本日も毎月恒例の月次祭(つきなみさい)執り行いました。
今月は東北地方太平洋沖地震復興祈願の祝詞(のりと)を奏上いたしました。
被災者の譲り合いの忘れない冷静で秩序の取れた対応が、世界各国から賞賛されているそうです。このような心遣いを忘れない為に、今回は「恭」というテーマで、他人への敬意と己の慎み深さについてお話しさせていただきました。
最近、自己中心的な主張をする人の増加が、社会的な問題になっています。なかには、給食費を払っているのだから、学校で子供に「いただきます」を言わせるのはおかしい等と主張する親もいる始末で、個人の利害にのみこだわる理不尽な要求や自己主張が、公共の場に広がっています。
父母、兄弟、夫婦が仲良く、友人との信頼を厚くすることが本当に実践できているか、物質的な富だけにとらわれず、成功の裏側には必ず敗者がいることを忘れてないか・・・等、自らを振り返り謙虚な気持ちを持つことによって、更にその人の徳を世に広めることが出来るのです。
今月の香川博子さんによる献花の花材はアイリス、ナデシコ、モモです。