徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

水平にのびるイエ現場日記 130912

2013-09-13 08:36:03 | 今日の現場
 元々立派な庭があった水平にのびるイエの計画地。この庭をできるだけ壊さずに計画を進めた。その庭が公衆の面前に現れた。

 と言うのも、ブロック塀で庭は囲まれていたのだが、このブロック塀が倒壊危険塀として酒田市から認定され解体の運びとなった。そして先日に無事解体。庭の姿が現れたという訳だ。倒壊危険塀に認定された為、酒田市から一部補助金が貰える運びとなった。

    

 この日は、電気工事の配線ルートの納まりや、それに伴う建築工事との取り合いで現場に足を運んだ。電気業者からの質疑に納まりを指示し、請負業者の現場担当者、大工さんにも対応策を説明。

 そして、クライアントからの要望確認事項もチェック。対応策を現場担当者、大工さんに指示するともうお昼近かった。現場の作業はなかなか待ってはくれない。もちろん職人さんたちも手直しはしたくない。だから、間違いのないように私に確認を求める。クライアント、工事業者に顔の見える建築家でありたいと再認識させられた日だった。

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らせんに広がるイエ現場日記 130906

2013-09-10 08:38:03 | 今日の現場
 基礎工事に取り掛かっているらせんに広がるイエ。工事が始まって1ヶ月が過ぎ、基礎型枠の設置が終了した。これから、基礎の配筋、コンクリート打設と進むこととなる。

 基礎下には断熱材が敷かれている。今回採用した暖房システムは床下蓄熱暖房。床下に蓄熱体を設置し、床下の空気を暖めその輻射熱で家中を暖めるシステム。夜間電力で蓄熱体を暖め、その熱を放熱する。その暖房効率を高めるための基礎下断熱である。もちろん、基礎立ち上りの内部にも断熱材を設置する予定だ。

 先日遅ればせながら、クライアントと工事担当者と始めて打合せを行った。マスター工程表によれば、今月末には上棟を迎える。2ヶ月で上棟。他の工事よりも進捗状況が早い気もするが、遅いよりは早い方がいい。基礎工事の職人の状況で早めの工程となっている。これも消費税増税と職人不足の影響の余波…。

 年明けの完成予定だが、雪が降る前におおよその工事は終わらせたいのが工事関係者のホンネ。だからと言って、急いで雑になるのも困る。慌てず、慎重に計画通りに進めてほしい。
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失敗の根拠、ノムラ哲学

2013-09-06 08:42:03 | 愛しき野球おバカ達
 失敗にも理由がある。その理由が自分自身理解できていれば次につながる。これが名将野村監督の考えだ。

 ストライクを見逃しての三振は、普通なら御法度。ところが野村は違った。野村を師と仰ぐ山﨑武司(中日)は楽天時代、こう話していたそうだ。「たとえば1回もバットを振らずに3球三振に倒れたとする。でも“全部真っすぐを待っていたんだけど、3球ともカーブが来た”ときちんと話せば、野村さんは怒らなかった。要するに失敗の根拠さえ、はっきりしていればいいんです。それは次につながりますから…」。

 息子・克則氏がコーチになった時、指導に困らないようにと書き留めておいたのが、かの有名な「野村ノート」だという。この本がベストセラーになったことで、この後、野村本は数々出版されたが、これが最高傑作だという意見も多い。

 リーダー論も秀逸だ。「中心なき組織は機能しない」。野村の有名な言葉である。ヤクルト時代、日ハムの栗山監督は野村に重用されず、不遇をかこった時期もある。それでも栗山監督の選手起用には、野村の思考が色濃く反映されている。その典型が4番の中田翔。不振の時期も栗山監督は我慢して中田を4番=組織の中心で使い続けた。

 財を残すは下なり、名を残すは中なり、人を残すは上なり。これは野村の口ぐせだが、確かに彼は数多くの優秀な人材を育て上げたものだ。

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もう、すぐそこ。あと2ヶ月。

2013-09-05 08:40:03 | PTA・地域活動
 いよいよ準備作業が佳境に入って来た、高校の同窓会。今年は我々の学年が当番幹事である。昨年の12月に、準備委員会なるものを開催して出足は良かった。

 それから数回、同期で集まっては参加人員の集約、アトラクションの選定、職業ガイダンスの人選…を打合せしてきた。だが、決まったようで実はほとんど決まっていないという現実。

 もう2カ月後には、本番を迎える。そして今月末には、各期の代表幹事に同窓会の案内を発送しなければならない。そんな時期…。嫌がおうにも、尻を叩かれてる状態。誰に叩かれてる訳でもないが…。

 みんな仕事を持ってる中での作業。これからの2ヶ月、一歩一歩地道にやるしかないなと再認識。他のメンバーも、尻に火が付いて、劇的に作業が進むことを期待しよう。

 いつやるの?今でしょって、もう古い。でも、やるのは今でしょ!11月23日に向けて、実行委員長…頑張ります。
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あの夏目さんが名付け親?

2013-09-02 08:40:04 | 今日のひとり言・雑談
 この仕事をして20数年。仕事をし始めたころはもちろんCADという代物はなく、ましてやパソコンなんてものも会社に数台しかなかった。A1の清書用のトレペを前にしたとき、間違えられないと少々緊張したものである。入社5年目にして、現場の常駐監理から本社に戻ると状況は一変していた。社内のOA化が進んでいて、パソコンは一人一台になって行った…。

 それからというもの、パソコンを使っての作業ばかり。今でもそれは変わらない。それからというもの肩凝りとの戦いとなった。手先だけを動かす動作、そうパソコンを操作する動作や台所で野菜を切ったりする動作が肩凝りに一番つながると聞いたことがある。

 「肩が凝る」という言葉は、夏目漱石による造語らしい。それ以前は、いわゆる肩凝りについては特別にその症状を指す用語は存在しなかった。肩凝りという言葉が生まれた事によって、多くの日本人が肩の筋肉が固くなる症状について自覚するようになったと言われる。

 同じ姿勢をとり続けるなどして頭や腕を支える僧帽筋やその周辺の筋肉(肩甲挙筋・上後鋸筋・菱形筋群・板状筋・脊柱起立筋)の持続的緊張によって筋肉が硬くなり、局所に循環障害が起こる。それによって酸素や栄養分が末端まで届かず、疲労物質が蓄積し、これが刺激となって肩凝りを起こすと考えられている。

 この肩凝りの原因としてよく挙げられるのが、1.姿勢の悪さ 2.同じ姿勢の連続 3.目の疲れ、眼精疲労 4.運動不足 5.ストレス。全部今の自分、この職業に当てはまるではないですか。

 あの夏目漱石先生が名付けられた肩凝り。もはや職業病です…。
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