先住民族関連ニュース

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日本とロシアが共同でアイヌとニヴフの文化を調査

2017-12-27 | アイヌ民族関連
ロシア・ビヨンド 12月 26, 2017歴史
 日本とロシアの学者らが共同で、サハリンのアイヌとニヴフの文化を調査する。サハリン州立郷土博物館と函館工業高等専門学校との間で、日露学術協力発展に関する合意が12月22日に署名された。サハリン郷土博物館の広報部が伝えた。
 両国の学者らは、中世から19世紀までの考古学的・民族誌的な素材について、サハリンで共同研究を行う。ガラス製、金属製、粘土製の物品や、サハリン州の基幹民族の生活のさまざまな側面を写す写真が対象だ。
 「今後こうした研究の成果は、ガラス製品や金属製品の起源やこうした物品の島への伝播経路に関する資料、極東の諸民族の商業的・文化的な交流、民族間の相互作用や相互的影響などを徹底的に調査するさいの手助けとなるだろう。」博物館側はこう考えている。
 アイヌの文化や風習についてもっと知りたい方は、ロシア・ビヨンドの記事https://jp.rbth.com/multimedia/pictures/2014/04/23/48061をどうぞ。
https://jp.rbth.com/history/79488-ainu-kyodo-chosa

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外国人宿泊客が倍増 本年度上半期の白老・虎杖浜温泉 コンビニ出店計画も

2017-12-27 | アイヌ民族関連
北海道新聞12/26 05:00
 【白老】町内の虎杖浜温泉地区で、海外からの宿泊客が増加している。町がまとめた2017年度上半期(4~9月)の同地区の外国人宿泊客は、前年同期の約2倍。客室を増やすために改築するホテルや新規出店を予定するコンビニエンスストアもあり、地域が活気づいている。
 町がまとめた同年度上半期の町内の宿泊客は、前年同期比13・8%増の4万8674人で、うち外国人客は同約2倍の4620人。宿泊客の9割以上は虎杖浜地区に泊まり、同地区で外国人の宿泊客が急増している状況だ。
 この動きを受け、宿泊業「虎杖」は運営する「虎杖浜温泉ホテル」の2階大広間を洋室10室に改築する工事を、2018年1月に始める。ゴールデンウイークの開業を目指す。
 同ホテルは今年4月にリニューアルオープンしたばかりで、客室23室の稼働率は6~10月、90%を超えた。世界最大級の旅行口コミ情報サイト「トリップアドバイザー」を利用してPRしたこともあり、宿泊者の30%以上は外国人客。1泊2食付きで1室2万円前後と手頃な価格も、宿泊客獲得につながった。
 笠師利章社長は「外国人客は今後も延びると予想され、対応できるよう準備を進めたい」と話す。
 町経済振興課は宿泊客の増加について、隣接する登別温泉から流れてきた観光客や、団体バスの運転手ら観光産業従事者の利用が増えたと分析する。同課によると、虎杖浜地区では大手コンビニエンスストアも出店を計画している。アイヌ文化復興の拠点「民族共生象徴空間」の2020年開設に向けて、「今後も新規出店が増えるのでは」と期待する。(田鍋里奈)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/153635


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「ゴールデンカムイ」から、メインキャストが登壇した「ジャンプフェスタ 2018」イベントレポートが到着ッ!!!

2017-12-27 | アイヌ民族関連
ニコニコニュース2017/12/26 09:00アキバ総研
アニメ化が決定した「ゴールデンカムイ」から、12月16日・17日に幕張メッセで開催された「ジャンプフェスタ 2018」のオフィシャルレポートが到着した。
「ゴールデンカムイ」は、野田サトルさんが週刊ヤングジャンプにて連載中の人気コミックで、明治時代末期の北海道を舞台に、アイヌの埋蔵金を狙う元陸軍兵・杉元佐一と、アイヌの少女・アシ(リ)パの冒険が描かれる。また、作中ではアイヌの文化や風習、料理などがリアルに表現されており、歴史エンターテイメントとしても楽しめる作品となっている。監督は「Fate/Grand Order -First Order-」の難波日登志さん、シリーズ構成を「黒子のバスケ」の高木登さん、キャラクターデザインは「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」でキャラクター作画監督を務めた大貫健一さん。制作は、「虐殺器官」のジェのスタジオが単担当する。
今回、12月16日・17日に幕張メッセで開催された「ジャンプフェスタ 2018」のオフィシャルレポートが到着したので紹介する。
【オフィシャルレポート】

12月16日・17日に幕張メッセで開催された「ジャンプフェスタ 2018」。連日大きな賑わいを見せるなか、17日には2018年4月からTVアニメ放送が決定した『ゴールデンカムイ』のステージイベントが実施された。登壇したのは、TVアニメ メインキャストの小林親弘さん(杉元佐一役)と白石晴香さん(アシ(リ)パ役)、原作編集者の大熊八甲さん。会場に集まった大勢の観客を前にした小林さんは、開口一番「緊張しています」とイベントに臨む心境を告白。一方の白石さんは「白石役の……なんて冗談は置いておいて」と自己紹介を切り出し、観客の笑いを誘うひと幕も。本作にとって初のステージイベントは、そんな対象的なキャストの第一声で幕を開けた。
 登壇者の紹介が終わると、いよいよトークショーがスタート。元々原作コミックの愛読者だったという小林さんは、PVを初めて観たときの感想を聞かれて「感動しました!」と興奮気味にコメント。白石さんも「作画が素敵で流れている音楽もすごく格好良かったので、この映像にセリフを入れられると思うとドキドキ感で一杯でした!」と語り、二人の発言からは映像の仕上がりに対する強い手応えを感じられた。さらに大熊さんは作中の動物や広大な自然も手を抜かずに映像化しようとするスタッフの熱意を讃え、「期待してください。見どころはすべてです!」とアピール。関係者からの賞賛の声に、観客の期待も大きく膨らんだことだろう。
 場の雰囲気が温まったところで、トークは原作のお気に入りシーンの話題に。まずは小林さんが「扉絵だとアシ(リ)パとアザラシが協力して戦っていたのに、実際にはアシ(リ)パがアザラシを殴っていたシーン」と答え、会場が大きな笑いに包まれる。続いて白石さんは、杉元の死を想像したアシ(リ)パが泣き顔になって「死ぬな杉元ッ!!」と叫ぶシーンをセレクト。「普段のアシ(リ)パは凜としているけれど、やはり女の子なんだなと思います」と、自身が抱くアシ(リ)パの印象についても語ってくれた。二人のお気に入りのシーンがアニメにも登場するのか、原作ファンならずとも気になるところだ。
 イベントの中盤では、原作者である野田サトル先生からのメッセージも紹介された。スタッフから杉元役の声優について希望を聞かれた際、アニメに疎いせいで「一番人気のある方に頼んでください」と返答したという野田先生。ところが、実際には経歴に関係なく本当に杉元のイメージにピッタリな小林さんが起用されたと知り、スタッフの本気度を感じるとともに、そのときのそっけない自分の返答を恥じたそうだ。一方のアシ(リ)パ役については、オーディションの音源に「ウンコ」というセリフが入ったものが4つもあり、何十人ものウンコを聞かされているうちに投げやりになったことを暴露。しかし最終的に決定したキャストに寄せる野田先 生の信頼は厚く、メッセージの最後は「『ゴールデンカムイ』のアニメが小林様と白石様の経歴に花を添える作品になれたならば幸いでございます」と締めくくられた。
 続いて行われたのは、原作に関する二択クイズ。1問目から順調に正解を重ねていく二人だったが、3問目で雲行きは怪しい方向に……。「白石(由竹)の異名は何か?」という問いに用意された選択肢は、「明治の脱糞王」と「明治の脱獄王」。答えは言わずもがなだが、小林さんから何かを期待するような視線を感じ取った白石さんは、ここであえて「明治の脱糞王」を選択するという行動にッ! クイズには外れたが、二人の息の合ったやりとりに会場からは笑いと拍手が沸き起こった。
 クイズで盛り上がったあとは、原作コミックの公式サイト内にある「確定!本日のごちそう」診断にもチャレンジ。これは選択肢に答えていくと、そのときの気分に合った作中のグルメをお勧めしてくれるというもの。どんなグルメが出るのかウキウキしながら答えていく二人だったが、なんと結果は、罠に掛かった白石(由竹)……。 すかさず白石さんからは、「お前じゃないんだ!」とツッコミが入っていた。
 楽しい時間はあっという間に過ぎていき、最後は小林さんと白石さんから観客に向けてメッセージが贈られた。
「今日はたくさんの方に集まっていただき、本当にありがとうございます。原作ファンの皆さんにも楽しんでいただける作品に絶対しますので、心待ちにしていてください」(白石)
「皆さんに満足していただけるように一生懸命頑張ります。TVアニメが4月に放送されますので、どうか楽しみにお待ちください。今日はどうもありがとうございました」(小林)
 こうして大盛況のうちに幕を閉じた初のステージイベント。TVアニメの放送に向けて今後もさまざまな展開が用意されているので、情報を見逃さないようにッ!!!
【作品情報】
■TVアニメ「ゴールデンカムイ」
<スタッフ>
原作:野田サトル(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督:難波日登志(「Fate/Grand Order -First Order-」)
助監督:川越崇弘
シリーズ構成:高木登(「黒子のバスケ」)
キャラクターデザイン:大貫健一(「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」キャラクター作画監督)
メインアニメーター:羽山淳一
銃火器設定:渡辺浩二
プロップ設定:浅沼信也
動物設定:墨佳遼
美術監督:森川篤
色彩設計:茂木孝浩
撮影監督:戸澤雄一郎
CGディレクター:奥村優子/濱田康平
編集:定松剛
音響監督:明田川仁
音響制作:マジックカプセル
アイヌ語監修:中川裕
音楽:末廣健一郎
アニメーション制作:ジェノスタジオ
製作: ゴールデンカムイ製作委員会
<キャスト>
杉元佐一:小林親弘
アシ(リ)パ:白石晴香
【キャラクター情報】
■杉元佐一(すぎもと・さいち) CV:小林親弘
元大日本帝国陸軍第一師団の隊員。日露戦争で目覚ましい武功を上げ、そのときの鬼神のような戦いぶりから「不死身の杉元」と呼ばれる。彼を不死たらしめるのは、死地に活路を見出すことができる並外れた度胸と驚異的な回復力。除隊後、戦死した親友との約束を果たすべく、ゴールドラッシュに沸いた北海道へ。そこでアイヌの村から奪われた埋蔵金の存在を知り、精強を誇る陸軍第七師団や凶悪な脱獄囚を向こうに争奪戦を繰り広げる。
■アシ(リ)パ CV:白石晴香
北の大地で杉元が出会った、アイヌの少女。和人の言葉を解し、山での暮らしや狩猟の知識に長けている。「新年」や「未来」を意味する名を与えられた自分を「新しい時代のアイヌの女」と称し、古い因習だけに囚われない現実的な考えを持つ。アイヌの埋蔵金を奪った人物に父親を殺されており、仇を討つべく優秀な戦士と認めた杉元と行動を共にすることに。彼女が危機に陥ると、エゾオオカミのレタ(ラ)がどこからともなく駆けつける。
■白石由竹(しらいし・よしたけ)
「脱獄王」の異名を持つ天才脱獄犯。収監されては脱獄する行為を繰り返してきたことから、いまや脱獄での懲役が元の罪で課せられた懲役を上回るほど。関節を自在に外すことができる特異体質の持ち主で、不意に拘束されたときの対策として釘や針金などの道具を身体のあちこちに忍ばせている。埋蔵金の在り処を示す刺青が刻まれた24人の脱獄囚のひとりだが、杉元たちと手を組んだほうが得策と見て、彼らの埋蔵金探しに協力する。
(C)野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
(C)野田サトル/集英社
>> 「ゴールデンカムイ」から、メインキャストが登壇した「ジャンプフェスタ 2018」イベントレポートが到着ッ!!! の元記事はこちら
「ゴールデンカムイ」から、メインキャストが登壇した「ジャンプフェスタ 2018」イベントレポートが到着ッ!!!
http://news.nicovideo.jp/watch/nw3176200


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ピックアップ 「カタツムリの知恵と脱成長 貧しさと豊かさについての変奏曲」ほか

2017-12-27 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2017年12月26日 東京夕刊
 ■カタツムリの知恵と脱成長 貧しさと豊かさについての変奏曲(中野佳裕著・コモンズ・1512円)
 世界一大きなうち=殻を得た「ちびカタツムリ」が崩壊してしまう物語を入り口に、消費社会のグローバル化に伴う現代世界の危機に迫った。「貧しさ」の意味を問い直したイランの思想家ラーネマらの研究を読み解く。社会哲学者である著者の経験も踏まえた、脱成長論への親しみやすい道案内だ。
 ■東京おいしい老舗散歩(安原眞琴著、鈴木透画・東海教育研究所・1944円)
 江戸文化の研究家が月ごとに1店ずつ、12店を紹介。そばや甘味、串揚げやドジョウ鍋、桜鍋に豆腐料理。東京最古、240年続く駄菓子屋もある。いずれも食欲を誘う。ただ単なるグルメ本と違い、地域の歴史や名物などのうんちくが豊富。四季の移ろいも楽しむことができ、読むと歩いてみたくなる。
 ■縄文の思想(瀬川拓郎著・講談社現代新書・907円)
 考古学者でアイヌの歴史に詳しい著者が、「海と山を往還する神」などアイヌと古代海民の間で共通する神話・伝説の存在に注目。日本列島の周縁に生きた人々が、縄文の習俗や世界観・他界観をとどめてきたことを明らかにし、縄文の思想を立体的に探った。
https://mainichi.jp/articles/20171226/dde/012/070/013000c

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ネイティブアメリカンにキリスト教を広めるためにスペイン人は「太陽」を利用した

2017-12-27 | 先住民族関連
GIGAZINE2017年12月26日 08時00分00秒

By Leo Reynolds
15世紀半ばから17世紀半ばまで続いた大航海時代の終わりごろ、当時のスペイン帝国は北米大陸およびカリブ海、太平洋などにまたがるヌエバ・エスパーニャと呼ばれる領土を有しており、先住民族に対するキリスト教の布教を進めてきました。その中でスペインは、天文学を教会の建築に取り入れることで、太陽信仰を行っていた先住民族に対してキリスト教をうまく浸透させるという手法を採っていました。
A sacred light in the darkness: Winter solstice illuminations at Spanish missions
https://theconversation.com/a-sacred-light-in-the-darkness-winter-solstice-illuminations-at-spanish-missions-70250
カリフォルニア州立大学モントレーベイ校の考古学者であるルーベン・G・メンドーサ博士は、カリフォルニアおよびメキシコ、そして中央アメリカに至る地域に点在するキリスト教の伝道所を現地調査し、建物建築に隠されていた秘密を明らかにしました。そこには、当時すでに太陽の動きを正確に把握していた天文学の知識と宗教を融合することで、人々の信仰心をかき立てるためのテクニックが盛り込まれています。
1769年から1823年にかけて、現在のカリフォルニアには21の伝道所が建設されました。これは、現在のメキシコシティに拠点を置いていたイエズス会宣教師団によって進められたもので、現地に住んでいたネイティブアメリカンをカトリック教徒に改宗させ、ひいてはスペイン帝国による支配を進めるために行われたプロジェクトの一部です。それぞれの伝道所は基本的に自給自足の運営が求められ、居住区画や保管庫、キッチンスペース、作業場、そしてもちろん教会施設などの複数の建物などで構成されていました。

伝道所の建設にはすでに改宗したネイティブアメリカンの労力が投入され、スペイン人宣教師の指導の下で作業が行われたとのこと。建設後は宣教師によるコミュニティ指導が行われ、場合によってはスペイン語ではなく現地の言葉が用いられることもあったそうです。
そのようにして建設された伝道所の多くは、夏至や冬至、春分の日や秋分の日、または特定の宗教に関する日になると、太陽光が建物に開けられた小窓から差し込み、教会で最も神聖な場所である聖職台などを照らすようになっています。
カリフォルニア州にある、サン・ホアン・バティスタ伝道所に差し込む太陽光の様子。2007年の冬至の日に撮影されたもので、教会の中央にある通路を太陽光が貫き、聖職台を明るく照らす様子からは神々しいものが感じられます。
メンドーサ氏は、カリフォルニア州にある多くの伝道所で同様の現象が起きることを知りました。その多さから決して偶然ではないことを確信したメンドーサ氏は、それぞれの伝道所に関する詳細な調査を実施。建物の配置や礼拝堂が向いている方位、そしてその土地ごとの夏至や冬至などの日に太陽が通る軌道を計算することで、合計で21ある伝道所のうち14カ所で夏至・冬至、または春分・秋分の日に教会内部に日光の筋が差し込むように設計されていることを突き止めました。
サン・ホアン・バティスタ伝道所の構造を示す図によると、向かって右側に位置している礼拝堂は、建物全体に対して90度ではなく、やや角度をもって作られていることがわかります。この絶妙な角度により、サン・ホアン・バティスタ伝道所では冬至の日に太陽が聖職台を照らすようになっているというわけです。メキシコ人宣教者は、教会にこのような仕組みを取り入れることで、太陽を崇拝していたネイティブアメリカンの信仰心とイエス・キリストとを結びつけ、次々とカトリック教徒へ改宗することにつなげていきました。
https://gigazine.net/news/20171226-winter-solstice-illuminations-spanish-missions/

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