いわくにバス 岩国駅前切符売場の券売機 ~その1

2017(平成29)年9月、岩国駅を中心として運行されているいわくにバス岩国駅前切符売場にあります自動販売機の話題です。


   


よく、ブリックパックの牛乳や菓子パンなどが売られている食料品の自動販売機のようです。
近づいて見てみますと、意外なものが販売されていました。
なんと・・・


   


昔、紙のトランプが入っていたような箱に入れられたものが販売されています。なんと、中身はバスの乗車券です!!


   


たとえば、岩国錦帯橋空港ゆきの片道乗車券(200円)がこのような感じで入れられているわけで・・・


   


お金を入れて、希望の番号を押すと、乗車券が出て来ます。


   


出てきた乗車券です。
箱の中に、購入した券が入っているのです。


   


券を取り出した後の箱は、乗場横にある回収箱(リサイクルボックス)に入れて返却するようになっているようです。

あまりのシュールな「斬新さ」に驚かされる光景でした。


では次回、中に入っていた券を御紹介致しましょう。

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JR東海 西富士宮駅発行 甲府ゆき片道乗車券

1987(昭和62)年4月にJR東海身延線の西富士宮駅で発行された、甲府ゆきの片道乗車券です。


   


まだ国鉄が民営化されてから10日しか経っていない時期のもののため、青色こくてつ過渡期暫定地紋の券紙を使用したD型準常備大人・小児用券で、名古屋印刷場で調製されたものです。
着駅はすべて営業キロ100km以下に収まっているもので、有効日はすべて発売当日限りであり、下車前途無効となります。


JR各社では国鉄末期より、営業キロ100km以下の区間用の乗車券はJR各社間を跨ぐ他社関連の乗車券を除いて金額式券を基本としており、御紹介のような区間について敢えて準常備式としている例はかなり特殊なもののような気がします。金額式券を揃えておけば東海道線の区間にも使用することができるために便利なように思われますが、往復乗車券としても発売できるようにしたのではないかと考えます。


   


裏面です。すべての区間が営業キロ100km以下であるため、下車前途無効の文言が印刷されています。

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石狩月形駅発行 30円区間ゆき・普通入場券一葉券

1976(昭和51)年1月に札沼線石狩月形駅で発行された、30円区間ゆき片道乗車券と普通入場券が1枚に合わさった一葉券になります。


   


青色こくてつ地紋のB型大人・小児用券で、札幌印刷場で調製されたものです。

この様式は比較的需要の少ない駅員配置駅に設備されていたもので、30円区間ゆきの片道乗車券と普通入場券を1枚に纏めてしまったもので、道内のいくつかの駅で見られました。一時は札幌駅にも設備されていた時期もあり、そうなると「比較的需要の少ない駅員配置駅」という表現はそぐわないかも知れません。


   


裏面です。
乗車券として使用する場合は発売当日限り有効・下車前途無効であり、入場券として使用する場合は発売当日1回限り有効・旅客車内に立ち入ることはできない旨が記載されています。


1枚の口座で乗車券と入場券をまとめてしまうことは大変便利なように見えますが、国鉄の売上計算に於いて、乗車券は「運賃収入」ですが、入場券は「雑収入」としていたはずですので、この券の売上計算はどのようにしていたのか、気になるところです。

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箱根ロープウェイ 大涌谷駅発行 海老名~参宮橋ゆき連絡乗車券

前回エントリーで箱根ロープウェイ桃源台駅で発行された、新宿(小田急新宿)ゆきの片道連絡乗車券を御紹介いたしましたが、廃札券ではありますが、大涌谷駅で発行された、海老名~参宮橋ゆきの片道連絡乗車券がございましたので、御紹介致しましょう。


   


1995(平成7)年7月の日付が入っております廃札券で、青色JPRてつどう地紋のA型準常備式大人・小児用券で、こちらもやはりシンコー印刷で調製されたものと思われます。

経由欄は前回御紹介のものと同じですが、縦型というスペースの関係上と思われますが、「箱根登山・小田急経由」ではなく「登山・小田急経由」と記載されています。また、発行事業者名も「箱根ロープウェイ」ではなく「箱根ロープ」と略されてしまっています。
乗車経路は、大涌谷~(箱根ロープウェイ)~早雲山~(箱根登山鉄道鋼索線)~強羅~(箱根登山鉄道鉄道線)~小田原~(小田急電鉄小田原線)~海老名・参宮橋というもので、3線連絡の乗車券で、こちらも有効期間は発売日共2日間となっています。

着駅は海老名・新百合ヶ丘・成城学園前・豪徳寺・参宮橋となっておりますが、これは町田や新宿などの大規模な駅を着駅とするものは前回御紹介いたしましたような常備券となっておりましたが、口座が無くては不便なものの、比較的需要の少ない駅までを着駅とするものについては、このような準常備券(準片)として口座をまとめたものと思われます。


   


裏面です。発行事業者名は表面にありますので記載がありませんが、途中下車が可能である旨は記載されています。

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