北海道新聞12/09 05:00
【平取】アイヌ語の普及を目指し、日高管内平取町二風谷で毎月1回、放送しているミニFM局、エフエム二風谷放送(愛称FMピパウシ)が10日で放送200回の節目を迎える。編成局長を務める萱野志朗・萱野茂二風谷アイヌ資料館長(59)は「多くの人に支えられてきた。今後も末永く続けたい」と意欲的だ。
放送は、アイヌ民族初の国会議員で故萱野茂さんが2001年4月に始めた。次男の志朗さんは、放送内容の企画やパーソナリティーを担当し、町内の小学校長らの力を借りながら、毎月第2日曜の午前11時から正午まで生放送している。
放送ではアイヌ民族関連の新聞記事を基に、志朗さんが感想を述べ、アイヌ口承文芸の英雄叙事詩(ユカラ)や民話(ウエペケレ)の朗読なども流す。インタビューはアイヌ民族の古老をはじめ、資料館を訪れた研究者らに話してもらうこともある。
放送エリアは資料館近くのスタジオから半径約200メートルと小さい。ただ、ホームページには過去の放送の音声データが収められ、いつでも聴取できる。
記念の200回目では、茂さんが初回の放送で語ったあいさつやアイヌ語の復興に向けた思いなどを再放送し、原点に返る予定だ。
志朗さんは「アイヌ語の復興にラジオは一番ふさわしいメディアだと思う。多くの人に聞いてほしい」と話している。ネットのアドレスはhttp://www.geocities.jp/fmpipausi/menu.html
※「ユカラ」の「ラ」、「ウエペケレ」の「レ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/150124
【平取】アイヌ語の普及を目指し、日高管内平取町二風谷で毎月1回、放送しているミニFM局、エフエム二風谷放送(愛称FMピパウシ)が10日で放送200回の節目を迎える。編成局長を務める萱野志朗・萱野茂二風谷アイヌ資料館長(59)は「多くの人に支えられてきた。今後も末永く続けたい」と意欲的だ。
放送は、アイヌ民族初の国会議員で故萱野茂さんが2001年4月に始めた。次男の志朗さんは、放送内容の企画やパーソナリティーを担当し、町内の小学校長らの力を借りながら、毎月第2日曜の午前11時から正午まで生放送している。
放送ではアイヌ民族関連の新聞記事を基に、志朗さんが感想を述べ、アイヌ口承文芸の英雄叙事詩(ユカラ)や民話(ウエペケレ)の朗読なども流す。インタビューはアイヌ民族の古老をはじめ、資料館を訪れた研究者らに話してもらうこともある。
放送エリアは資料館近くのスタジオから半径約200メートルと小さい。ただ、ホームページには過去の放送の音声データが収められ、いつでも聴取できる。
記念の200回目では、茂さんが初回の放送で語ったあいさつやアイヌ語の復興に向けた思いなどを再放送し、原点に返る予定だ。
志朗さんは「アイヌ語の復興にラジオは一番ふさわしいメディアだと思う。多くの人に聞いてほしい」と話している。ネットのアドレスはhttp://www.geocities.jp/fmpipausi/menu.html
※「ユカラ」の「ラ」、「ウエペケレ」の「レ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/150124