TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

追悼 青木智仁~SIXTH DIMENSION"LIVE"

2006-06-16 00:52:36 | J-FUSION
今日は青木さんのお葬式だったようですね。
たっくさんの人が旅立ちを見送ったんだろうな。

うちのCDラックを眺めて見ると、NOBU CAINE、角松敏生、本田雅人、SOURCEにKICKS、当然DIMENSIONにFOUR OF A KIND。もちろん「DOUBLE FACE」に「EXPERIENCE」と、特別ファンだったというわけではないとは言いながらも、気が付けばそこに青木さんがいたんですね。こうして見ると、SQUARE・CASIOPEA路線とは異なる、もう一つのJ-FUSIONの王道を支えていたんじゃないかな。
たまたまそのニュースを知った翌日、MDの山の中から適当に取り出して通勤で聴いたのが、WITNESS。(小生毎日の通勤は、タイトルも書いていないMDの山からガラガラポンで取り出して聴いているのでプレイボタンを押すまで何が入ってるのかわからない状態でセレクトしてます)このアルバムではGREG LEEが演ってますが、元を正せば青木さんがやっていたユニット。かなりこじつけ臭いですが、これも一つの偶然かな~と。

小生にとって青木さんのベストプレイはどれだろうかと考えると、やはりDIMENSIONの「LIVE」で決まりです。当時DIMENSIONのDの字も知らない状態でたまたま試聴したのがこのアルバム。確か三宮のタワーだったかな。1曲目の「ARE YOU GONNA WIN?」で始まるあの激しいベースリフ。DIMENSION3人の個性もさることながら、石川雅春氏との強烈なリズムに心を奪われたというのが正直なところです。特にあのリフにおけるうねりとでも言いましょうか、音符には表せない独特の奏法は他の追随を許さないものがあったと思います。青木さん以外のベーシストがあの曲やってもなんかどうしても物足りなさを感じます。あまりに青木さんの印象が強かったからでしょう。
今年こそはDIMENSIONのライブに行きたいなんてことを先日も書いていた中で、ベースはGREG LEEじゃなくて他の人で云々などと書きましたが、当然想定していたのは青木さん。最近青木さんが参加していないので、何かあったんかな~と思ったんで敢えて青木さんを名指ししなかったというのが実のところだったんです。
その思いも実現しなくなってしまった今、小生にとっての青木さんのベストプレイ「SIXTH DIMENSION"LIVE"」は、一生モノの最高傑作です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正直、何もやる気なくなりますよね

2006-06-14 00:49:35 | J-FUSION
青木智仁氏 逝去。
第一線で活躍していながらも突然いなくなってしまうんですから...。
やはり人はいずれ死ぬ。そんな当たり前のことを期せずして実感し、虚無感に襲われます。
特別に大ファンだった、というわけではないけれど、やっぱり日本のフュージョン界の重鎮であり、その存在感には当然のように敬意を持っておりました。
まさにミュージシャンの中のミュージシャン。お葬式には日本のジャズ・フュージョン界のトップミュージシャンが大集合するんでしょうね。そして、連夜の追悼ライブが...。

これでもか、というくらいあちこちのBLOGで、しかも音楽系に限らずこのニュースは取り上げられています。いわば縁の下の力持ちであるスタジオミュージシャンにもかかわらず、これだけ注目している人がいるって、すごいことですよね。改めて氏の偉大さを思い知ります。

まだまだ終わらないセッションにアンコールを...合掌



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BRIAN BROMBERG@BLUENOTE東京 その2

2006-06-13 00:11:18 | TOTO&FUSION
さてさてBRIAN BROMBERG@BLUENOTE東京の続きです。

前回はBRIAN BROMBERGのことだけで終わっちゃいましたんで、今回は他のメンバーについての感想を...。

まずはDAVE WECKL。
今回の公演のエポックともいえますよね、DAVE WECKLの参加は。CDではVINNIE COLAIUTAでしたから、もちろんVINNIEの参加でもよかったんですけど、VINNIEが来られないのであれば...と考えた場合、やっぱりDAVEは互角、もしかしたらそれ以上の存在でしょう。ドラムソロ、そしてメンバー紹介でも主役のBRIAN以上の声援が送られていたんじゃないでしょうか。結構DAVE目当ての客も多かったんだと思います。
小生DAVEを見るのは二回目なんですが、前回が10数年前のGRP ALL-STAR BIG BANDのホールコンサートでしたから、至近距離で見るのは今回が初めて。以外と小柄なんですね。でもさすがはドラマー、結構なマッチョマンでした。90年代のソロアルバムを何枚か所有してますが、ジャケットを見た感じでは結構スリムな印象だったんですけどね。
DAVEのドラミングで感心したのはそのゴーストノーツの多さ、というかその細かさ。前回も書きましたが、生楽器中心のライブですから、ハイハットのクローズ音からスナッピーの鳴りまで、それこそハイハットを先っぽで叩くスティックの音までリアルに聴こえてきます。PAを通した音ではないドラムの音ってやっぱりいいですね。改めて生ドラムを叩きたくなります...。で、話を戻してとにかく左手にレギュラーグリップで握るスティックの先はず~っと細かくスネアに触れているようで、終始シャリシャリと音が出ていました。BRIANも大概だが、DAVEも音数が多いこと。今回のDAVEのドラミングは比較的オーソドックスで曲芸的なソロ回しもないですし、パワフルという感じでも無かったですが、テクニカルという言葉が当てはまるんでしょうね。ドラムソロでも腕がタムの上をなでるだけで最低2発の音は出てましたから、手首の動きがしなやかというか素早いというか...。いや~BRIANの超絶プレーにDAVEのテクニック。素晴らしいです。

...今度はDAVE WECKLの話が長くなってしまったんで、更に次回も続けます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BRIAN BROMBERG@BLUENOTE東京 その1

2006-06-12 00:17:43 | TOTO&FUSION
早速ですが、行って参りやした。BRIAN BROMBERGのライブ@BLUENOTE東京。
BLUENOTE東京は...実は13CATS以来。どこにあるのか忘れてまごつきました...。
「低音」Tシャツ着ている人は絶対いるはずだ!と思ってましたが、さすがにBLUNOTE、ちょっと格が違ったようでそういうノリは無かったようですね。
・・会場に入った際、ステージを見回してもウッドベースが置いてなくてアレッと思ったんですが、ライブスタート時にBRIAN本人がえっちらおっちら担いで入場して来たのには笑いました。ステージに放置しとくとチューニングとかに問題があるんでしょうかね~。

BRIAN BROMBERG @BLUENOTE東京
BRIAN BROMBERG(b)JEFF LORBER(keys)DAVE WECKL(ds)GARY MEEK(sax)RICK BRAUN(tp)

正直、感激しました。いや~素晴らしいライブだったですぅ。普段行くようなライブってどうしても電子楽器がメインですから、基本的に音がでかくて細かいところがあんまりよく聴こえないんですけど、今回は電子楽器は唯一FENDER RHODESがあるだけであとは全て生楽器。以前に行った寺井尚子WITH LEE RITENOUR@サントリーホールもかなりアコースチックでしたが、今回はライブハウスですからね、音がいいとか悪いとかに気を使うことなく、ほとんど生音のリアルな演奏を堪能いたしました。

まずはBRIAN BROMBERG。生で見る超絶テクは、やはり言うまでもなくすんげぇ~の一言。変態的とまでは言いませんが、PRIMUSのLES CLAYPOOLのコントラバスバージョンというのも当たらずとも遠からず。とにかく音数が多い上に普通ではありえないような変わった奏法で音を出しまくります。普通に弦を弾くのと、タッピングと言うんでしょうか、弦を叩いたり押したりして音を出すのと半々くらい。時折チョッパーもやってましたね。コントラバスってエレキより弦はめちゃくちゃ太いし、しかも長いかだけに張力もあるでしょうから、当然演奏にはかなりの力が要るでしょう。それであれだけの早弾きをやってのけるのは、相当な指力の持ち主となんでしょうね。言うなればウッドベースという巨大な動物を指の動きで強引に手なずけている、ってなところでしょうか。両手を使って叩きまくるためベースが安定しないせいか、時々椅子に座って演ってましたが、なんかその姿が妙にコミカルではありました。BRIANもがたいはでかいですがそれ以上にどでかいコントラバスにのしかかられているみていでね。
ほとんどMCはありませんでしたが、「低音」の看板であるBRIANの声って弾いてる楽器と違って意外と細くて高いんです。妙にかん高い声で「サンキュ~」と言うだけで何故かお客さんにウケるのが笑えました。

BRIANのことを書くだけでえらい長くなりましたので、次回に続くとします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

POP MUZIK/M

2006-06-11 00:03:54 | Weblog
このところJTの缶コーヒーのCMで流れている音楽がこれ、M(ROBIN SCOTT)の名曲?「POP MUZIK」です。とにかく懐かすぃ。小生が洋楽を聴き始めたのがちょうどこの曲が流行っていた1980年頃。BUGGLESの「ラジオ・スターの悲劇」(ここではあえて邦題を書こう!)と双璧をなしていた当時の大ヒット曲であり、テクノポップ時代の幕開けを宣するメルクマールでもありました。

洋楽を聴きかじり出した当時の小生、洋楽かぶれでYMOなんてメじゃない!Mこそがテクノ・ポップじゃ!などと勝手に思い込んでたものです。でも結局Mも一発屋に終わって、解散後のYMOのメンバーをはじめとした他のテクノ・ポップアーチストと交流を持ったりするなど、ROBIN SCOTT自身のネタでは喰っていけなくなっちゃったようで...。
今更ながらMとかBUGGLESよりも、実はYMOの方が奥が深いアーティスティックなテクノだったんだな~なんて、件のCMを見ながら思ったりしております。(CASIOPEAだって当時はテクノと言えなくもなかった?)

関係ないけどこの曲、当時はFM放送をカセットテープに録音して(エアチェック!...死語ナリ)聴いてましたが、セカンドシングルだった「MOONLIGHT AND MUZAK」もそうでしたが、Mの曲に限ってやたらめったら音が良かったのが印象的です。FM放送とは思えないような透き通って拡がりのある音質。もちろん同じ番組で録音した他の曲に比べて、というだけでなく自身の手許にある他のレコードに比べてもダントツの音の良さでした。これは未だもってナゾです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

EXTRACTION G.HOWE/V.WOOTEN/D.CHAMBERS

2006-06-10 02:08:23 | TOTO&FUSION
JIMSAKU櫻井さんネタに絡むんですが、こないだ購入したCD。
GREG HOWE/VICTOR WOOTEN/DENNIS CHAMBERSによるアルバム「EXTRACTON」
メンツを見ればお分かりのように、櫻井さんのアルバム「GENTLE HEARTS」、そして「GENTLE HEARTS TOUR2004」とほとんどおんなじコンセプト。要は「GENTLE HEARTS」のベースが櫻井さんからVICTOR WOOTENに代わっただけ、曲調もよく似た感じです。どちらかといえば、こちらのほうがジャジーでクロスオーバーな雰囲気かな。ちょっと最近のDIMENSIONぽい気もする。櫻井さんはやっぱりハード路線を行ってるようです。
リリースが2003年でしたから、櫻井さんの「GENTLE HEARTS」よりも後の作品になるんですね。ということは..?櫻井さんのコンセプトをGREG HOWEがパクったんかいな??このアルバム収録のタイトルチューン「EXTRACTION」は「GENTLE HEARTS TOUR2004」にも全然違和感なく収録されてますしね。それだけ近いコンセプトの作品であることは間違いありません。
ユニットとしてはどっちが古いのかよくわかりませんが、不思議というか面白い関係です。

EXTRACTION
GREG HOWE(g,syth)VICTOR WOOTEN(b)DENNIS CHAMBERS(ds)DAVE COOK(keys)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちょっとフォロー

2006-06-09 01:02:16 | J-FUSION
JIMSAKUネタをしばらく書いてきましたが、自分で書いたものを眺めてみると、JIMSAKU以後の櫻井さんにやけに批判的になっちゃってますね。そこでちょっとフォローしときます。

小生がCASIOPEAの凄さを思い知ったのは、実はスタジオレコーディングのアルバムではなく、1985年リリースされた「CASIOPEA LIVE」です。LIVE盤こそ、バンドの真の姿がわかりますからね、小生自身が音楽を始めた頃でもありましたし、それだけに「CASIOPEA LIVE」のビデオで見た神保さんのテク、櫻井さんのチョッパーには感動しました。
6曲目「LOOKING UP」のスーパーハイスピード8ビートでため息をついてたら、始まるのは神保さんのスーパードラムソロ。ドラムってこんなことまでできるんだ~。ドラムって奥が深い。
そして続くは櫻井さんのベースソロ。これぞチョッパーベース!というものを初めて見せ付けられた気がします。ソリッドでアグレッシブ、ドラムとのコンビネーションも抜群でノリノリ。そんなに長くないソロですが、これこそが櫻井さんのベースだと思います。
それから7曲目「EYES OF THE MIND」から「ASAYAKE」に至るまでのつなぎのベースソロ。シンプルだけどカッコイイソロですね。ホント会場で聴いてたら気絶しそうなくらいめちゃくちゃ盛り上がるでしょうね...
このアルバム、特に後半部分、小生にとってCASIOPEAの最高傑作じゃないかと思います。息つく暇もないくらいなファンキーグルーブの応酬。素晴らしいです..。

こうして文章を書きながら改めてCDを聴いていると思います。どうも最近の櫻井さんはノリを前面に出すことがあまりないんじゃないか、と。ファンキーよりもヘヴィー、かと思いきやブラジル音楽に傾倒して癒し系だったりして、飛び跳ねるようなノリを感じる音楽から離れてしまっている。そこが、あ~昔と変わっちゃったな~、という印象になってしまうんでしょうね。

ちなみに櫻井さんの活動は、世良公則と野村義男のGUILD9、そして岡崎倫典とのデュオがここしばらく中心になるようです。う~むなんだかな~。世良正則との活動を始めた頃から妙なハードロッカーになっちゃったし、岡崎倫典なんて鈴木康博との活動くらいしか知らないし...フォークギタリストとのデュオって、どんな曲やるんだろ?
7/26に「BRAZIL CONNECTION VOL.1」なるアルバムが出るようですが、詳細がわかりません。「BRAZIL CONNECTION」と題してツアーをやったときのライブ?なんでしょうか。ちょっとこれは聴いて見たいですね。

・・・フォローのつもりが結局フォローにならなくなっちゃってますね。櫻井さんゴメンナサイ。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CASIOPEA 20TH

2006-06-08 00:14:53 | J-FUSION
前回JIMSAKUネタ最終回とかいいましたけど、そういやこれもありました。
CASIOPEA 20THです。1999年に開催されたCASIOPEA20周年ライブにCASIOPEAのサポート神保さんとともに櫻井さんもゲスト参加。ここで不思議なレザーコスチュームとグローブを披露したのは記憶に新しいところ。JIMSAKU以後、ちょっと違う方向に行ってしまった櫻井さんを象徴する映像でしたね、これは。

このライブアルバムにはTLM20でも収録された「RED ZONE」が櫻井さんのコーナー。TLM20でもそうでしたが、ソリッドさに欠けるベースソロがちと悲しいです。早弾きのリフはものすごいカッコイイんですけどね。続く「ECCENTRIC GAMES」ではナルチョとベースバトル。ナルチョのジャラジャラした8弦(10弦?)ベース音と、ちょっと緩い篭ったような櫻井さんのベース音の違いが如実に表れていて興味深いです。聴いてて思うのはやっぱり櫻井さんはチョッパーですよ。指弾きでいろいろ技をやってもどうもノリきれない。重低音でベキベキやるのが櫻井さんってもんですね。しっかしこの曲長い!ライブで聴いてりゃあまり感じないんでしょうけど、17分だもんな~。

結局のところ、神保さんは今も昔もやっぱりCASIOPEAですけど、今やCASIOPEAのベースはナルチョ、ということが既に定着しているのを再確認してしまったライブだったのかも知れません。

CASIOPEA 20TH
ISSEI NORO(g)MINORU MUKAIYA/HIDEHIKO KOIKE(keys)YOSHIHIRO NARUSE/TETSUO SAKURAI(b)AKIRA JIMBO/NORIAKI KUMAGAI(ds)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

TLM20/櫻井哲夫...の続き

2006-06-06 01:28:30 | J-FUSION
「TLM20」櫻井哲夫20周年記念ライブレコーディングの続きということで曲紹介。

1.CHAOS
JIMSAKU「MEGA db」収録の「KAOS」を英語表記にしたということで...。じゃ「KAOS」って何語?...それはともかく、元々ボーカル入りの曲、ボーカルパートは勝田さんのSAXがシャープに歌います。神保さんのドラムが原曲以上にと言っていいくらい忙しく、激しい。やっぱ神保さんって凄い。
2.I'M GONNA CATCH YOU
JIMSAKU「WIND LOVES US」から。原曲は伊東たけしのSAXがフィーチャーされてますが、今回はもちろん勝田一樹!とはいえホーンセクションの部分も勝田さんのSAX一本で頑張ってるんですけど、ちと音が薄すぎなのが悲しい。もうちょっとアレンジ変えてもよかったんじゃないかな~。
3.DISPENSATION
JIMSAKU「DISPENSATION」のタイトルナンバー。原曲のボーカルパートはもちろんというかやっぱり勝田さん。元々インストの曲として作曲されたという経緯があるようで、インストで聴いてもあんまり違和感ありません。SAXのメロもカッコイイ!
4.ALISA
またまたJIMSAKU「NAVEL」からのナンバー。櫻井さんのベースが歌うメロのタメがライブならでは。メロはベースからSAXに交代しますが、むしろSAXによるメロの方がしっくりくるかも。DIMENSIONのバラード曲を聴いているような雰囲気がありますね。
5.FIREWATER
JIMSAKU「JADE」からJIMSAKU100%デュオナンバーです。ちとドラムの音が軽すぎて迫力がないのが物悲しい...。やっぱりミキシングって大切ですね。
6.FUNKY PUNCH
JIMSAKU「WIND LOVES US」からのデュオナンバーです。なんか櫻井さん苦しそう。JIMSAKUやめてからあんまりリハしてなかったんでしょうか。神保さんに引っ張られて後を追っかけてる感じがします。
7.SAILING ALONE
旧き良きCASIOPEAのナンバー。そのせいか音の薄さがまだましに感じます。やはりというか野呂さんのギターがこれまでにない張り切りよう。JIMSAKUの曲ではあまりギターの見せ場がなかったせいもあったんでしょうかね。正直他の曲はイマイチノリが悪かったんですが、さすがCASIOPEAでの実績も豊富なこの曲は、よ~くこなれた演奏にCASIOPEAのアンサンブルの強みを見た思いがします。このアルバムのハイライトと言ってもいいかも知れません。
8.RED ZONE
櫻井さんのCASIOPEAとしてのラストナンバー。再び勝田さんのキレ気味のSAXが合流。CASIOPEAではありえなかったSAXとの共演は新鮮です。
9.BASS SOLO 2000
なんか音がかなりヘン。「ホールの雰囲気が一番伝わるミックスにしてみました」ということですが、ほとんど銭湯の中で入浴客相手にベースを弾いているような、不自然なエコーバリバリです。このミキシングは...無用でしょう。演奏そのものももっとハードにアグレッシブに演って欲しいな。もっちゃりとして冗長なソロです。
10.YOU CAN DO IT!
ソロアルバム「21世紀の扉」から。勝田さんのSAXをスペシャルフィーチャー。原曲はヘヴィな印象だったんですが、ちょっとジャムっぽい雰囲気で各人のゆったりとしたソロ回しが印象的です。やっぱりこういう曲だと音の軽さが更に目立ちますね。
11.45℃
JIMSAKUの「45℃」からのタイトルチューン。向谷さんのラテンピアノのバランスをもっと上げた方がいいと思う。やっぱりバランスの悪さが曲の持ち味を消してます。でもそんな中勝田さんのSAXだけはいい具合。う~んどうも勝田さんに押されっぱなしのTLM20ってところですな。

TLM20/TETSUO SAKURAI
TETSUO SAKURAI(b)AKIRA JIMBO(ds)ISSEI NORO(g)MINORU MUKAIYA(keys)KAZUKI KATSUTA(sax)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

TLM20/櫻井哲夫

2006-06-04 23:16:59 | J-FUSION
JIMSAKUネタ最終回?ということで、取り上げるのは「TETSUO SAKURAI LIVE MEMORIES IN 20 YEARS~TLM20」です。

櫻井哲夫氏のデビュー20周年記念LIVEツアーから、ブルーノート大阪と名古屋BOTTOM LINEでの演奏をセレクトしたもの。CASIOPEAがデビュー20周年ですから、必然的に櫻井さんも20周年ということになりますね。...そういやCASIOPEAは25周年記念で「GIG25」とかやってましたけど、櫻井さんは?「GENTLE HEARTS TOUR」が25周年記念イベントだったんでしょうかね。

この20周年ライブ、旧CASIOPEAのメンバーに勝田一樹が加わった5人によるもの。考えてみたら凄いですね。既に脱退したメンバーのために他のメンバーが集まって記念ツアーをやっちゃうんですから。ある意味CASIOPEA20周年イベントの一環とも言えるのかも知れません。何にしてもCASIOPEA+勝田一樹、という組み合わせもなかなか見れそうで見れませんから、これはこれで貴重なのかも。

曲はJIMSAKU時代のナンバーを中心にCASIOPEA時代の櫻井さんの代表曲を少々、といった感じ。もうちょっとこのメンバーですからCASIOPEAの曲をやっていただいても良かったんですけどね。で、残念なのは録音状態。(というかミキシング?)どうもライン録音そのまんまって雰囲気で、音のバランスが悪くカスカスの薄っぺら状態。どうもアマチュアバンドのライン録りを聞いているような印象。もちろん演奏が下手とかいうことではありませぬよ。ただ音が薄いと演奏の粗も目立ちやすいのは否めませんが。せっかくのスペシャルライブレコーディングなのに勿体ない...。(こんなこと書きながら、誰がミキサーだったんかいなと気になって改めてクレジット見てみたら...え、ミキシングは櫻井氏本人!?あっちゃ~..そ、そんなつもりでわ。)

どうも前置きが長くなってしまったもので、曲紹介は次回に。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする