徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

「人脈、向上心、提案力」-3

2012-01-13 08:37:04 | 建築つれづれ…
 仕事をする上で心がけている座右の銘、「人脈、向上心、提案力」

 前々回、前回と人脈と向上心について書いてきた。最後は提案力。建築設計とは…、建て主の要望をそのまま表現すればそれでいいのか…。答えはNOである

 建築家(設計者)たるもの、建て主の立場に立ち、構造や設備を含めた総合的な提案をしなければいけない。建て主の要望をそのまま図面に反映させるだけでは、ただの図面書き、CADオペレータと何ら変わりはない。そこからは何の発想も思い浮かばない。当然である。言われたことしかしない、できないのだから…

 建築の専門家であるのだから、建て主は専門的なアドバイスだったり、アイディアを我々に期待してるはずである。その期待や要望にこたえるためには、言われたこと以上、ワンランク上の提案が求められているのだ。前回も書いたが、そのワンランク上の提案をするためには、感性が重要。建築だけにとどまらない感性…、磨かれた感性が…。

 人脈、向上心、磨かれた感性から裏付けされた提案力。この3つが融合していい建築が実現できる。そういう想いを抱きながら建築を続けていきたい、いや続ける…

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「人脈、向上心、提案力」-2

2012-01-11 08:19:02 | 建築つれづれ…
 仕事をする上で心がけている座右の銘、「人脈、向上心、提案力」

 自分から何かを動かそうという気持ちを、常に持っていないと建築設計という職種は成り立ちません。新しい技術、製品が出たらその利点は何か、自分の表現したいことに使えるのか否か、コストバランスはどうかと検討が必要になります。

 常に新しい知識・情報にアンテナを張り、感性豊かに発想しなければならない。その為にも向上心とを持ち続け、建築はもちろん建築以外のことにも興味を持ち感性を磨くことが重要です

 「できない」という言葉は愚の骨頂、使いたくありません。可能性を見つけてそれを検討し、解決法を見つけ出す。「できない」という言葉は、全ての可能性を打ち消してしまう負の力を持っているから…。

 向上心を持ち続け、いい建築を実現していきたい、それが私の建築に対するスタンスです

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「人脈、向上心、提案力」-1

2012-01-10 14:33:03 | 建築つれづれ…
  私の座右の銘は…、というよりは仕事をするうえで心がけていること。それは「人脈・向上心・提案力」です。この言葉が今の自分にとって座右の銘みたいなものでしょうか

 建築設計は自分一人ではいいものは創れません。設計の分野だけでも意匠、構造、電気設備、機械設備と大きく分けると4つに分野分けされます。他の分野の担当者とどのような関係を築いていけるかで、良し悪しが決まる…。

 また、打合せするのは建て主さん、設計他分野の担当者だけではありません。施工会社や建材メーカーの方々…。数えればきりがありません。ひとつの建築を完成するためには、色んな人達と係わって打合せをしなければならないのです。

 いい建築を実現するためには、自分の考えに沿ったことをしてくれるその道のエキスパートが必要な訳です。もっとカッコイイ言葉で言えば自分の「ブレイン」が必要な訳…。私よりもはるかにサッシ屋さんの方がサッシのことなら知識がある。自分が設計者として表現したいことを伝え、どんなサッシの表現を考えてくれるのかはサッシ屋さんの方が間違いなくアイディアを持っている

 私の考えをより具現化してくれるのは、その道のエキスパートの「ブレイン」の方々。いいブレインがいればいるほどいい建築が実現できる。いいブレインと出会うためには…、いい人脈が必要な訳です

 今年も色んな意味でいい人脈を創りたいものです

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雅山流

2012-01-06 09:07:04 | 今日のひとり言・雑談
 年末にお客さんから頂いた「雅山流」というお酒を飲んだ。この雅山流、米沢のお酒でなかなか手に入らないお酒らしい。いつも自宅ではもっぱらビールの私であるが、今回はビールの後にこの日本酒を頂くことにした

 “山は動かぬもの 川は流れるもの” すべての物事に対して固執した考えに捉われずにという思いのもとで命名された 雅山流(がさんりゅう)。蔵元10代目の後継者で自ら杜氏を務める雅信氏の “本物の地酒 人の求める酒” を目標に自社田で原材料から一貫して生産してみようという発想から生まれたのがこの九郎左衛門 雅山流シリーズです。

 蔵元:新藤酒造店のホームページにはこう書かれていた。ホームページには、このお酒のコンセプトは…とも書かれている。我々建築家はコンセプトという言葉をよく使うが、蔵元がコンセプトという言葉を使うのは珍しい

 そんな、妙な親近感と興味本位で飲んだ。「うまい」。一口飲んで唸ってしまった。自宅ではほとんど日本酒を口にしない私も、次から次へと酌が進む。甘すぎず、喉越しもいい、スッキリした味わい。このお酒に惚れてしまった…

 こだわりを持ってお酒を創る。こだわりを持って建築を創る。創るものは違っても、いいものを創る魂は一緒。しつこいと言われるぐらい、こだわりを持って創っていきたいと改めて思った。昨日は良い物を御相伴にあずかりました…

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明けましておめでとうございます。

2012-01-05 16:04:03 | 今日のひとり言・雑談
 明けましておめでとうございます。お世話になったクライアントの皆様、大変ありがとうございました。また、昨年は様々なイベントに出席、参加させていただきありがとうございました

 事務所を開設して4度目の正月。昨年は大変なことが起こった年でしたが、自分自身も大変革新のあった年でした。今年は辰年。今年も登り竜のように、さらに上のステップに登っていく年にしたいと思います。辰年、達年、立年…。色んな意味でまだまだ未熟な私ですが、よろしくお願いします。

 新しい年が始まったということは、また一つ歳を取るということ。しかし、気持ちは歳を取りません。「歳を取るということは、細胞が老け込むことであって、魂が老け込むことではない」。この言葉は、あの矢沢永吉さんが言っていた言葉です。この言葉を信じて邁進したいと思います

 本年も変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いします

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