スマイリーな毎日

笑う門には福来たる

「砂と霧の家」

2005-09-07 | 映画
house_of_sand_and_fog

美しい海と夕日が見える一軒の「家」。亡き父の形見であるその家に住むキャシーは、政府の手違いから家を失ってしまう。
代わりに家を手に入れたのは、政変で祖国を追われたベラーニ元大佐一家。愛する妻と息子と共にもう一度幸せを掴むため、アメリカ生活の最後の希望を家に託すベラーニ。
一方、孤独な生活を送るキャシーも、家族の思い出が詰まった家を取り戻そうとするのだが、、、。

まったく予備知識なしで見たため、終盤の話の展開に驚き。
つまらない映画ではないのだが、あまりのやり切れないストーリー展開と、どちらも特別悪い人じゃないせいもあり、かなりブルーになってしまいます。

秀逸なのは、ベン・キングズレーの演技。
祖国を追われたため、住み慣れない地で、家族のために朝から晩まで働きずくめの彼にかなり同情。

もとはといえば、自堕落な生活送っていたキャシーが、政府からのハガキを開けなかったのが原因。思いっきりマイナス思考でだらしない彼女には全く共感できず。

というわけで、かな~り後味の悪い映画でした。

コメント
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