本日は朝方、特に風が強く、非常に寒く感じました。そんな中毎月恒例の月次祭つつがなく執り行いました。
秋祭りが終わったかと思えばもう11月。そして今年もあと二ヶ月・・早いものですね。
最近では七五三のお問い合わせが非常に多くなっておりますが、
11月23日には全国の神社で新嘗祭(にいなめさい)という五穀豊穣に感謝するお祭が行われます。今では勤労感謝の日になっておりますが1947年までは新嘗祭(にいなめさい)として祝日になっておりました。
勤労に対してもそうですが、食に対しての感謝の気持ちも忘れてはいけません。
以前、博多総鎮守 櫛田神社に奉仕していた頃の話ですが、鉄板焼きの店の開店祓いをした際に、その店の社長さんが社員全員にこんな話をしていました。
私たちがメインに扱ってお客様に提供している牛肉はだいたい3歳になる牛のものです。これは植物等とは違い、年に数回収穫できるものではありません。そして3年間牧場の方が手塩にかけて育てた感情のある生き物を殺めて、その恵をいただいているわけです。そのことを自覚し感謝の気持ちをもってお客様に提供して下さい。
その後は経営の話をされていたので割愛しますが、この話を聞いて改めて食への感謝の気持ちを感じたことを覚えています。
当たり前のように食べているいつもの食事も、それがどのようにして自分たちのところへ来ているのか考えると感謝の気持ちを感じざる終えません。
この機会に食事前後に言う
「いただきます」
「ごちそうさま」
その意味を考えてみてはいかがでしょうか。