東武鉄道 新髙徳駅発行 普通入場券

1986(昭和61)年8月に、東武鉄道鬼怒川線の新髙徳駅で発行された普通入場券です。


   

黄褐色TRCとぶてつ自社地紋のB型大人専用券で、東武鉄道系列の足利印刷で調製されたものです。

同社の普通入場券は大人専用券と小児専用券の2種が設定されていて、硬券の普通入場券を取り扱っている駅であれば、必ず双方が設備されていました。


   

裏面です。券番の他、社名および発行駅名が印刷されています。

同駅は、現在では特急が停車する駅になっていますが、この券が発行された当時は各駅停車しか停車しない小さな駅で、券売機は無く、乗車券はすべて窓口で発売しており、常備券は硬券で発売されている駅でした。

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三田駅発行 宝塚駅接続 阪急石橋駅ゆき 片道連絡乗車券

1971(昭和46)年2月に、福知山線の三田駅で発行された、宝塚駅接続、阪急石橋(現・石橋阪大前)駅ゆきの片道連絡乗車券です。


   

桃色こくてつ地紋のB型一般式大人・小児用券で、大阪印刷場で調製されたものです。
着駅の阪急石橋駅は、2019(令和元)年に大阪大学豊中キャンパスが近いことと、石橋駅周辺のさらなる活性化と大阪府北部の北摂地域 の価値向上を図るため、現駅名に改称されているようです。

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西武鉄道 高田馬場から150円区間ゆき 片道乗車券

1986(昭和61)年3月に、西武鉄道新宿線の高田馬場駅で発行された、同駅から150円区間ゆきの片道乗車券です。


   

若草色せいぶてつどう自社地紋のB型金額式大人専用券になっています。

当時の高田馬場駅では、本屋側での硬券乗車券の発売は行われておりませんでしたが、国鉄山手線との乗換連絡通路にありました精算所では、券売機券は初乗り区間(当時は90円)のみが発売されており、その他の券については硬券で発売されていました。
精算所は乗換連絡の中程にあり、国鉄線から西武線への精算窓口は西武線と国鉄線の境界線ぐらいのところに、西武線から国鉄線への精算窓口は西武新宿方面ゆきホームから階段を昇ったところにあり、改札のラッチは本川越方面ゆきホームから階段を昇ったあたりにありました。

精算口では原券を回収して新たな乗車券を発売していましたが、改札口では国鉄と西武鉄道の乗車券が双方からやってくるのでどちらも確認しなければなりませんし、回数券で乗り継ぐ旅客については着札を回収のうえで新たな券に入鋏を入れる必要がありました。しかも、殆どの旅客の乗車券は硬券でしたから、ここの改札口の業務は過酷な現場であったようです。

   

当時の高田馬場駅の乗換連絡通路です。古レールの骨組みの通路があり、その途中に精算窓口であった事務所の小屋があります。

現在でも乗換連絡通路はありますが、窓口は連絡通路に入る前のホームの上に建設された橋上駅舎にあり、窓口端末での乗車券の取扱しかありません。ただし、JR(国鉄)側の通路は当時と変わっていませんので、通路幅は現在も同じです。
この通路は電車が到着すると殺人的に混み合う通路ですが、その真ん中に改札口や精算口があった当時の造りのままであったら、今ではどのようになってしまうのかと考えてしまうような場所です。

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辰野駅発行 宮木・伊那新町駅ゆき 片道乗車券

1975(昭和50)年12月に、中央本線辰野駅で発行された、飯田線の宮木駅・伊那新町駅ゆきの片道乗車券です。


   

桃色こくてつ地紋のB型矢印式大人。小児用券で、新潟印刷場で調製されたものです。

着駅の宮木駅と伊那新町駅は、辰野駅から西町駅を越えて宮木駅、伊那新町駅と続きます。しかしながら御紹介の券はあたかも宮木駅と伊那新町駅は辰野駅から逆方向の駅になっているように記載されており、不自然さを感じます。
本来であれば一般式券で作成された方が良かったのでは無いかとおもわれ、印刷場の様式選択ミスのような気がします。


   

裏面です。券番の他、「辰野から表面矢印の1駅ゆき」となっており、裏だけ見たところでは、特段不自然さは感じられません。

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西武鉄道 武蔵境駅発行 新小金井駅ゆき片道乗車券

JR東日本との改札分離後の2006(平成18)年に、西武鉄道多摩川線の武蔵境駅で発行された、新小金井駅ゆきの片道乗車券です。


   

若草色せいぶてつどう自社地紋の特別補充券で発行されています。
同社では現在は特別補充券の発行はかなり厳格になっているようですが、当時はまださほど厳しくは無く、窓口が混んでいなければ改札が分離した記念ムードで発券して頂くことが可能でした。

御紹介の様式は自社地紋券としては末期の様式で、事由欄に片道券・往復券・特急券の文字が予め印刷され、また、指定欄に特急列車名が印刷されているなど、独自の様式になっています。


   

裏面です。同社の特別補充券はJRの東京近郊区間に限定された内容のご案内文になっています。

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