こんばんはKEDちちです。
今日は長岡京ガラシャカップ。なかなか可愛いトロフィーを頂きました。
関西大会に向けてということでスタートしたのが先週の高槻大会。今日までのところは順調。今日もカップ戦なんだけど「この時期は結果じゃないんだよ」という話をいくらしても、選手らにはなかなか伝わらないものです。本来はね。
でも、今のチームはそのあたりを非常にシビアにとらえている。もちろん小さな失敗はあるものの、トータル的には「自分とチームのチャレンジ」を表現している。相手がどこであるかにかかわらず。
私は、こういう姿勢こそが「リスペクト」なんだと思う。おごらず。勝ったから強いだの、負けたから弱いだのに目を奪われない。
このまま関西大会が永久に来なければいいのにな。とさえ思う。選手にはおこられそうだけどね。
チーム内に一定の競争があるのも、今年の特徴と言えば特徴。今日の布陣から、だいたいこんな感じになるとは思いますけどね。
今日のゲーム、一番厳しい相手は初戦の日吉台でした。今年もまた良い選手が数名いる。16の判断が効いたかな。シュートも見事でした。次戦の大阪市レディースも例年通りに力強い戦い方をするチーム。9が見事な得点をあげましたが、これは絶妙なコンビと合わさったうえでの9の個人技。こうなってくるとイイですね。
決勝はピーチ。この試合は1-0でしたが、選手達が一番がんばったゲームだと思います。特に前半はいろんなチャレンジを見る事ができました。まず、よく走ってますよ。うまいとかどうとかの前にね。ここを見て欲しいものです。
ゴールは後半。9が裏抜けして、で、それは確実にゴールを目的としたコースを取っていて、そこへ素晴らしいパス(誰だったか、10かな)が入りました。このシーン。前半には生まれなかったスペースを9がうまく利用したのですが、なぜ後半にそれが生まれたのか?
要因は3の存在にある。最近、自信を持ってきているみたいでエッチラオッチラとキープする。あれを見て相手が「あいついける」とチャージしてくる。時には奪われそうなシーンもあるが、ここを簡単に奪われないのが3の不思議なところ。致命的な取られ方は無い。
「でも、いやどうみてもチャンスあるぞ」とこのエッチラオッチラめがけて相手が攻勢に出てくるからこそ、背後にスぺ―スが生まれたという話。で、これは彼女をおとりにするとかそういう次元の話ではなくて、サッカーにはそういう側面があるよという話。プレーを見るにしても、大局を考えれば、この波乗りドリブルこそがゲームの流れを変化させたんだということです。主に観戦している保護者のみなさんへのアドバイスになるのかな。当然、私の心臓にはとても悪いんだけど、これもまた3のチャレンジなのです。
じゃあ私もそういう風にしろと?4や5が言うのであれば、そこは食いつかせてからの横パスが答えになる。
決勝のハーフタイム。0-0。まぁそれでもみんながんばっているし、優勝させてあげてもいいかなと少し考えました。12やTOMOKAが出たい出たいとうるさいので「5分だけ待て」と。3を投入したから、かかる時間はだいたいそれくらいだろうと。
17が最近本当に労力を惜しまない選手になってきているので、9をサイドに出すことができる。7と9との左右をどうするかで悩みましたが、悩んでいる間にみんなピッチに戻っていったので、まぁいいかと。結果オーライです。
ちなみに前半の最後だけ、左サイドに17を投入した理由は、残念ながらオフサイドになったあのプレーがねらいでした。あれができるのは17くらいのものだから。もちろん4もそこをねらうだろうと予想したうえでのチョイス。決まっていたら2人を5分待たすこともなかったんだけどね。
今、サイドアタッカーとしては7と11と13と21を主な候補にしていますが、やはり6年生はここにきて走力がハンパない。特に11と7はビュンビュンいってくれるし、確実にチャレンジできている。今日は11のクロスも素晴らしいのが2本ありと、ようやく結果を出した。13にしてもバテなくなっているし、選択肢もかなりひろがっている。で、4人とも左右両方いけるヒト達なので、チームとしていろんな組み合わせができる。そして4人とも逆サイドでのクロスに対して、きっちりゴール前でねらえるようにもなっている。軽々しく聞こえるかもしれないけど、今年のサイドは近年まれにみる豊作だと思っています。
ただし、今日もMVPがあったなら、先週と同じ理由で10になる。これがこのチームの最大のポイントだ。少しは負担を軽くしてあげたいのだけど、こればっかりは私がどうこうする事ではない。10以外の選手。やはりこれがキーワードなんだな。