十方世界共生山一法寺

自己の世界を建設しよう
 日本のことも世界のことも自分自身のこともみな自己の内のこと。

願はくは花の下にて春死なん 

2009年04月07日 | 佛教

 「願はくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月のころ」 西行法師


 西行は、以下の歌を生前に詠み、その歌のとおり、陰暦2月16日、釈尊涅槃の日の翌日に入寂したといわれている。


 桜の季節になると思い出すのが親父の葬式である。もう9年も前になるが4月7日に菩提寺で葬式を出したが、丁度桜が満開で参列した人が口を揃えて「桜が綺麗でとてもいいお葬式でした」と 言ってくれたものである。


 昔の葬式は夏の暑い時か、冬の寒い時と相場が決まっていたのだが、冷暖房が行き渡って葬式も季節感がなくなったようである。


 さて、小生はかつて国家公務員であったが、その退職者の会に加入していて毎月会報が送られてくるが一番関心をもって見るのが敬弔欄である。必ず知った人の名前が何人も出てくる。あの人も死んだ、この人も死んだと顔を思い出しながら念仏を唱えておく。ナンマンダブ、ナンマンダブ。


 4月号はいつもより人数が多くて90名の名前が記載されていた。ちなみに自分より同い年以下の人数を数えてみると9名いた。つまり1/10の死亡率の範疇に入ってきた、いや、身体はもともと蒲柳の質だからリスクはもっと高い。


 仏教を学んできて死ぬ覚悟はつけてあるが、願わくば母親を先に見送ってから死にたいものである。

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桜見物

2009年04月06日 | 道楽

  桜が好きなんだねえ。今日もまた桜ノ宮公園、大阪城へ花見サイクリングしてきた。


 敷島の大和心を人とはば朝日ににほふ山ざくら花  本居宣長


 山桜こそ国花にふさわしいが、ほとんどがソメイヨシノ。
 
 ソメイヨシノは江戸時代中期~末期にエドヒガン系のコマツオトメとオオシマザクラの交配で生まれた園芸品種であり、葉より先に花が咲き開花が華やかであることが好まれたことで、明治以来、更には戦後復興期に全国に爆発的な勢いで植樹された。


 さて、この桜の寿命が60年という説があり、この説どおりだとすると日本中の見慣れた桜の多くはそろそろ寿命が尽きるということになる。どうなりますことやら。 

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桜ノ宮公園へ花見

2009年04月03日 | 道楽

 今日は天候もよかったし、桜ノ宮公園まで転輪号を駆って花見に行って来た。中には散り初めの木もあったが、大方は満開の一歩手前というところで明日、明後日の休日が絶好の花見日和と言いたいところだが明日の天気予報は下り坂で雨模様。

 桜ノ宮へはもう10年来毎年自転車で花見に行く。去年まではママチャリだったが今年はロードバイクで軽快に往復21Kmを走行。




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