先週末はショールームでの打合せだった。そこにはキッチン、ユニットバス、洗面化粧台、トイレが所狭しと展示されている。一般の方がショールームと聞くと、買わされるのでは…という気持ちが働くようだ。それは間違い。ショールームでは一切の販売行為はしない。販売するのは販売専門の小売店や卸店があってそこを介しての販売となる。こういった住宅設備機器類は主に建材屋さんがそれに当たる。
一般的にモノの流通・販売経路は全て上記のようなシステムを取っている。チョコレート一つ買うのもチョコレートを作っているメーカーに行くのではなく、近所の駄菓子屋やスーパー、コンビニに行くのと一緒である。
じゃあ、ショールームって何？と思うかもしれない。消費者としては、カタログを見る感覚で、実際のものが触れていじれるところと解釈すればいいのだ。
実際に手で触れてみたり、説明を聞くと、色んな機能が付いてたりして現在使用してる物とまるで違うものと感じる。理解するまでに時間がかかり、ここで迷う訳である。自分に合ったものはどれなんだろう…と。
いつも設計時に、設備機器の打合せを1度はショールームで行う。家づくりにおける設備機器の占める割合は、金額的にも、内容的にも非常に大きい。カタログだけではわからないことが目白押しなのだ。各機器のグレード設定が決まらなければ、工事金額に反映することすらできない。
先日の打合せもロングランになった。しかし避けては通れない道。お天気が良かったこの日、打合せが終わった頃には既に周りは真っ暗になっていた。
