日立運輸東京モノレール 乗務区発行車内補充券

発行年月の記載がありませんが、1973(昭和48)年4月に、日立運輸東京モノレール(現・東京モノレール)の乗務区乗務員が発行した車内補充券です。


   

若草色TMKとうきょうモノレール自社地紋の駅名式券で、概算鋏でせん孔して発券する様式です。
当時は羽田整備場(現・整備場)駅が朝夕以外は無人駅であったことから、同駅から乗車した旅客へ発売するため、車掌が車内補充券を所持していました。
御紹介の券は羽田整備場駅から羽田駅(廃止駅)までの区間を乗車した際に購入したもので、羽田駅でそのままの状態で貰ってきたものです。

券面は、日付欄や記事欄、領収欄などに大きく場所が割かれており、乗車区間については下の2行だけといった独特な様式で、駅名の表記についても羽田整備場駅が「整備場」、流通センター駅が「流セ」、大井競馬場前駅が「大井」、モノレール浜松町駅が「◯モ浜」と思いっきり省略されています。


   

裏面です。簡素な「(ご注意)」表記があり、その下に精算欄があります。


同社では車掌がいつ頃まで車内補充券を所持していたかは不明ですが、現在ではワンマン運転が実施されており、車内補充券は日立グループからJR東日本グループに移管される以前に設備廃止になっているものと思われます。

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コメント
 
 
 
Unknown (わからんが)
2024-06-22 11:16:00
いつも楽しく拝見しております。
小生もアルバムを引張り出して東京モノレールの車内券を見てみました。小生の所有は1980(S55)年9月30日のものでしたが、券面は金額xx円という欄も含め同じでした。(陰影ボカシはありますが、担当車掌は同じ方のようです。)
現在のように駅数も多くなってませんから、数年経過しても同じ券面で充分だったんでしょうね。
それにしても、事由欄「方変」ってどんな時に使ったのから??と、今更どうでも良いことではありますが不思議な思いです。


余談ですが、小生の購入契機は鉄研同期から「車内券がモノレールにもある」という悪魔の囁きです。
競馬場前から乗って車掌室に突撃し「時間なく切符買わずに乗ったので「整備場まで1枚ください」と購入し無人駅の整備場で下車して入手したような記憶が蘇りました。ネット検索するとこの日は平日でしたので、授業サボっていたかもしれません。。。(笑)
昔の切符を眺め思い出に浸るのも面白いです。
 
 
 
> わからんが様 (isaburou_shinpei)
2024-07-05 15:35:09
コメントありがとうございます。
当時は今みたいにネットで検索したり、情報を得たりするこおとはありませんでしたから、「あるよ」という口づての情報が頼りでした。
これはたまたま見つけたもので、当時、所用で整備場に行ったときに知りました。
 
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