京成電鉄 博物館動物園駅

京成電鉄の京成上野駅と日暮里駅間に、かつて博物館動物園駅という駅がありました。

4両編成の電車しか対応できない短いホームの地下駅のためにすべての列車が停車できず、また、京成上野駅からわずか0.9㎞という位置にあることから、利用客は決して多くなかったため、1997(平成9)年4月1日に休止され、その後再開されることなく2007(平成16)年4月1日に廃止されてしまいました。

駅の痕跡は今でも電車から見ることができ、地下駅という条件が功を奏したのか、休止されたままの状態で残されています。

   

博物館動物園駅発行の最短区間である100円区間の乗車券です。
B型券より若干小振りの半硬券で、千切り券スタイルとなっていました。

同駅は平成になってからはチケットプリンターに変わったものの、最後まで自動券売機が設置されること無く、ホーム入口に設けられた出札事務所(と言っても倉庫番の小屋のようなものでしたが…)で手売りのスタイルが続けられました。

   

次は、同駅発行の110円券です。
こちらはB型硬券となっています。

京成電鉄の近距離用金額式乗車券はなぜか最短区間券のみが千切り半硬券となっており、同駅の券もそれに準じています。

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小湊鐵道 往復割引用車内補充券

前回に引き続き、小湊鐵道の車内補充券ネタです。

    

小湊鐵道には往復割引制度があり、往復割引専用の車内補充券があります。

緑色地紋で、レイアウトは片道券と同様ですが、「往復割引乗車券」「ゆき・かえり」の文言が追加され、有効期間も2日間となっている点が異なります。

この券はなかなかのアイデア物で、発券前の冊子は報告片の下に往路用・復路用の順に編綴されており、いっぺんにパンチを入れることができるようになっています。そのため、往路用と復路用の発駅と着駅が逆になっているのが特徴です。

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