台風が近づいています。
19日頃には四国に上陸予定ですので、どうぞおきをつけください。
さて、今回で6回目となる神社を護る動物シリーズ
今回は【鯉と仙人】
正面向拝の右側の虹梁には波しぶきと共に、鯉に乗る仙人が彫られています。
これは「琴高仙人(きんこうせんにん)」と呼ばれる中国周の時代の仙人で、琴の名人だったことから、こう呼ばれています。

龍の子を捕まえて見せると弟子に約束して、
約束の日に鯉に乗って水中より現われて、人々を驚かせたという故事にもとづくものです。
鯉の滝登りという諺もあるように、立身出世の象徴、縁起のいいデザインです。
緒方光琳の「琴高仙人図」が有名ですが、日光東照宮の陽明門にも極彩色で全く同じような彫り物があります。
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