先住民族関連ニュース

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さっぽろ駅ミナパにぎわう アニメなどでアイヌ文化身近に

2019-03-23 | アイヌ民族関連
北海道新聞03/22 09:47

テーブルに投影されたアイヌ民族の暮らしを紹介するCG映像。さっそく子どもたちが手をかざして遊んだ(植村佳弘撮影)
 札幌市が市営地下鉄南北線さっぽろ駅構内に21日オープンした「アイヌ文化を発信する空間」(愛称・ミナパ)では初日から多くの通行人が足を止め、シマフクロウのオブジェや大型モニターに映し出されるアイヌ文様のアニメーションなどに見入った。
 ミナパは同駅の北改札と南改札の間に開設され、アイヌ民族の生活に関するクイズや関連施設を検索できるタッチパネル、アクセサリーやサケの木彫りなども設置されている。
 二つの大きなテーブルには、アイヌ民族の伝統的な生活を再現したコンピューターグラフィックス(CG)の映像を投影。登場する動物や舟などに手をかざすと、解説が日本語と英語で表示される。子どもたちが手をかざして遊んだほか、大きく翼を広げたシマフクロウのオブジェも注目を集めた。
 北区の新琴似小4年谷本知理子さん(10)は「学校でアイヌ民族について習ったばかり。また来たい」、豊平区の男性会社員(30)は「通りかかった道外や海外の観光客にも、アイヌ民族に興味を持ってもらえるのではないか」と話していた。(吉田隆久、本郷由美子)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/288681

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アイヌ文化さっぽろ駅から 発信空間「ミナパ」オープン

2019-03-23 | アイヌ民族関連
読売新聞 03/22
シマフクロウのオブジェについて説明する貝沢さん
 札幌市が地下鉄南北線さっぽろ駅の改札口近くの通路に整備していたアイヌ文化を発信する空間「ミナパ」が21日、オープンした。
 柱や天井などをアイヌ文様で装飾したスペースは、長さ42メートル、幅7・6メートル。大型画面や大テーブルにアニメーション映像を流すなどして、アイヌの伝統的な文化を紹介している。
 空間を見守るように展示されたシマフクロウのオブジェは、平取町の工芸家、貝沢徹さん(60)が樹齢400~500年のニレの埋もれ木を用いて制作した。アイヌ文様を彫刻した大木の上で翼を大きく広げ、「イウォルン パセ カムイ(その場所を見守る尊い神様)」と名付けられた。
 この日の式典に出席した貝沢さんは「シマフクロウの羽根の柔らかさを木目で表現した」と作品の特徴を
https://www.yomiuri.co.jp/local/hokkaido/news/20190321-OYTNT50122/

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社説:京大の琉球遺骨 学問の誠意が問われる

2019-03-23 | ウチナー・沖縄
京都新聞 2019年03月22日 11時52分
 沖縄県今帰仁(なきじん)村に伝わる地元の有力首長の墓から90年前に学術研究の名目で持ち出された琉球人の遺骨を返すよう、子孫らが京都大を訴えている。
 沖縄で先祖の遺骨は信仰の対象である。それが墓にないため、憲法が保障する信仰や宗教の自由が侵害された、と原告は主張している。
 京大は裁判で遺骨の保管を認めたが、「(当時は)違法でなかった」と争う姿勢を見せている。
 重要な学術研究とはいえ、それが遺族らに遺骨を返さなくていいという理由にはなるまい。京大のかたくなな姿勢は残念だ。
 京都地裁に訴えた首長の子孫らによると、1929年に当時の京都帝国大助教授が首長を葬った「百按司(ももじゃな)墓」から26体の遺骨を持ち出し、現在も研究材料として保管しているという。
 子孫らは遺骨が持ち出されていたことを知らずに長年、祭祀(さいし)を継承してきた。「むなしい」という訴えは悲痛である。
 裁判を起こされる前に、返還に動くのが道理ではなかったか。
 同様の訴訟としては、北海道でアイヌ民族が北海道大を相手に起こしている事例がある。
 人骨の研究は戦前、京大や北大を中心に盛んに行われていた。「民族の系統」の研究が名目で、沖縄やアイヌ民族の墓から骨を持ち出していた。
 こうした研究は、日本が大陸や南方に領土拡大を目指す中で行われた。学問が国策のために利用されたが、学問自体も国策に乗じた権威主義的な姿勢が強かった。
 墓から遺骨を持ち去るなどという行為はその典型といえる。
 京大は、当時の沖縄県などの許可を得ており、合法的な取得だったと反論している。だが、当時の帝国大学の権威の前に、沖縄県側が抵抗できなかった可能性は十分にある。
 対等ではない関係の中で持ち去られた文化財などの返還を求める動きは、現在、世界的な潮流になっている。
 米国では先住民の遺骨を収集していた大学に対し、返還を義務づける制度が1990年に施行された。北大も一部返還を始めている。
 京大は訴えられるまで、子孫に対し遺骨の存否さえ回答しなかった。提訴を受け遺骨の存在を認めたが、遺骨が原告の先祖のものかを証明するよう求めている。京大の管理があいまいだったのに、あまりに冷淡な対応だ。
 遺骨は本来の場所に戻すのが筋だ。学問の誠意が問われている。
https://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20190322000071

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タイ77景(22)ラムプーン県(Lamphun) タイ北部

2019-03-23 | 先住民族関連
ニュースクリップ 2019年3月22日(金) 13時41分(タイ時間)

 タイ第2の都市チェンマイからわずか21キロ、7~8世紀ごろに誕生したとされる(タイの先住民族の)モン族の町。
 タイがタワーラーワディー(ドヴァラヴァディー)文明の時代、現在のロッブリーからチャムテーウィーと呼ばれる王室の娘が送られ、ハリプンチャイ王朝が始まった。
 ラムプーン市内には775年に建立されたといわれるワット・チャムテーウィーが残る。インドのブッタガヤの大菩提寺を真似たとされる仏塔には、ドヴァラヴァディの特徴であるはれぼったい目やつながった眉の仏像が60体安置されている。中にはチャムテーウィー妃の遺灰が祭られていると伝わる。
 王朝に関しては多くの史書が残されているが、史実と異なるという意見が多い。7世紀とされる王朝の成立も、実際には8世紀ごろともいわれる。12世紀末までにはランナー王朝に吸収される。
 ラムプーン市郊外には工業団地が2カ所あり、タイ北部の製造業の中心としての地位を築いている。日系メーカーの工場も多い。
人口: 40万6,000人(2017年、内務省地方自治振興局)
面積:4,506平方キロメートル(エネルギー省)
   日本最少の人口56万5,000人の鳥取県以下
   面積4,465平方キロメートルの山梨県ほど
距離:バンコクから670キロ(タイ道路協会)
http://www.newsclip.be/article/2019/03/22/39242.html

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