケで、このアルバムとは何の関係もなく無意味です。(ハードロック路線でLUKATHERが唄っているから共通すると思ったのかも知れませんが)どうせならオリジナルのDAVID PAICHのボーカルものでも入れてくれりゃよかったのに。PAICHのボーカル曲が全然ないのは寂しいですから。
このアルバムでは今までなかったことですが、TOTOメンバー以外の人物の手による曲が2曲収録されています。前回話題にしました、「KICK DOWN THE WALLS」とタイトルチューン「KINGDOM OF DESIRE」の2曲で、両方ともDANNY KORTCHMARの曲です。(KICK~はSTAN LYNCHとの共作)TOTOのアルバムに収録の曲で、メンバー以外の人物の作品というのは、カヴァー曲を除けば実はこの後もありません。それを明確にするためでしょうか、メンバー作曲の曲についてはクレジットは個人名は表記せず、全てTOTO名義としています。
DANNY KORTCHMARといえばEAGLES解散後のGLENN FREYに代わるDON HENLEYの片腕として一連のDONのアルバムで活躍している人です。おそらくこのDON HENLEYに関わる一連のセッションの中での関係で今回の参加となったのは容易に想像できます。
で、「KICK DOWN THE WALLS」のみですが、DANNYがプロデュースもしています。この曲のギターのリフはまさにDANNYの出すギターサウンドそのものといった感じで、本当にこれLUKATHERの音なんかいな?と思うくらいです。というかクレジットに載せていないだけで本当はDANNYのギターなんじゃないでしょうか。前回も書きましたが、現在発売中のCDからはこの曲はカットされていますので、このあたりも謎の一つかもしれません。
そして、本来であればこのアルバムのラストを飾る相応しい壮大な曲「KINGDOM OF DISIRE」です。まさにこのアルバムの持つヘビーな雰囲気を代表するような曲で、その辺のヘビメタバンドが腰抜かすようなメタルチックな作品になっています。言ってみれば、今回のハードロックバンドとしての方向性を一層深めるために、今までの作風にはとらわれない、DANNYの作品を取り入れたとも考えられます。
先ほど本来であればラストを飾る、というようなことを書きましたが、この次にこのアルバムのハードロック路線からあまりにもかけ離れた、テクニカルなインスト曲「JAKE TO THE BONE」が収録されています。ボーナストラックと言ってもいいくらいにアルバムの中で浮いているんですが、今までの重荷から解き放たれたような活き活きとしたプレイは特筆ものです。中でもJEFFのドラムが水を得た魚のように跳ねまくっているのが印象的です。一連のTOTOのインストの中で最もテクニカルな曲ではないでしょうか。こんなハード路線のアルバムのラストがそれと正反対をなすようなテクニカルなむしろFUSION寄りの曲というのもなんとも不思議です。
ついでに日本盤のみ、本当のボーナストラックとしてジミヘンの「LITTLE WING」をカヴァーしたライブ音源(元ネタはビデオTOTO LIVE収録のモノ)が収録されてますが、これはいただけません。文字通りオマケで、このアルバムとは何の関係もなく無意味です。(ハードロック路線でLUKATHERが唄っているから共通すると思ったのかも知れませんが)どうせならオリジナルのDAVID PAICHのボーカルものでも入れてくれりゃよかったのに。PAICHのボーカル曲が全然ないのは寂しいですから。
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