趣味で蒐集した「きっぷ」を見て考えたこと、とか…
JR直営の印刷場名は国鉄時代の印刷場名を使用します。
古紙蒐集雑記帖
京急電鉄 北品川駅から品川駅まで 往復乗車券
2024(令和6)年5月に、京急電鉄本線の北品川駅で発行された、品川駅までの往復乗車券です。
桃色PJRてつどう地紋のA型券売機券になります。首都圏の私鉄各線では往復乗車券の発売を終了している傾向にある中、同社では現在でも往復乗車券を発売しています。
同社の往復乗車券には「ゆき」券と「かえり」券の区別は無く、御紹介の普通回数券のような券が2枚発券されるようになっています。そのため、発券された2枚の券のどちらを先に使用しても問題はありません。
また、各々の券片に運賃が表記されており、発売額の300円という数字は、各券片の発売額を合算しなければ見えてきません。
さらに、券番も2枚同じ券番で発券されるため、同じ券番の同じ券が2枚という珍現象が起きます。
購入時に領収書も印字してみました。但し書きは「往復券」となっており、片道乗車券の時の「乗車券」とは区別されています。
京急電鉄 北品川駅発行 品川駅接続JR東日本線片道連絡乗車券
何となく更新する時間がなかったため、3回ほど更新をサボりました🙇
2024(令和6)年5月に、京急電鉄本線の北品川駅で発行された、品川駅接続、JR東日本線150円区間ゆきの片道連絡乗車券です。
桃色PJRてつどう地紋のA型金額式券売機券で、乗り継ぎ割引が適用された様式です。
同社の北品川駅から品川駅までの運賃は150円ですので、自社線の150円とJR東日本線の150円の合計である300円から、双方から5円ずつ割引した10円が割引額になりますので、発売額が290円になります。
券面には発駅名のローマ字表記である「Kita shinagawa」と、JR線の「JR Line」が無理矢理入れられた感じで、窮屈な感じがします。これに、ICカードで購入したため、余計に窮屈感が否めません。
購入した際に領収書も印字しました。但し書きは「乗車券」となり、どの区間の乗車券を購入したかまでは明記されていません。
券売機の横に掲示されていたものです。
同社では、2023(令和5)年3月を以て、一部の区間を除く連絡乗車券の発売を終了し、現在では発売されておりません。IC乗車券を利用するか、乗り継ぎ駅で再度購入するというのが基本のスタンスになります。
ここで「一部の区間」ということになりますが、たとえ乗り継ぎ駅で再度購入できる区間であっても、御紹介のような乗り継ぎ割引が適用されるものについては現在でも発売が継続されています。また、同社では都営地下鉄や京成電鉄線、北総鉄道線のように、直通運転が実施されており、乗り継ぎ駅で乗車券の購入が難しい区間については、従来通り発売が継続されています。
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