北海道新聞12/04 05:00
札幌市北区の北大で開催中の「先住民族政策に関する国際会議」は3日、先住民族の女性が受けている民族と女性の複合差別問題について集中的に討論した。
アイヌ民族の古布絵作家宇梶静江さん(84)=東京在住=は冒頭のあいさつで、差別や偏見に苦しんできたことを語った上で、「アイヌの女にも力を与えてほしい」と強調した。
アイヌ女性会議の多原良子代表は、アイヌ民族の生活相談員をする中で聞いてきた女性たちの苦悩を報告。夫から名前ではなく「おい、アイヌ」などと呼ばれ続けた人もいるといい、「困難な状況だが、解決していきたい」と力を込めた。
ニュージーランドなどの先住民族の研究者たちは、売春や人身売買などに関する問題についてデータを用いて紹介。「先住民族女性の現状をもっと問題化し、まっとうな社会にしていきたい」などと訴えた。国際会議は最終日の4日、テーマ別に四つの会合が行われる。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/148922
札幌市北区の北大で開催中の「先住民族政策に関する国際会議」は3日、先住民族の女性が受けている民族と女性の複合差別問題について集中的に討論した。
アイヌ民族の古布絵作家宇梶静江さん(84)=東京在住=は冒頭のあいさつで、差別や偏見に苦しんできたことを語った上で、「アイヌの女にも力を与えてほしい」と強調した。
アイヌ女性会議の多原良子代表は、アイヌ民族の生活相談員をする中で聞いてきた女性たちの苦悩を報告。夫から名前ではなく「おい、アイヌ」などと呼ばれ続けた人もいるといい、「困難な状況だが、解決していきたい」と力を込めた。
ニュージーランドなどの先住民族の研究者たちは、売春や人身売買などに関する問題についてデータを用いて紹介。「先住民族女性の現状をもっと問題化し、まっとうな社会にしていきたい」などと訴えた。国際会議は最終日の4日、テーマ別に四つの会合が行われる。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/148922