
昨日の夜中、レンタルしていたDVD「ジョゼと虎と魚たち」を見た。
他のDVD借りたついでに一緒に借りてたもんで、あんまり期待せずに見たのですが、むちゃくちゃよかった~。
田辺聖子の短編小説の映画化。普通の大学生と、足が悪いというハンディキャップをもつ女の子(ジョゼ)との恋愛模様を描いた映画。
見終わったあと、何だか切なく、悲しく、だけど暖かい、そんないろいろな感情がぐちゃぐちゃになってこみ上げてきました。ストーリーも淡々と進んでいくし、池脇千鶴演じるジョゼのこてこての大阪弁が場の雰囲気を和ませているせいか、見ていた間は涙は流れなかったけど、一晩寝た今日になって、ふっと思い出してなんか泣きそうになりました。そういや、見ている間泣けちゃう映画はけっこうあるけど、見終わったあともじんわりした感動が残る映画ってあんまりないなぁ。
妻夫木聡扮する主人公の大学生がガードレールんとこで泣いちゃうシーン。あれよかったなぁ。彼女に対する寂しさだけでなく、そんな行動を取った自分に対する情けなさで思わず泣いちゃったんだろうなぁ。そんな主人公の弱さが自分の弱さと重なってしまったからあのシーンでじーんときたんやろう。
他にもすごく印象に残るシーンや台詞がいっぱいある映画でした。
もしかしてこの映画、今まで見た邦画の中で、ナンバー1かも。