東武鉄道 新髙徳駅発行 普通入場券(小児用)

前回エントリーで、
> 同社の普通入場券は大人専用券と小児専用券の2種が設定されていて、
> 硬券の普通入場券を取り扱っている駅であれば、必ず双方が設備されていました。
と申し上げました通り、同駅にも大人専用の普通入場券の他、小児専用の普通入場券も設備されていました。


   

大人券と同じ、1986(昭和61)年8月に、東武鉄道鬼怒川線の新髙徳駅で発行された、小児専用の普通入場券です。
白色無地紋のB型小児専用券で、こちらも足利印刷で調製されています。

同社では、昭和50年代末期まで、普通入場券は白色無地紋券で発行されていましたが、この頃より黄褐色の地紋が印刷された様式に変更されています。理由は定かではありませんが、券売機の普及によって硬券の需要が減ってきた時期でもありましたので、券紙を統一する目的があったのかも知れません。

ただし、一斉に地紋のある券に切替えられたのではなく、在庫分は売り切ってから地紋のある券に切替えられていきましたので、同駅のように、需要が少ない小児専用券の無地紋券が残ってしまい、大人専用券が地紋のある券で、小児専用券が無地紋という駅が散見されました。

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