時事ドットコム12月28日(木)

イエローナイフで食べたバイソン(バッファロー)のステーキ【時事通信社】
カナダは先住民を西欧社会に同化させる政策を行ってきた。取材した先住民の人々はみんな、英語をしゃべっていた。一方で今回の旅を通じ、ニチザ酋長だけではなく、かんじき作りの名人のローレンスら多くの人たちが、自分たちのアイデンティティーである先住民の文化や伝統が失われかねないことに、強い危機感を抱いていることを痛切に感じた。
しかし近年、先住民の独自性を尊重する活動が積極的に進められており、先住民は自治組織を持ち、教育や文化、政治、経済といった幅広い分野で独自の取り組みを行うことが認められている。フォートスミスの短期大学では先住民の言語が教えられ、イエローナイフでも先住民の文化を紹介する博物館の展示はとても充実している。
「文化を守るためには子供の教育が大事だ。トリチョ族の子供は高校生になると、トリチョの自治の仕組みを必須科目として学んでいる」
若者たちに伝統を守ってほしいと思うニチザ酋長の気持ちが伝わる。
カナダは2017年7月1日、建国150周年を迎える。だが、ノースウエスト準州の旅を通して出会った先住民の姿には、それよりはるか昔から厳しい自然と向き合いながらたくましく生き、文化と伝統を守ってきたというプライドがにじんでいた。
読者プレゼント
「カナダ・アイスロード」特集をお読みくださり、ありがとうございました。ご感想はぜひツイッターで。
イエローナイフのピンバッジを抽選で1名様にプレゼントします。
ハガキに住所、氏名、年齢、電話番号を記入し、下記へお送りください。
締切は4月28日必着。
〒104-8178
東京都中央区銀座5-15-8
時事通信社デジタルメディア事業本部
時事ドットコム「アイスロード」係
[取材協力]カナダ観光局/エアカナダ/八木一仁
【関連記事】世界遺産と先住民 ハイダグワイ
https://www.jiji.com/jc/v4?id=201603canada-northwest0010

イエローナイフで食べたバイソン(バッファロー)のステーキ【時事通信社】
カナダは先住民を西欧社会に同化させる政策を行ってきた。取材した先住民の人々はみんな、英語をしゃべっていた。一方で今回の旅を通じ、ニチザ酋長だけではなく、かんじき作りの名人のローレンスら多くの人たちが、自分たちのアイデンティティーである先住民の文化や伝統が失われかねないことに、強い危機感を抱いていることを痛切に感じた。
しかし近年、先住民の独自性を尊重する活動が積極的に進められており、先住民は自治組織を持ち、教育や文化、政治、経済といった幅広い分野で独自の取り組みを行うことが認められている。フォートスミスの短期大学では先住民の言語が教えられ、イエローナイフでも先住民の文化を紹介する博物館の展示はとても充実している。
「文化を守るためには子供の教育が大事だ。トリチョ族の子供は高校生になると、トリチョの自治の仕組みを必須科目として学んでいる」
若者たちに伝統を守ってほしいと思うニチザ酋長の気持ちが伝わる。
カナダは2017年7月1日、建国150周年を迎える。だが、ノースウエスト準州の旅を通して出会った先住民の姿には、それよりはるか昔から厳しい自然と向き合いながらたくましく生き、文化と伝統を守ってきたというプライドがにじんでいた。
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