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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

蝦夷地舞台に歴史小説 大仙市の佐藤さん、7冊目の著書出版

2019-03-17 | アイヌ民族関連
秋田魁新報 2019.3.17 13:03
 秋田県大仙市北長野の佐藤清勇さん(67)が、17世紀の蝦夷(えぞ)地を舞台にした歴史小説「シャクシャインの戦い」を出版した。和人の圧政に立ち向かったアイヌの姿を、迫力あるタッチで描いた。
 シャクシャインは現在の北海道日高地方にあった部族・メナシクルの首長。1669年に交易相手の松前藩へ戦いを挑み、非業の死を遂げた。
 小説は原稿用紙約170枚分。松前藩との戦いの背景として不公正な交易に加え、アイヌ同士の対立を仕組まれたことなどを描いた。オットセイ漁や、クマの魂を送るイヨマンテの儀式などの習俗も盛り込んだ。
(全文 539 文字 / 残り 284 文字)
https://www.sakigake.jp/news/article/20190317AK0012/

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キラキラネームを改名

2019-03-17 | アイヌ民族関連
宮崎日日新聞 2019年3月16日
 親が付けてくれた名前は、深い意味や善意であっても、ありがたいとはかぎらない。山梨県の高校生が「王子様」という名を改名した、という話にいろいろ考えさせられた。
 年配の人は覚えていると思うが1993年、東京都昭島市の市役所に「悪魔」と命名した出生届が出され、不受理となって論議を呼ぶ騒動があった。今年1月に亡くなった哲学者梅原猛さんの本を読み返していたら、当時、この騒動に言及していた文章があった。
 梅原さんによると、アイヌ社会では子どもには、なるべく悪い名を付けた方がよいという風習があったという。悪魔が近寄らないためで、よい名を付けると連れ去られるからという理由。日本の古代社会にもあった風習と推測している。
 「悪魔」の命名は風習とは関係なかろう、とした上で梅原さんは「興味深い名」とする。本県にゆかりが深い平景清が「悪七兵衛」と恐れられたように「悪」は強いの意味を持つからだ。そこで妥協案として例の子も「悪」で「つよし」と読ませたら、と提案する。
 安倍首相の「悪夢のような民主党政権」発言が物議を醸したのは記憶に新しいが、反発した野党議員も「悪は悪いでなく、強いの意味ならそうだ」と開き直ったら株を上げたかもしれない。名前も解釈によってよくも悪くも受け取られる。
 とはいえ、さすがに「王子様」は本人が耐えられず改名が認められた。流行の“キラキラネーム”は「よく考えて」という問題提起が反響を呼んでいる。名付けに親は知恵を絞るが、子の将来を第一に考えて自己満足に陥ることは避けたい。
http://www.the-miyanichi.co.jp/kuroshio/_37577.html

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<北海道>文化財守るために・・・博物館の裏側

2019-03-17 | アイヌ民族関連
HTB3/17(日) 12:02配信
 札幌の北海道博物館では、貴重な文化財を守るために何をしているのか。その裏側を紹介する展示が行われています。
 木でつくられた小刀の鞘。虫に食われていました。
 札幌・厚別区にある北海道博物館では、アイヌ文化を未来へ残すためにどのように文化財を守っているのか。
 普段は見ることのない文化財保護の裏側を知ることができます。X線で状態を調べたり、修復作業を行う様子を写したパネルや実際に使われている道具などを展示しています。
 来月7日までです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190317-00000001-htbv-hok

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民謡歌い継承へ思い OIST准副学長の岩佐さん 三線手に言葉楽しむ

2019-03-17 | ウチナー・沖縄
沖縄タイムス 2019年3月17日 08:13
 「沖縄民謡を歌うことで、しまくとぅばを保存できないか」-。沖縄科学技術大学院大学(OIST)准副学長の岩佐敬昭さん(52)=うるま市=は、師匠から民謡を一つ一つ学ぶたびに、実感している。沖縄に来て1年半。沖縄民謡に魅了され、情感を込めて歌おうと、しまくとぅばだけでなく、沖縄の歴史や文化も学ぶ日々だ。「言語の保護・継承は、国がやると言っても限度がある。しまくとぅばが、できるだけ身近にある環境を整えることが大事」と話し、民謡に可能性を感じている。(北部報道部・村井規儀)
 2009年に、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が、国頭、沖縄、宮古やアイヌなど日本国内の八言語が、消滅の危機にあると指摘してから10年。八重山語と与那国語が「重大な危険」、国頭語と沖縄語、宮古語は「危険」として、消滅危機言語のマップに記載された。
 岩佐さんは、13年4月から翌7月まで、文化庁の国語課長を務めた。標準語の普及が中心業務。一方、同庁は消滅危機言語の実態調査や方言サミットなど方言の保存・継承を実施する業務も行う。「標準語に限らず、方言をもっと大事に扱おうという雰囲気がある」と説明する。
 岩佐さんは北海道生まれ。危機言語の中でも「極めて深刻」とされるアイヌ語に関心を持っていて当時は「『国頭』を、どう読むのかすら分からなかった」と振り返る。
 OISTへ赴任し、沖縄の言葉への関心を高めながらも、職場でも日常生活でも共通語が中心。しまくとぅばを話す人に、出会うことはなかった。そこで始めたのが三線。「三線好きの同僚たちと練習を始めて、ようやく、しまくとぅばに出合えた」。この経験からも、沖縄の言葉の「危険」な段階を実感したという。
 今は週に1回、琉球國民謡協会の儀保弘民謡研究所で民謡を習う。しまくとぅばが分からない岩佐さんを気遣って、皆は共通語で会話する。だが、やはり場が盛り上がると、会話はしまくとぅばに。「半分くらいは分からない」。困り顔の岩佐さんだが、豊かな言葉の世界に身を浸すことを、積極的に楽しんでいる。
 その一方で、気になるのは、しまくとぅばの次世代への継承だ。師匠の儀保さんの子の世代は聞けても話せず、孫世代はどちらもできない。「儀保さんの『しまくとぅばも、自分の代でおしまい』とのつぶやきが胸に刺さる」。
 長年、言葉の仕事に携わってきた岩佐さんは考える。「アイヌ語のように音声資料として録音すべきか。それでも全ての語彙(ごい)は収録できない。しまくとぅばが生まれながら身近にある環境と、後からアーカイブなどで学ぶ環境では全然違う」。
 「エイサーや教訓歌は幅広い世代が親しんでいる」。沖縄民謡が生活に根付いていることから「民謡は欠かせない。若い世代が民謡を歌い学ぶことで、生活に根差したしまくとぅばも残るのでは」と話す。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/397451

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[とれんど]現代に残る縄文文化…論説委員 植田 滋

2019-03-17 | ウチナー・沖縄
読売新聞 2019/03/16 15:00
 お笑いコンビ「ガレッジセール」のゴリさんが照屋年之の名義で監督・脚本を手がけた映画「洗骨」が公開されている。
 沖縄の離島には、死者を洞窟に風葬し、その遺骨を数年後に取り出して洗う風習が残っている。映画は、この珍しい葬礼を通して家族の絆を描いた感動作だ。
 弔うとは何か。改めて考えさせられるとともに、日本列島の葬送の形は、およそ一様でないことが理解されよう。
 余韻に浸っていたところ、たまたま一冊の本に引き寄せられた。アイヌ研究で知られる考古学者、瀬川拓郎さんの『縄文の思想』(講談社現代新書)である。
 そこで示されるのは、沖縄や鹿児島の南島、漁労を生業としてきた海民かいみん、そして北方のアイヌには、農耕民的な弥生文化とは異なる「縄文文化」が色濃く残っている、という知見だ。
 これらの人々にとって、洞窟は「他界への入り口」だという。とすれば、「洗骨」は、今も残る縄文文化を描いた作品になるかもしれない。そう考えた時、特異に見えた風習も、自分の遠い祖先の他界観を伝えているように感じられ、親しみが湧いてきた。
 昨今、日本では葬儀の簡素化が進み、墓じまいが増えている。少子高齢化などが要因という。
 気になるのは、そうした変化とともに他界観も失われていくのではないか、という点だ。果たして、現代人の他界観は、縄文人のそれより豊かだと言えるだろうか。
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20190316-OYT1T50134/

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