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小田急電鉄 吉祥寺駅発行 久我山・高井戸駅間ゆき片道乗車券

このところ多忙でありましたため、前回エントリーから更新の間隔がだいぶ開いてしまいました

前回エントリーで、京王電鉄井の頭線の前身である帝都電鉄時代の吉祥寺駅で発行された乗車券を御紹介いたしましたので、今回は一つ時代があとの乗車券を御紹介いたしましょう。


   

1942(昭和17)年10月に、小田急電鉄帝都線(現・京王電鉄井の頭線)の吉祥寺駅で発行された、久我山・高井戸駅間ゆきの片道乗車券です。
桃色PJRてつだう地紋のB型矢印式大人・小児用券で、当時の小田急電鉄でよく見られた様式です。
当時の同社普通乗車券は「通用発売日共2日」となっており、途中下車も出来たようです。


   

裏面です。券番の他、会社名である「小田急」と発行駅名、「共通区間内下車前途無効」の文言があります。
共通区間内下車前途無効とありますので、途中の井ノ頭公園(現・井の頭公園)駅・三鷹台駅での途中下車は可能ですが、「共通区間」である久我山駅および富士見ヶ丘駅については途中下車をすると前途無効になるということになります。

帝都電鉄は1940(昭和15)年5月に小田急電鉄に合併し、同線は小田急電鉄の路線になっていますが、その2年後の1942(昭和17)年5月には陸上交通事業調整法によって京浜電気鉄道(現・京急電鉄)と共に東京横浜電鉄(現・東急電鉄)に吸収合併され、「大東急」と呼ばれた東京急行電鉄株式会社の路線になり、路線名が帝都線から井の頭線に改称されています。

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