先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

(ひと)ギータ・ウォルフさん 美しいハンドメイドの本を届ける出版社を営む

2017-12-10 | 先住民族関連
朝日新聞2017年12月9日05時00分
 インド南部のチェンナイで小さな出版社「タラブックス」を営む。設立は1994年。当時、インドの児童書は西洋のものばかり。「子どもに読ませたい本がない。それなら自分で」と始めた。
 「夜の木」はインドの先住民族ゴンドの神話を集めた絵本。枝の先が蛇の頭だったり、木から動物の角がはえていたり。ページをめくるたび、聖なる木の様々な夜の姿が現れる。対話を重ねて聞き取った物語をゴンドの絵に添えた。「私は何も加えていない。オリジナルの物語がすばらしい」
 (文・中村真理子 写真・鬼室黎)
全文:584文字
http://www.asahi.com/articles/DA3S13265985.html

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道南バス、車内放送にアイヌ語 あいさつ、行き先など 来春から

2017-12-10 | アイヌ民族関連
北海道新聞12/10 05:00
 【平取】アイヌ語を身近に感じてもらおうと、内閣官房アイヌ総合政策室北海道分室と平取町、道南バス(室蘭)が来春から、路線バスの車内でアイヌ語の案内放送を流すことを検討している。あいさつや行き先などをアイヌ語で案内し、好評なら対象路線を増やしたい考えだ。
 アイヌ語の普及、啓発を検討する総合政策室が発案。アイヌ文化の伝承活動に積極的な町、胆振・日高管内などでバスを運行する道南バスに協力を要請した。
 町内を走る路線バスなどで、「イランカラプテ」で始まるアイヌ語のあいさつや行き先の案内、乗車のお礼、注意事項などを専門家の助言を得ながら翻訳し、日本語とアイヌ語に録音して流す予定だ。
 2020年度には、胆振管内白老町にアイヌ民族の文化復興拠点「民族共生象徴空間」が開設されることもあり、道分室の笹木裕子主査は「アイヌ文化の注目度が高まっている。一人でも多くの人にアイヌ語を身近に感じてもらいたい」と話している。(升田一憲)
※「イランカラプテ」のプは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/150251

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復興拠点に 国が民族共生象徴空間の概要 白老町で2020年に一般公開 /北海道

2017-12-10 | アイヌ民族関連
毎日新聞2017年12月9日 地方版
 政府はアイヌ文化の復興拠点として整備される「民族共生象徴空間」について、その概要の一部を公開した。象徴空間は白老町に設置され、「国立民族共生公園」「国立アイヌ民族博物館」「慰霊施設」などの施設で構成。2020年4月24日に一般公開される予定だ。
 ☆国立民族共生公園
 公開された一部概要によると、ポロト湖畔の敷地面積約9・6ヘクタールの国立民族共生公園内には、豊かな自然環境を生かしつつ、体験交流施設や工房、生活空間である伝統的コタン(集落)などを配置する。公園の入り口付近のエントランス棟は中心の円形広場を囲むような扇状の2棟からなり、200人収容可能なガイダンス室や休憩スペース、物販スペースを設ける。
 園内には1650平方メートルの体験交流ホールを設け、舞踏・音楽・口承文芸などを体験可能。また体験可能。また体験学習館もあり、アイヌ語や狩猟、料理といった伝統的生業を体験できる。
 さらに工房も設置され、伝統的な木彫や刺しゅう、織物などを体験できるほか、工芸家が実演するスペースも確保。湖に面する円形のチキサニ広場では古式舞踊で来園者らを迎える。
 ☆慰霊施設
 湖畔東側の高台には慰霊施設を建設。一度に最大約1000人が慰霊儀式に参加することを想定する。敷地は約4・5ヘクタールの広さで、儀式用具の「イクパスイ」をモチーフとしたデザインのモニュメントや納骨室を備えた墓所、慰霊儀式を執り行う建物を整備する。モニュメントは今年度中の完成を目指す。
(全文902文字)
https://mainichi.jp/articles/20171209/ddl/k01/040/186000c

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キャッチフレーズは「どん どん どさんこ」「どさんこくん」がSTVキャラクターに就任!

2017-12-10 | アイヌ民族関連
~STV創立60周年記念事業の概要を発表~
産経ニュース2017.12.9 12:38
札幌テレビ放送株式会社
STV(札幌テレビ放送株式会社)は12月9日(土)、来年迎える創立60周年の記念事業の概要を発表しました。
お陰様でSTV(札幌テレビ放送株式会社)は、2018年4月に創立60周年を迎えることとなりました。そこで来年1月1日から2019年3月31日までを周年期間とし、「どん どん どさんこ」というキャッチフレーズの元、様々な記念番組・記念事業・記念出版を実施することとなりましたので、その概要を発表いたします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/21750/75/resize/d21750-75-622059-2.jpg ]
創立60周年を機にSTVのキャラクターが変更になります。今まで「どさんこワイド」の番組キャラクターとして北海道の皆さまに親しまれてきた「どさんこくん」が、これまでより顔も体つきも丸く、可愛く生まれ代わり、STVの新キャラクターに就任することになりました。今まで以上に北海道の皆さまに親しまれ、可愛がってもらえるよう、北海道各地にどんどん出かけて行きます。[画像2: https://prtimes.jp/i/21750/75/resize/d21750-75-813451-1.jpg ]
創立60周年記念の主な特別番組・記念事業・記念出版の概要は下記の通りです。(以下、一部)
<STV創立60周年記念出版事業>
■Dynamism of Ainu Art「アイヌアートの躍動」
【出  版】2018年中を予定
【内  容】
世代から世代へ継承されるアイヌの伝統と文化の担い手のなかで、新たなアートの領域を拓いている作家たちがいます。いま彼らによってアイヌの伝統文化がダイナミックな変容を遂げつつあります。そうした活動にスポットをあて、写真と映像による出版を行います。
STVではこれまでも、周年を機にアイヌ関連の出版を続けてきました。今回は札幌映像プロダクションとSTVグループみらい財団が手がけます。
※記念番組・事業の詳細は、決まり次第STVの番組や公式HP等で発表します。
【STV創立60周年公式HP】 http://www.stv.jp/info/60th/
http://www.sankei.com/economy/news/171209/prl1712090042-n1.html

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吉岡乾、西淑「なくなりそうな世界のことば」 誰かが使わないとなくなる言葉、少数言語の単語帳

2017-12-10 | アイヌ民族関連
Mikik 2017 October
かが使わないとなくなる言葉 少数言語の単語帳
 限られた地域で数少ない人々が用いている少数言語が消えていっているそうだ。誰かが使わないとなくなる言葉があるなんて考えたこともなかった。言葉は文字になると、ここにいない多くの人たちともコミュニケーションできるから、インターネットを覗けば誰もが言葉に触れることができる。だから多くの人にわかる言葉である必要があって、一部の人にしかわからない言葉はだんだん肩身がせまくなる。わかる。だがしょうがなくない。知っておくこと、知っておくと世界が広がること、耳慣れない言葉たちからその暮らしに思いを馳せること、が、なにげない発想や感覚に、少なからず良い要素をもたらすはず。ということをさりげなく教えてくれる丁寧な印象の本を編集長が発見してきた。
吉岡 乾,西淑
なくなりそうな世界のことば
創元社(2017)
 言語学を研究する吉岡乾(よしおか・のぼる)が、各言語の研究家たちから世界の50の少数言語の単語を集め、肩の力の抜けたなんとも人懐こい文章と解説、そしてイラストレーター西淑(にし・しゅく)の温かいタッチの挿絵で、一語一語紹介する。約75億の地球の人口の中のたった90万人が使うペルーのケチュア語で〈ルルン〉とは〈農作物が大量になっている様〉を表す言葉。アイヌの人口は10万くらいだが流暢なアイヌ語の話者数となると5人ほどだそう。
 寒い土地には寒い土地だからこそ必要な言葉がある。電気の通っていないインドネシアのフローレンス島で用いられるラマホロット語には〈デゥバッ〉という〈手などの触覚を利用して何かを探す〉という意味の言葉があるし、湿った土地、風の強い土地、雨の多い土地、それぞれに必要な、会話する必要のある言語が生まれ、使われていく。
 言語が声として発されるとそこには人の温度が乗る。発声することが面倒になってしまうほどに科学の発展は止まらないが、その言葉のそばには対面があり感情がある。自分以外の誰かをおもいやって発される言葉は、科学の発展には成しえない尊いものかと思う。というわけで、しょうがないわけがないのだ。
http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/16092


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【私見公論】ことばと文化/大城 裕子

2017-12-10 | アイヌ民族関連
宮古毎日新聞2017年12月9日(土)
 12月2日、3日に札幌市で開催された「平成29年度危機的な状況にある言語・方言サミット(北海道大会)」に当協会も参加した。同サミットは日本における消滅の危機にある言語・方言に関する調査研究成果や各地域の取組事例について、広く知ってもらうために毎年開催されているもので、危機言語・方言の聞き比べや協議、講演等が行われた。文化の多様性を支える言葉の役割や価値について共に考え、危機的な状況を改善するきっかけにしようとする催しである。各地域から参加した人々がいかに自分たちの言葉を愛し、次世代に繋げたるための努力をしているかが伝わり、参加した私たちにとっても方言の保持・継承の重要性を再認識する機会となった。
 神歌(ニーリ・フサ等)やんきゃーんじゅく、年長者が使ってきた美しい敬語や民謡など、シマのことばを遺す努力をしながら、ことばに注目した文化振興を図っていけないものかと常々考えている。手本は松山市。正岡子規などの文人を輩出し、夏目漱石の「坊っちゃん」や司馬遼太郎の「坂の上の雲」の舞台となるなどの恵まれた文化的土壌を生かして、「ことばのちから」をキーワードとした街づくりをし、各種事業を展開している。「俳句甲子園」「坊ちゃん文学賞」「響け!!言霊〝ことばのがっしょう〟群読コンクール」等、松山市から発信する文化事業は今や全国区になっている。
 宮古でも今年度「宮古島文学賞」がスタートした。この文学賞事業はあらゆる可能性を秘めていると信じているが、その一つとして「ことば」を意識するようになることが期待される。市民が応募作品の創作をとおして、あるいは応募作品を読むことによって、豊かな言語世界に触れられることは意義深い。多くのことばに出会いながら、魂を磨き、一人一人がより豊かなことばを発することに繋げられたら何と良いだろう。
 「体は食べた物で作られる。心は聞いた言葉で作られる。未来は話した言葉で作られる」北原照久さん(ブリキのおもちゃ博物館館長)の言葉である。人を育て、癒し、また自分自身をも鼓舞するために、ことばの持つ力は大きい。その力で私たちも日々の暮らしを潤いのあるものにし、穏やかに、心豊かに生きていけないだろうか。子どもたちにとっても周囲の大人たちが発することばはそれこそ人生を左右する。優しく、時には愛情をのせたことばで厳しく諭し、私たちの島の宝を大人の「ことばのちから」で大切に育んでいけるようにしたい。大人にとっても、良い言葉はいつも背中を押してくれるものだから。
 現在、日本の各地で「デザイン」をキーワードに掲げた地域活性化施策や六次産業化プロジェクト等が数多く行われている。注目を集めるキャラクターやスタイリッシュなパッケージだけでは、一過性のもので終わってしまいがちだが、外観を良くする努力をしながら、地域の本質的な課題解決のために何をすればよいのかを考えていかなければならないと思う。「本質的な課題」の定義も難しいところだが、目には見えない部分をより良いものにしていく努力が重要である。市民にとっても島を訪れる人にとっても宮古島が心地よい場所であり続けてほしい。
 冒頭の方言サミットは、来年度、宮古島市で開催予定である。各地域でことばを大切にしている多くの関係者が島に集うことになる。これを契機として、さらに方言継承の機運が高まることを期待している。シマの文化の根っこである方言に光を当てながら、日々使うことばも大切にする心豊かな島として、宮古島がこれからも輝き続けてほしい。
*「危機的な状況にある言語・方言」とは、ユネスコが平成21年に発行した”Atlas of the World’s Languages in Danger”で消滅の危機にあるとした8言語・方言(アイヌ語、八丈方言、奄美方言、国頭方言、沖縄方言、宮古方言、八重山方言、与那国方言)および東日本大震災において危機的な状況が危惧される被災地の方言を指す。(文化庁HPより)
(宮古島市文化協会会長)
http://www.miyakomainichi.com/2017/12/104286/



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町民巻き込み魅力づくり 地域おこし協力隊活動報告会-白老

2017-12-10 | アイヌ民族関連
苫小牧民報2017/12/9配信
 白老町は7日、しらおい創造空間「蔵」で地域おこし協力隊活動報告会を開いた。4人の隊員が今年度の活動を報告。地域住民との交流を通し新たな観光ツールの構築を図ったり、町内会役員として高齢者の見守り活動を展開したりするなど、それぞれの取り組みと思いが発表された。
 発表したのは、隊員2年目となる盛寛史さん(まちづくり・移住促進)、宇佐見成美さん(生活支援)、高田永樹さん(農業振興)と、1年目の菊地辰徳さん(観光振興)の4人。
 盛さんは、まちづくりの観点から地域の魅力づくりとして町民を巻き込んだ体験プログラム作りに取り組んだ。アイヌ文様刺しゅうを取り入れた巨大パッチワーク、虎杖浜におけるべこ餅作りと越後盆踊りの体験などがメニュー。「体験を通じた町民との交流もまた地域の魅力になる」と手応えを語った。
 宇佐見さんは生活支援担当として地域サロンの支援や町内会の福祉厚生部長として高齢者の見守り活動に尽力。高齢者が増加している現状から「人こそが地域の力になる」とし、「来年は地域の拠点を創設し、そこから生きがいを持てる就労につなげていけたら」と話した。
 高田さんは春から始めた畑づくりを報告。地元農家の協力を仰ぎながらミニトマトやスイートコーン、アスパラなどの栽培に取り組んでおり「白老の野菜作りを確立していきたい」と意気込みを語った。
 今年6月に着任したばかりの菊地さんは「白老の自然や文化にアクセスできる工夫がされていない」「多様な観光客を受け入れる店などが整っていない」との課題を踏まえ「空き店舗をデザイン力のある人たちと一緒に魅力ある施設、拠点として整備することで白老の課題解決につながるのではないか」とし、来年から具体的な取り組みを進める考えを報告した。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/12776/

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