石狩月形駅発行 30円区間ゆき・普通入場券一葉券

1976(昭和51)年1月に札沼線石狩月形駅で発行された、30円区間ゆき片道乗車券と普通入場券が1枚に合わさった一葉券になります。


   


青色こくてつ地紋のB型大人・小児用券で、札幌印刷場で調製されたものです。

この様式は比較的需要の少ない駅員配置駅に設備されていたもので、30円区間ゆきの片道乗車券と普通入場券を1枚に纏めてしまったもので、道内のいくつかの駅で見られました。一時は札幌駅にも設備されていた時期もあり、そうなると「比較的需要の少ない駅員配置駅」という表現はそぐわないかも知れません。


   


裏面です。
乗車券として使用する場合は発売当日限り有効・下車前途無効であり、入場券として使用する場合は発売当日1回限り有効・旅客車内に立ち入ることはできない旨が記載されています。


1枚の口座で乗車券と入場券をまとめてしまうことは大変便利なように見えますが、国鉄の売上計算に於いて、乗車券は「運賃収入」ですが、入場券は「雑収入」としていたはずですので、この券の売上計算はどのようにしていたのか、気になるところです。

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