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ふるさと教育、実践資料まとめる 壁新聞や学習内容公開-恵庭市教委

2019-03-08 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2019/3/7配信
市内全小中学校のふるさと教育の取り組みをまとめた実践資料集
 恵庭市教育委員会はこのほど、市内小中学校の2018年度ふるさと教育実践資料集をまとめた。恵庭の教育の特色として各校が積極的に取り組んでいる郷土に関するさまざまな調べ学習や体験学習などを紹介する内容で、市民に児童生徒の学びの様子を知ってもらうため、市立図書館本館と市郷土資料館に2冊ずつ置いて公開する。
 恵庭市では12年度から実施の市学校教育基本方針にふるさと教育の理念を掲げ、13年度からは市内全小中学校の教育からふるさと教育コーディネーターを選定し、横断的な研修会を開いている。
 各校の取り組みを紹介する実践資料集は15年度から毎年度作成しており、2月のふるさと教育コーディネーター研修会で取りまとめて年度末に公開するのが恒例となっている。
 資料集は小学校版と中学校版の2冊があり、中学校版は各校の生徒が文化祭の時期などに学級ごとに制作している壁新聞を集めた内容となっている。壁新聞には、生徒たちが自分で関心を持って調べたさまざまな恵庭のまちの出来事や問題などが記事にまとめられており、中学生がどのような視点でふるさとと向き合っているかを知る貴重な資料となっている。
 小学校版は、社会科や低学年の生活科、中高学年の総合的な学習の時間などで行っている地域と連携した授業の内容を紹介している。校区内の歴史的な場所を訪ねる校外学習や、外部講師を招いた職業体験、幼児や高齢者、障害者と触れ合うボランティア体験、地域の川について調べる学習、アイヌ文化の学習など、各校の特色を生かした多種多様な取り組みが掲載されている。
 市学力向上アドバイザーを務める同市教委の木村博子指導主事は「児童生徒の地域への愛着を深めるため、各校がどのような取り組みをしているかよく分かる内容。ぜひ一度見ていただき、今どきの小中学生が自分たちの住む地域についてどんな考えを持っているか感じてみてほしい」と呼び掛ける。
https://www.tomamin.co.jp/news/area1/15828/

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「アコギの音色」は稀少木材で良くなるのか?

2019-03-08 | 先住民族関連
ヤフーニュース 3/7(木) 15:37 石田雅彦
 アコースティックな楽器の多くに木材が使われているが、絶滅が危惧される稀少な植物が含まれることもある。こだわりのあるミュージシャンは譲れないところかもしれないが、最近、ギターの材料の違いで本当に音色が変わるのかを実験した研究が出た。
乱伐されてきた稀少木材
 バイオリンやチェロなど弦楽器の弓材に最も適しているとされるのが、ブラジル産のブラジルボク(Caesalpinia echinata)、通称ペルナンブーコ(Pernambuco)という植物だ。西洋人が南米大陸へやってきてから、最初は染料として、やがて弦楽器の弓材として乱伐され続け、ついにほとんど見かけなくなってしまった。
 ペルナンブーコは現在、IUCN(国際自然保護連合)のレッドデータブックで絶滅危惧種に、ワシントン条約では輸出国の許可書が必要な付属書IIにされている。ブラジル政府や音楽家らによる保護団体などがペルナンブーコの植林活動を続けているが、樹木の特徴として成長が遅く、需要をまかなえるだけの数がまだ育っていない。
 硬い材質の木材は、プラスチックなどの人工樹脂が開発されるまで人類が多用した素材だ。娯楽目的でも現在ではチタン製に置き換わったが柿(パーシモン、Diospyros virginiana)がゴルフのドライバーヘッドに使われていたし、同じくカキノキ科で硬い特徴を持つ黒檀(エボニー、Ebony)の中でもインドやスリランカ産のセイロン黒檀(Diospyros ebenum)は家具やグランドピアノ、オーボエ、クラリネットなどの楽器に多用されてきた。
 硬い黒檀はギターやベースの指板にも使われ、ペルナンブーコと同様に乱伐され、インドとスリランカ政府はセイロン黒檀の輸出を禁止している。アフリカ大陸にも黒檀が生育しているが、ガボン黒檀(Diospyros crassiflora)はIUCNの絶滅危惧種に指定されている。
 森林乱伐の稀少な動植物の保護で現在、最も危機的状況な国の一つがマダガスカルだ。アイアイやキツネザルなどの霊長類はもちろん、黒檀や紫檀(ローズウッド、Dalbergia baronii、maritima)などの存在が脅かされている。マダガスカルの政情は不安定で経済は未発達だ。住民は依然として木材を燃料とし、焼き畑農業を続けている(※1)。
 紫檀では、ブラジリアン・ローズウッド(Dalbergia nigra)がワシントン条約の付属書I(すでに絶滅する危険性あり、商業のための輸出入禁止)、付属書IIは上記のものなど5種が記載され、年々その種は増えている。また、対象外だった加工品が記載に加えられるなど、規制が厳しくなっている。
 こうした高級木材は、アフリカゾウやサイ、トラなどが密猟されているように違法に伐採され、日本をはじめとした諸外国へ密輸されることも多い。ワシントン条約に違反した輸入品がネット・オークションに出回ることもあり、加工品になってしまうと追跡は困難だ。
バック材の違いは出るか
 バイオリンやゴルフ・ヘッドに限らず、アコースティック・ギター(アコギ)にも木材が使われている。一般的にはマツ科(トウヒ属、Spruce)やスギ材が、稀少木材としては紫檀や黒檀といった南方産の素材がアコギに多用されてきた。
 アコギの愛好者は多い。最初に自分で購入した楽器と質問すれば、エレキギターを含むギターという人は少なくない。特に40代50代の中高年男性の場合、アコギから楽器演奏に入るのはごく普通だった。
 そんなアコギに使われている木材も、ワシントン条約で手軽に扱うことができなくなっている。例えば、ワシントン条約の付属書に記載されている木材の場合、海外のメーカーへギターの修理を頼んだりすると輸出する際に日本の税関の、送り返す際にその国の許可手続が必要だ。好むと好まざるとに関わらず、我々は自然保護や環境保全の法規制に縛られるようになっている(※2)。
 こうした中、ギター・メーカーも天然資源の保全や先住民族の文化を尊重するような企業努力をするようになった。以前は、指板の黒檀を西洋文明が使い尽くすのは当然という製作者もいたが、今ではとうてい認められない考え方になっている(※3)。
 ギターの材質では、指板には硬い紫檀や黒檀が、表側のトップ材にはそれほど稀少ではないマツ科の木材やスギ材が、裏側のバック材やサイドにはカエデ科の木材(メイプル、Maple)、稀少な紫檀や黒檀が多く使われる。
 では、こうした木材の違いによってアコギの音色に違いが出るのだろうか。
 英国のランカスター大学などの研究グループは、特に音の伸び(サスティーン)に影響し、稀少な木材が多用されているサイドを含むバック材の違いを調べ、その結果を米国の音響学会誌に発表した(※4)。
 比較したのは、ブラジリアン紫檀、インド(セイロン)紫檀、カエデ科のメイプル、黒檀、黒檀に変わって需要が高まっているサペーレ(Sapele、Entandroindrma cylindricum)、クルミ(Walnut、Juglans)の6種類だ。この中で、紫檀や黒檀は稀少であり、メイプルやクルミはそれほどではない。
 それぞれの木材をバック材に使い、トップ材や指板などは同じ木材で、英国のギター製作所であるフィルド・ギター(Fylde Guitars)に依頼し、ロジャー・ブックナル(Roger Bucknall)という製作者に依頼し、同じデザインのスチール弦のアコギ(いわゆるフォークギター)を作ってもらった。これを52人のギタリストに、どの素材のギターかわからないよう、ゴーグルで目隠しして引き比べてもらった。
 6本のギターに対し、ギタリストたちは同じような評価を出したが、ブラインド・テストでは容易にそれぞれの違いを聞き分けることができなかった。研究グループは、少なくともバック材に関する限り、異なった木材を使っても差はごくわずかということがわかったといい、稀少材を使わずとも安くていいギターを作ることは可能と主張する。
 つまり、トップ材はそれほど稀少な木材を使わなくてもいいのだから、バック材でも違いがあまりない以上、アコギに稀少木材を使う理由はないだろう。アコギの音色に関していえば、木材をどれだけ寝かせて乾燥させるかや加工技術の優劣によると考えられる。もし仮に、稀少木材のせいで高価になっているとすれば、こうした研究が多くなるとアコギはもっと安くなるかもしれない。
※1:Annah Zhu, "Rosewood occidentalism and orientalism in Madagascar." Geoforum, Vol.86, 1-12, 2017
※2:James B. Greenberg, "Good Vibrations, Strings Attached: The Political Ecology of the Guitar." Sociology and Anthropology, Vol.4(5), 431-438, 2016
※3:Chris Gibson, et al., "Resource-Sensitive Global Production Networks: Reconfigured Geographies of Timber and Acoustic Guitar Manufacturing." Economic Geography, Vol.92, Issue4, 2016
※4:Samuele Carcagno, et al., "Effect of back wood choice on the perceived quality of steel-string acoustic guitars." The Journal of the Acoustical Society of America, Vol.144, Issue6, 2018
https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20190307-00117329/

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コロラド州観光局がオススメするコロラドのヒストリック温泉4選!

2019-03-08 | 先住民族関連
リスヴェル2019年03月 7日公開

コロラド州観光局によると、コロラド州内には多くの温泉があり、太古の昔に先住民が暮らした時代から、温泉は心と身体の癒しの源として大切にされている。コロラド州観光局が「コロラド・ヒストリック温泉ループ」と称し、ユニークなコロラド州の温泉地4選を紹介!
STEAMBOAT SPRINGS スチームボート・スプリングス
https://www.steamboat.com/
デンバーから約3時間、240kmほど西に位置し、世界クラスのスキーリゾートとして知られている。1880年代に先住民と初期の開拓者がこの地域で温泉を発見し、定住したことがきっかけで温泉街となった。お勧めの温泉施設ストロベリーパーク・ホットスプリングスは、美しい山中の地形をそのまま残した景観の中で入浴を楽しめる。昔の鉄道のカブース(緩急車)を改造したロッジやテントに宿泊できる。また、オールドタウン・ホットスプリングスは巨大水滑り台を備え、家族で楽しめる温泉プール。
GLENWOOD SPRINGS グレンウッド・ホット・スプリングス
https://www.visitglenwood.com/
世界最大の天然ミネラル温泉として有名。1893年に上流階級向けに高級温泉リゾートとして開業して以来、タフト大統領、セオドア・ルーズベルト大統領などが訪れている。ネイティブアメリカンのユート族は、温泉には神秘的な治療効果があると信じ、この地を神聖な場所だと考えていた。ロッキー山脈に降り注いだ太古の昔に降った雨や雪解け水が地熱で湧き、地中の何層もの砂岩層を通って湧き出した天然温泉水は、15種類ものミネラル分を豊富に含む。ヤンパスパ&ベイパーケイブは、地下の洞窟の水路を流れる34 種類のミネラルと微量元素を含む温泉から生じる天然のスチームを利用したスチームバスを備え、かつてネイティブアメリカンによってお清め儀式や治療に利用されていた。
OURAY ユアレイ
https://www.ouraycolorado.com/hot-springs
典型的な硫黄臭のない天然ミネラル温泉。ヴィースバーデンホットスプリングス・スパでは洞窟の中で自然サウナが体験できる。リッジウェイのオービスホットスプリングスでは自然の造形美の温泉を楽しめる。小さな温泉がいくつも庭に点在しているので、ほぼプライベートで温泉を体験できる。
Pagosa Springs パゴサ・スプリングス
https://pagosav2lw2.jjcbigideas.com/index.php?section=things-to-do-hot-springs
世界中で最も深い地底から湧き出る温泉。ギネス世界記録を保持する屈指の温泉プールがある。人口2000人足らずの小さな町だが、ネイティブアメリカンが療養に利用していた源泉が現在も存在し、有名な湯治場として伝説のヒーリングパワーを求めて各地から人々が訪れる。小さな露天風呂が川沿いに並び、美しいロッキーの景色を満喫しながら湯につかる極楽気分を体験できる。
Colorado Tourism Office https://www.colorado.com
https://www.risvel.com/news/4695

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各国大使推薦「現代アーティスト」が集合「World Art Tokyo」に込められた「思い」

2019-03-08 | 先住民族関連
フォーサイト 2019年3月7日

「World Art Tokyo 2019」の会場。タイミングが合えば作家本人と話をすることができるかも
 世界31カ国もの駐日大使が推薦した自国アーティストの作品が一堂に会する国際展「World Art Tokyo 2019(WAT)」(3月7~10日、東京国際フォーラム)。
 他に類を見ないこの展覧会は、2018年から文化庁主催の日本文化海外発信事業「国際的な文化発信拠点の基盤構築に向けた試行プロジェクト」の一環として開催されている。昨年は「パンゲア・テクトニクス 地殻変動するアート・ものがたりの分岐点」をテーマに9カ国のアーティストが紹介されたが、今年は参加国が大幅に増え、東京国際フォーラムで行われる本展のほか、羽田空港にサテライト会場が設けられ、丸の内にあるホテル「ザ・ペニンシュラ東京」では、WAT2018のアーティストが参加するイベントが行われるほどに成長した。いったいどのような展覧会なのか。WATプロデューサーの李美香さんにその魅力を聞いた。
エコロケーションとバイブレーション
「今年で14回目の開催を迎える『アートフェア東京』は、日本最大級の国際的なアートの見本市として知名度を上げていて、昨年は入場者数も6万人を超えました。各国の大使館からもご後援をいただき、今年は日本に155カ国ある大使館のうち104の大使館が参加しています。そのつながりの中で大使館の方から、『自国のアーティストをどうやったら日本でアピールできるだろうか』と相談を受けるようになりました。そこで、自国も日本もよく知る駐日大使にこそ、今後グローバルに活躍するであろう自国のアーティストを推薦していただければいいのでは、と考えたのが、この展覧会が始まるきっかけでした。そこで、“東京”を舞台に世界に発信していける場を我々が提供し、大学でアートプロデュースを学んでいる学生をキュレーターに据えて、産官学が連携して取り組むプロジェクトとして発足したのです」
 今年のテーマは「Vibrant Planet If the world is our vibration」。キュレーターに起用された東京藝術大学の学生である三宅敦大(みやけ・あつひろ)さんと杭亦舒(ハン・イシュ)さんが考えたという。
「31カ国それぞれのアーティストは異なった環境で育ち、政治的・宗教的なバックグラウンドも違っています。ですが、彼らの作品が発信するエコロケーション(動物が周囲の状況を知るために放つ超音波)が、バイブレーション(波動)として他の人たちに伝わっていき、アーティストも観る側も自分の立ち位置や行き先を再確認する――というのがコンセプトです」
 多くの国に参加してもらおうと、李さんは155カ国の大使館すべてに「自国のエマージングなアーティストを応援しましょう」と声をかけ、返答があった国には大使館に直接出向き、丁寧に説明を行った。
 参加国の中には、アフガニスタンや西アフリカのベナン、中米のホンジュラスといったアートシーンでは意外ともいえる国の名前もある。
「そうした国々のアートに触れることができるのも、この展覧会の1つの見どころだと思っています。アフガニスタンの大使が、『やはり、自分たちの国はメディアを通じて、戦闘や貧困といった悪いイメージばかりが先行している。しかし、私たちの国にも優れたアートは存在するし、そのことを訴えようとしている人たちもいる。そこを捉えてほしい。だからこそWATに参加して、メディアのあり方すら変えたいんだ』と話しているのを聞いて、私自身もこの展覧会を行う価値があると思えました。大使が推薦するアミン・タアシャさんは1995年生まれの非常に若いアーティストですが、アフガニスタンがかつて東西様々な文化の交差点に位置していたように、中国やペルシャといった異なる文化の伝統的なイメージをかけ合わせた作品を手掛けています。
 アミンさんに限らず、各国のアーティストの作品には、様々な“メッセージ”が込められています。自分たちが抱える社会や環境について問題提起しているそれぞれの国の作品を同じ時、同じ場所で見ることができることもこの展覧会の魅力であり、意義でもあると思っています。
 コンゴのエメ・パネさんはアフリカの植民地主義の遺産と傷跡をテーマに立体作品を多く制作していますが、シリアスな問題を誰が見ても理解できるようポップに、でも強く訴えかけてくる力を持ったアートに仕上げています。彼はアフリカでトップ10のアーティストに選ばれた実力の持ち主。こうした日本ではあまり知られていないけれども、他の国々では知られてきている方や、オークションでは高値で取引がされている方の作品に、WATでは出合うことができるのです」
日本の素材と西洋の技法
 アーティストを大使に推薦してもらう際、1度に3人ほどの候補を挙げてもらい、偏りのないようにキュレーションしただけあって、作品は絵画や立体、写真などバラエティーに富んでいる。
「注目していただきたい作家を挙げればキリがありませんが、ホンジュラスのアダン・バジェシージョさんは社会学を学んだ方で、そのアプローチから素材の意味を再定義していて、今回は使われなくなった車のフィルターをアーティスティックに作り直しています。また、韓国のキム・ドヒさんは衣類を用いて、人間が生まれ落ちたときから死にゆくまでを視覚的に表します。メキシコの写真家フアン・カルロス・ピントさんは東京を拠点に活動していて、光と影を日本らしい繊細さで美しく表現している。建築家、女優でもあるニュージーランドのロークラ・トゥレイさんは先住民にルーツを持ち、彼女の作品はマオリ族の神々の詩的な側面を彷彿とさせます。また、アルゼンチンのアド・ミノリーティさんはジェンダー理論を絵画に落とし込んで不思議なコラージュ作品を見せてくれます」
 サテライト会場ではWATに先駆けて、WAT2019クロアチア代表アーティストのジョージア・ボーシックさんの作品が羽田空港(3月5~10日)に、WAT2018イタリア代表アーティストのジャンルカ・マルジェーリさんの新作がザ・ペニンシュラ東京のエントランス(3月6~10日)に展示されている。
「ボーシックさんは日本在住。彼女はもともとフライトアテンダントだったのですが、30歳のころにアーティストに転身しました。太鼓や琴の音色からインスピレーションを得て、日本の素材である屏風に、西洋のペインティング技術を用いて絵画を描いています。地方と東京、そして世界をつなぐ羽田空港だからこそ、西洋と東洋が交わる文化を発信させたいと思いました。
 マルジェーリさんは昨年WAT2018に参加し、イタリア大使公邸にある日本庭園の木の枝を使用してインスタレーションを発表しました。アートフェア東京に出品した作品はポンピドゥーセンターに購入されたと聞いています。今年はこの展示に合わせて日本に滞在し、制作に励んでくださいました」
 李さんにもWATを通じて伝えたいメッセージがあるという。
「アートには言葉がなくても、言葉以上に伝わる何かがあります。関係が冷えている国同士でもアートを介して、それぞれの状況を把握し、会話をすることができるかもしれません。各国のアートから多くのものを受け取っていただければと思います」
World Art Tokyo 2019
会期:3月7日(木)~10日(日) 
会場:東京国際フォーラム
※入場無料
https://www.fsight.jp/articles/-/44979

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