先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

先住民族女性の複合差別を討論 北大で国際会議

2017-12-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞12/04 05:00
 札幌市北区の北大で開催中の「先住民族政策に関する国際会議」は3日、先住民族の女性が受けている民族と女性の複合差別問題について集中的に討論した。
 アイヌ民族の古布絵作家宇梶静江さん(84)=東京在住=は冒頭のあいさつで、差別や偏見に苦しんできたことを語った上で、「アイヌの女にも力を与えてほしい」と強調した。
 アイヌ女性会議の多原良子代表は、アイヌ民族の生活相談員をする中で聞いてきた女性たちの苦悩を報告。夫から名前ではなく「おい、アイヌ」などと呼ばれ続けた人もいるといい、「困難な状況だが、解決していきたい」と力を込めた。
 ニュージーランドなどの先住民族の研究者たちは、売春や人身売買などに関する問題についてデータを用いて紹介。「先住民族女性の現状をもっと問題化し、まっとうな社会にしていきたい」などと訴えた。国際会議は最終日の4日、テーマ別に四つの会合が行われる。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/148922

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8言語多彩 札幌で危機的言語サミット 朗読や童謡聴き比べ

2017-12-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞12/04 05:00
 消えゆく言葉の継承を目指す「危機的な状況にある言語・方言サミット」が3日、道内では初めて札幌市内で開かれた。アイヌ民族の少女がヒロインの人気漫画「ゴールデンカムイ」が題材の講演などが行われ、文化の多様性を支える言葉の役割や価値を考えた。
 宮古方言、八重山方言など国内八つの言語・方言の使い手や研究者、市民ら約200人が参加した。漫画でアイヌ語を監修した千葉大文学部の中川裕教授は、方言を使い分けた点などを解説。「興味を持ってもらう好機。漫画でアイヌ語を覚える人がいる可能性を考えた」と理由を話した。
残り:154文字/全文:404文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/148921

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイヌ語で思いの丈を 千歳で弁論大会

2017-12-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞12/03 05:00
 【千歳】公益財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構(札幌)が主催する第21回アイヌ語弁論大会「イタカンロー」が2日、千歳市内で開かれた。子供の部や弁論の部など3部門に41人が出場し、アイヌ語を伝承する思いなどを語った。
 イタカンローはアイヌ語で「話そう」の意味で、道内各地のほか神奈川や静岡などからの出場者もいた。祖母が書き残したアイヌ語の歌を披露する小学生や、自身の家族や伝承活動について紹介する人も。発表が終わる度に、会場から温かい拍手が送られていた。
 3日に道内で初めて開かれる「危機的な状況にある言語・方言サミット」に参加する国内8言語・方言の関係者らも大会を見学した。
 各部門の最優秀賞受賞者は以下の通り。(敬称略)
 ▽子供の部 佐藤千愛(千葉県)▽大人の部口承文芸部門 萱野りえ(日高管内平取町)▽同弁論部門 川上さやか(胆振管内白老町)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/148764

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

先住民族の権利回復を 札幌で国際会議開幕 「アイヌ遺骨」事例も紹介

2017-12-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞 2017/12/03

 「先住民族政策に関する国際会議」が2日から札幌市内で始まり、世界13カ国の先住民族の代表者や研究者らが講演した。それぞれの国で行われた植民地支配や同化政策によって、今なお苦しい生活や厳しい境遇が続いていることが報告され、アイヌ民族も過去に研究目的で持ち去られた遺骨の問題を紹介した。世界が連帯して先住民族の誇りや権利の回復に取り組む必要性を訴える声が相次いだ。
 「先住民族の生活はむしばまれている。権利回復は不十分なままだ」
 スウェーデンの先住民族サーミでつくるサーミ議会のマリー・パーション議員は講演で、差別を受けたことでアルコール中毒となった親族から家庭内暴力を受け、自殺を考えた幼少期の経験を告白。サーミに同様のケースが多いことが成人後に分かったといい、「スウェーデン政府によるサーミに対する植民地支配が響いている。未来の子供たちにこうした植民地支配の負のサイクルは残してはいけない」と訴えた。
残り:552文字/全文:953文字

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

先住民族 連帯呼び掛け 札幌で国際会議開幕

2017-12-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞12/02 17:00
 「先住民族政策に関する国際会議」(組織委員会主催)が2日、札幌市北区の北大で開幕した。アイヌ民族をはじめ、スウェーデンやカナダなど13カ国から約100人以上の先住民族や研究者が参加し、権利回復や民族同士の連帯を呼び掛けた。
 会議では「先住民族の権利に関する国連宣言」が2007年に採択されてから10年を迎えたのを機に、この間の各国における取り組みを検証する。会場には、民族衣装などに身を包んだ北欧の先住民族サーミや米国のハワイアンなどが次々と姿を見せた。
 開会式では、アイヌ女性会議代表の多原良子さんが「世界の先住民族は植民地化や同化政策によって、土地や言葉、民族の誇りを失ってきた。これを機に、日本でもまっとうな先住民族政策が行われることを期待したい」とあいさつした。サーミの芸術家トーマス・コルベンソンさんは「先住民族の伝統文化を守る思いを発信していきましょう」と呼び掛けた。
 会議は4日まで。テーマ別に八つの会合を設け、3日にはアイヌ民族の女性が受けている民族と女性の複合差別について討論する。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/148681

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トランプ大統領、“人種差別的モノマネ”をしてアジアの指導者たちを嘲る

2017-12-04 | 先住民族関連
Yahoo!ニュース 個人 2017/12/02
 また、トランプ大統領の暴言が始まった。しかも、今回は、“人種差別的で無神経なモノマネ”入りだ。そして、今回の嘲りの対象は、アジア歴訪の際、手厚く歓待してくれたアジアの指導者たちである。誰とは言わなかったものの、その発言内容から察するに、この指導者たちというのは、安倍首相と文大統領を指しているとしか思えない。また一部には、日本を指して批判していると思われる箇所もある。
 以下が、11月29日、トランプ大統領が、ミズーリ州で、税制改革の演説を行った際にした発言だ。トランプ大統領はアジア歴訪の大成功を自賛した後、裕福な東アジアの国々が“アメリカの防衛にただ乗りしている現状“を批判するという“お馴染みのトランプ節”を披露した。
アジアの指導者たちはのうのうとしていると批判
「貿易問題には取り組んで行くが、とても裕福な国を防衛する場合は軍事問題にも取り組むよ。ほとんど無償で防衛しているからね。なぜ、我々は彼らを防衛しているかって? 彼らのことが大好きだからだよ。どの国とは言わないが、防衛している国はたくさんある。彼らのことは大好きだよ。彼らは裕福だ。そのうちの1カ国は、持続不可能なキャッシュフローがあると言っている。それは非常に莫大だ。考えてみてよ。持続不可能なキャッシュフローをどうしたい? 彼らは自分たちの金の使い道がわかってないんだ。我々はそんな彼らを守っている。
 そんな状況は変わっていくよ。彼らのことは守るが、彼らは我々にフェアーに接するようになるだろう。彼らは防衛費を払うようになるだろう。それは理にかなっていることだろう?
 この問題の多くは、何年も昔、我々が敗戦国を守ったことに起因しているが、彼らは強く、裕福になった。それなのに我々は同じように彼らを守り続けている。何があったっていうんだい? なぜ誰も彼らのところに交渉に行かなかったんだ? アジアに滞在した時、数カ国でそのことを話すと、彼らは、こんな感じだったよ」
 そういうと、トランプ氏は、胸の前に手を置き、肩を丸めて、ウンウンと頷きながら頭を左右に動かした。アジアの指導者たちのモノマネをして、彼らをバカにしたのだ。そして、そのジェスチャーについてこう説明を加えた。
「これってどういうことかわかる? 彼らは(アメリカの防衛があるために)のうのうとしていられるということがわかってるってことだよ。そして、彼らはアメリカを助け始めたよ。OK?」
ナバホ族を讃えるイベントでも“差別発言”
 ちなみに、11月27日に行われた、先住民のナバホ族の退役軍人を讃えるイベントの際も、トランプ大統領は「議会には、君たちよりもはるかに昔に来たと言う議員がいる。人々は彼女を“ポカホンタス”(“白人におもねるネイティブアメリカンの女性“という意味の蔑称)と呼んでいる」と揶揄している。誰とは言わなかったものの、“ポカホンタス”とは、ネイティブアメリカンの血を引いていると言っている民主党上院議員のエリザベス・ウォーレン氏を指したものだ。トランプ大統領はかねてから、彼女がネイティブアメリカンの血を引いているのは嘘だと主張し、同氏を“ポカホンタス”呼ばわりしていた。当然のことながら、この発言は、主催者側から”侮辱的だ”と非難された。
 最近のトランプ大統領は、誰とは明言にせずに“毒”を吐く。しかし、傍目には、誰のことを指しているのかわかる暴言なので、人々をいっそう不快に陥れる。暴言が始まったのは、来年の中間選挙を意識してのことだろう。票集めのために、“蜜月のパートナー”安倍首相も、トランプ大統領にバカにされてしまったようだ。
https://news.yahoo.co.jp/byline/iizukamakiko/20171202-00078797/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松阪 武四郎の伝記刊行 札幌の合田さん執筆 探査ルートと宿泊地の図も

2017-12-04 | アイヌ民族関連
伊勢新聞 2017-12-02 中勢, 地域

【合田一道さんが著した「松浦武四郎 北の大地に立つ」】
【松阪】ノンフィクション作家の合田一道さん(83)=札幌市=はこのほど、伝記「松浦武四郎 北の大地に立つ」(四六判、327ページ、税別2400円)を北海道出版企画センターから刊行した。来年は武四郎(1818―1888年)の生誕200年、北海道命名150年に当たる。
合田さんは北海道上砂川町生まれ。北海道新聞社で事件担当記者をしながらノンフィクション作品を執筆し、平成6年に退社。「裂けた岬 『ひかりごけ』事件の真相」などの著書がある。
北海道の名付け親として知られる松阪市小野江町出身の武四郎は幕末、28歳から41歳まで蝦夷地をアイヌの協力を得ながら6回踏査した。報告書を書くだけでなく、和人に漁業労働を強いられ苦しんでいたアイヌの救済を訴えた。
本には6回の探査それぞれのルートと宿泊地を示す「松浦武四郎足跡図」を掲載。「道内の市町村のそこここには、武四郎の足跡がいまも数多く残っています。一度その歴史の道を歩いてみてはいかがでしょうか。武四郎の心情が伝わってくると思います」と呼び掛けている。
また、「この本を読んで、アイヌの人たちに対する虐待の文章が随所に出てきて、眉を潜められた方も多かったと思いますが、実際に書かれた部分はもっと多く、筆者をうろたえさせたものでした」と記す。
http://www.isenp.co.jp/2017/12/02/11019/


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする