先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

伝統料理作り楽しむ アイヌ語でクッキング【新ひだか】

2025-01-29 | アイヌ民族関連

 

2025.01.28日高報知新聞

シャクシャイン記念館の囲炉裏でオハウの味比べをする参加者ら

【新ひだか】町イオル再生事業空間活用事業「アイヌ語でクッキング」が25日、静内真歌のシャクシャイン記念館で行われ、13人が参加してアイヌの伝統料理のオハウ(汁物)作りを楽しみながらアイヌ語を学んだ。

 新ひだか地域における「アイヌの人々の伝統的生活空間(イオル)を活用した、楽しく・わかりやすい体験学習を実施し、アイヌ民族の自然と一体となった暮らしや自然に根ざした伝統や文化に対する理解を促進するとともに、自然環境の共生と循環社会の創造について学ぶことを目的に開かれた。

 講師は、新ひだかアイヌ協会の民族文化専門員の菅原勝吉さんが全体説明、事務局の小沢知恵子さんが料理の進行を務めた。

 事前に準備されたタラやニンジン、ゴボウ、ダイコン、ジャガイモ、白菜、ネギ、豆腐、コンニャク、コンブなどの材料と味噌と塩の調味料を使って、味噌味と塩味の2班に分かれ、オハウを約1時間鍋で煮込み仕上げた。

 カムイチェプ アフンパ(鮭を切ります)、イモ カプフ アカラ ワ アフンパ(ジャガイモの皮をむき、切ります)などのアイヌ語を使って調理。最後に、囲炉裏を囲んで、オハウの味比べをしながらイナキビご飯と一緒にみんなで試食した。

 参加した静内農高1年生の水野未悠さんと大西釉陽さんは「ニンジンのいちょう切り、ゴボウのささがきなどがちょっと難しかった。アイヌの伝統や文化を学び、楽しく料理しながらのアイヌ語も学べた。オハウもおいしくできあがってよかった」と笑顔で話した。

 菅原さんは「身近なアイヌ料理のオハウを楽しく作りながら、アイヌ語に触れ、少しでもアイヌ語を普及させることができたら」と話していた。

https://hokkaido-nl.jp/article/36909


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米当局、先住民も誤って拘束=不法移民の一斉検挙で混乱

2025-01-29 | 先住民族関連

 

時事通信 2025-01-28 13:58

 【ワシントン時事】トランプ米政権が着手した不法移民の一斉検挙で、先住民のナバホ族らが誤って拘束される事例が報告されている。先住民は一般的な身分証を持たないケースがあるほか、肌の色など身体的特徴から中南米系と混同されやすい。先住民の間では「精神的苦痛を味わっている」と怒りや不安の声が上がっている。
 CNNテレビによると、27日までにアリゾナ、ニューメキシコの西部2州で少なくとも15人の先住民が自宅や職場で連邦当局に聴取されたり、拘束されたりしたという。
 アリゾナ、ユタ、ニューメキシコの3州にまたがるナバホ族の居留地「ナバホ・ネーション」自治政府のブウ・ナイグレン首長は24日の声明で「連邦当局によってトラウマになるような経験をしたという複数の報告が寄せられた」と指摘。州や移民税関捜査局(ICE)に懸念を伝えると同時に、ナバホ族には州発行の身分証や血統証明書を常時携帯し、自衛するよう呼び掛けた。 
https://sp.m.jiji.com/article/show/3436019


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ネルソン・ネット上院議員 求職者OAPパプア山脈

2025-01-29 | 先住民族関連

 

VOI 28 Januari 2025, 11:19 

DPD RI上院議員のダピル・パプア・グヌン・ネルソン・ウェンダは、ラベワ機構やパプア・グヌン・ユース・リーダーとの願望を捉えるために直接会ったとき、順調かつ円滑に進みました。間

ワメナ - インドネシア共和国地域代表評議会(DPD)上院議員(ダピル)パプア山脈ネルソン・ウェンダは、地元の先住民族のパプア人(OAP)から来た求職者の願望を捉えました。

dpd riダピル・パプア・グヌン・ネルソン・ウェンダ上院議員とワメナ生まれ組織(Labewa)の経営陣、パプア山脈の若者指導者との会合は、様々な現在の問題を議論することによって非常に簡単に行われ、そのうちの1つは2024/2025年の公務員候補者(CPNS)の形成でした。

火曜日、ワメナのDPD RIネルソン・ウェンダ上院議員は、彼の党がパプアグヌン州およびこの地域の8つの地区レベルでのCPNSの募集に関してセンターでどのように戦うことができるかについて、パプアマウンテン求職者と4回目の会議を開催したと述べた。

「もちろん、収容され、記録されたこれらの願望により、私たちはセンターでの方法で戦い、パプア山脈のOAPの権利がCPNS 2024/2025でどのように機会を得るかについて驚きを与えます」と彼は言いました。

彼によると、2021年の特別自治(Otsus)番号21の法律(UU)の規定に従って、パプアのCPNS摂政/都市の受け入れは80:20であり、OAPクォータの80%と非OAPの20%を意味します。

「このクォータは、パプア山脈の州レベルと地区レベルの両方でCPNSテストを受けた兄弟が、もちろん他の地域とは少し異なるルールで優先できるように、私たちが戦うものです」と彼は言いました。

彼は、中央政府は国家機構エンパワーメント・官僚改革省(Kemenpan-RB)を通じてパプアをもっと具体的に見なければならないと説明した。

「コンピュータ支援テスト(CAT)システムを使用したCPNSの受領は、インターネット施設と人事(HR)の両方の制限のために、インドネシアの他の地域とパプアの間で同一視されるべきではないパプア地域の詳細がなければなりません」と彼は言いました。

彼は、特にパプア山脈地域装置組織(OPD)によって一方的に発行された受賞者が、約2年間働いてきたため、テストなしで国家市民装置(ASN)になることを直接優先するように付け加えました。

「ここにいる兄弟たちが,この闘いが中央の紳士たちに聞かれるように祈ってほしいのです」と彼は言いました。

一方、ラベワ組織のサミュエル・ピジョン会長は、2024/2025年のCPNS形成に関する闘いがOAPの期待に従って実現されることを望んでいる。

「先住民族のパプア・グヌン族の子供たちや、何十年もの間この地域に身を捧げたり、貢献したりしてきた子供たちや両親が従業員になれるように、伝えられた願望が実現できることを祈ります」と彼は言いました。

https://voi.id/ja/news/455243


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カナダ オンタリオ州が新規原子力プロジェクトを模索

2025-01-29 | 先住民族関連

 

原子力産業新聞 28 Jan 2025

桜井久子

オンタリオ州政府は1月15日、同州のポートホープ自治体とファースト・ネーションズからの要望に応え、州営電力のオンタリオ・パワー・ジェネレーション(OPG)社に、ウェスリービル(Wesleyville)サイトでの原子力発電所建設の可能性を探るよう要請した。

ウェスリービル・サイトはオンタリオ湖のほとりにある、1,300エーカー(約5.26㎢)の敷地。OPG社の前身であるオンタリオ・ハイドロ社は、1970年代後半に石油火力発電所の建設を計画したが、1979年のオイルショックと不況のためにプロジェクトは中止。OPG社は、オンタリオ州での新設需要に備え、サイトを維持していた。

ウェスリービル・サイトはすでに電源開発地に分類されており、既存の送電網、鉄道、道路インフラに近接している。OPG社の初期評価によると、サイトでは最大1,000万kWeの原子力発電所の建設が可能である。

OPG社のN. ブッチャーCEOは、「新たな原子力発電の可能性を探るにあたり、透明性を徹底したプロセスと、多くの意見する機会、ホストコミュニティとこの土地を伝統的な領土とするファースト・ネーションズ(先住民族の一部)との強力なパートナーシップの構築を約束する。関係するすべての利害関係者と権利所有者の意見に耳を傾け、彼らの明確な支援によってのみ開発を進める」と語った。

現在、原子力はオンタリオ州の電力の半分以上を供給する。オンタリオ州のS. レッチェ・エネルギー・電化相によると、オンタリオ州のエネルギー需要は2050年までに75%の増加が見込まれている。主に州の人口の急激な増加、新しい産業施設、人工知能(AI)向けデータセンター、産業の電化、電気自動車の充電エネルギーによる需要増だ。

今後OPG社はオンタリオ州とともに、自治体とファースト・ネーションズがサイト評価プロセスに参加するための必要なリソースと資金を確保。炉型を選定し、環境影響評価を実施する。新規原子力プロジェクトを進めるためには、影響評価を含む規制当局の承認を完了する必要があり、連邦政府の手続きでは数年かかる可能性があるため、早ければ2025年内に影響評価を開始する予定だ。

カナダ産業審議会は、原子力発電開発はその設計、建設、運用、保守を含む推定95年間の全期間を通じて、オンタリオ州のGDPに2,350億カナダドル(約25.4兆円)の経済効果をもたらすと試算する。また、ポートホープでの1,700人の新規雇用を含め、州全体で10,500人の雇用創出の可能性に言及。地元地域に最大20%の雇用増加を見込んでいる。

オンタリオ州政府は2024年11月、増大する電力需要を対応するためOPG社に対し、ウェスリービル・サイトを含む3つの既存のサイトについて、権利保有者および自治体側が新規の発電所開発に関心があるか評価するように要請。ウェスリービル・サイトについては、ポートホープ議会とファースト・ネーションズがOPG社と協力して新規原子力発電開発への意思を示した。OPG社は、残る2つのサイトのあるナンティコーク(Nanticoke)ならびにラムトン(Lambton)のコミュニティとも話合いを続けていくとしている。

https://www.jaif.or.jp/journal/oversea/26526.html


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米国のグリーンランド購入、失敗の歴史 なぜ狙い続けるのか

2025-01-29 | 先住民族関連

 

ナショナルジオグラフィック 2025年1月28日

 米国は冷戦時代をピークに100年以上にわたり繰り返しグリーンランドに食指を動かしてきた。狙いは豊富な地下資源と、その戦略的な位置だ。しかし、グリーンランドの指導者たちはこうした野心を常に拒んできた。なぜこれほどまでにグリーンランドは狙われるのか、領土購入の試みや軍事基地を巡る交渉の歴史からひも解いていこう。

米国がグリーンランドに初めて関心を持ったのはいつ?

 米国が世界最大の島であるグリーンランドに関心を持ち始めたのは19世紀の後半。1867年に720万ドルでロシアからアラスカを購入した当時の国務長官ウィリアム・H・スワードが、領土拡大のための次の候補として関心を寄せたのがグリーンランドとアイスランドだった。

 スワードが1868年に作らせた報告書はグリーンランドの購入目的として、広大な漁場、野生動物、そして豊富な鉱山資源を挙げている。報告書はまた、グリーンランドを購入すればアラスカとグリーンランドの間に位置するカナダも米国の一部にならざるを得なくなるだろうと指摘している。スワードはカナダの獲得も視野に入れていたからだ。

 しかし、グリーンランドは単なる無人の氷山などではない。れっきとしたデンマークの自治領であり、何世紀もの間、イヌイットをはじめとする先住民族が暮らしてきた島だ。先住民たちは北極圏の厳しい自然環境を生き抜き、漁業や狩猟、土地への結びつきを中心とした伝統を育んできた。

 こうした事実に米国はほぼ目を向けることなく、もっぱらグリーンランドの戦略的な重要性と天然資源に注目していた。こうした米国の姿勢はその後何十年も続く。

「要するに米国の関心事は戦略的な位置と鉱山資源の2点に尽きるのです。それは今も変わっていません」と、デンマークの首都コペンハーゲンを拠点に活動するジャーナリストで、『Fury and Ice: Greenland, the United States and Germany in World War II(激情と氷:第二次世界大戦におけるグリーンランドと米国とドイツ)』の著者であるピーター・ハルムセン氏は言う。

 スワードのグリーンランド購入の試みは失敗に終わったが、米国の野心が消えることはなかった。1910年、当時の駐デンマーク米国大使だったモーリス・イーガンは、複雑な領土交換を提案する。

 それは、米国が植民地支配していたフィリピンのミンダナオ島やパラワン島などを、デンマークの植民地だったグリーンランドおよびデンマーク領西インド諸島と交換し、デンマークはそれらのフィリピンの土地を、当時ドイツに割譲されていた北シュレースビヒ地方と交換すればいいというものだった。しかし、この案も実現には至らなかった。

戦時にグリーンランドが果たした役割

 第二次世界大戦中、グリーンランドの重要性に注目が集まった。1940年にドイツがデンマークを占領すると、米国は南北米大陸を含む西半球にヨーロッパ諸国が勢力を拡大しないようけん制するモンロー主義に基づき、グリーンランドの確保に動いた。

 1941年4月、米国は駐米デンマーク大使と「グリーンランドの防衛に関する合意」に署名する。この合意によって米国はグリーンランドに軍事基地を置き、利用する権利を得た。グリーンランドのクリオライト鉱床は、航空機の製造に欠かせない重要な資源となった。グリーンランドの気象観測所も、連合国にとってヨーロッパの天候を予測する上で必要不可欠となった。

次ページ:戦後もグリーンランド購入を試みる

 1945年5月にナチス・ドイツが無条件降伏すると、デンマークは米軍がグリーンランドを去ることを期待したが、米軍は基地の維持を望んだ。

「米国の安全保障上、グリーンランドに留まることが必要だと考えたのです」と、米国の元外交官で、今は米シンクタンク、ジャーマン・マーシャル財団のシニア・フェローであるブレント・ハート氏は言う。

戦後もグリーンランド購入を試みる

 第二次世界大戦が終わると、米国の関心はソ連という新たな潜在的な脅威に向かう。そして、冷戦が激化する中、軍上層部は米国とソ連の中間点に位置するグリーンランドの重要性を理解した。

 米国メイン州選出の上院議員だったオーエン・ブルースターは、グリーランドの購入は「軍事上の必要事項」だと述べた。軍事目的以外にもグリーンランドは探検や研究の機会にあふれていた。

 1946年、国務省の官僚だったジョン・ヒッカーソンは、軍首脳部がグリーランドを「米国の安全保障上、必要不可欠であると見ている」と報告した。

 その年、米国は秘密裏にデンマークに対し、グリーンランドを1億ドル相当の金(きん)で購入することを提案したと、のちにAP通信が報道している。またアラスカ州のバロー岬の石油資源が豊富な土地と、グリーンランドの一部を交換することも提案している。

「米国は西ヨーロッパ諸国に対し、自分たちが卓越した価値観を支え、独立と自治を重んじる建設的な民主主義国だというイメージを作り上げようともしていたのだと思います」と、米フロリダ州立大学の准教授で『Exploring Greenland: Cold War Science and Technology on Ice(グリーンランド探究:冷戦の科学と氷上の技術)』の編者の1人である歴史家のロナルド・ドエル氏は言う。

 しかし米国の提案にデンマーク政府は衝撃を受けたと、ハート氏は言う。「米国には大きな借りがあるが、グリーンランドを譲らなければならないほどだとは思わない」と、デンマークの時の外務大臣グスタフ・ラスムセンは言っている。

今も続くグリーンランドへの関心

 1951年、米国とデンマークが新たな合意を結んだことで、米国は1949年に設立された北大西洋条約機構(NATO)が適当と判断した基地を開設、運営し続けることが可能になった。この取り決めによって、冷戦下にはグリーンランドの大西洋防衛における戦略的な役割が強化された。

 米国が第二次世界大戦後にグリーランドの購入を試みていたことが記された公文書は、1970年代に機密が解除された。しかし1991年にデンマークの新聞社が報道するまで、グリーンランドの主権と米国の野望を巡る論争に再び火がつくことはなかった。

 今日、北極圏の温暖化が進むなか、新たな海上輸送ルートが浮上し、新たな資源開発が可能になったことで、グリーンランドの重要性はますます増している。しかし「グリーランドは売り物ではない」というデンマークとグリーンランドの意思は固い。

「グリーンランドはグリーンランドの人々のものです」と、グリーンランドのムテ・エーエデ自治政府首相はSNSに投稿した。「グリーンランドの未来と独立は自分たちで守ります」

https://www.goo.ne.jp/green/column/natgeo-0000BvoT.html


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Googleマップで「メキシコ湾」は「アメリカ湾」になる予定

2025-01-29 | 先住民族関連

 

Gigazine 2025年01月28日 11時45分

アメリカ政府内務省は2025年1月24日に、アメリカ南部の「メキシコ湾(Gulf of Mexico)」を「アメリカ湾(Gulf of America)」に改称すると発表しました。これを受けてGoogleは「政府による公称が変更された場合、Googleマップにも名前の変更を適用する」という慣行に従い、名称変更を反映させると発表しました。

Google Maps update: Gulf of America, Mount McKinley will be in after Trump orders name changes | Fox Business
https://www.foxbusiness.com/politics/google-maps-gulf-america-mount-mckinley-after-trump-orders-name-changes
ドナルド・トランプ大統領は2025年1月20日の就任直後に、メキシコ湾を改称する大統領令に署名しました。
Restoring Names That Honor American Greatness – The White House
https://www.whitehouse.gov/presidential-actions/2025/01/restoring-names-that-honor-american-greatness/

トランプ大統領は「漁業から石油、天然ガスに至るまで、繁栄する経済資源と、わが国の経済と国民にとって極めて重要であることを認識し、私はこの湾を正式に「米国湾」と改称するよう指示する」と述べています。
また、北アメリカ大陸の最高峰であるデナリ(標高6190m)は、旧称であるマッキンリーに戻される予定。この山は第25代アメリカ合衆国大統領であるウィリアム・マッキンリーにちなんで「マッキンリー山(Mount McKinley)」と呼ばれていました。しかし、「大きい山」あるいは「偉大なるもの」を意味する先住民族の言葉から、2015年にオバマ大統領(当時)が「デナリ(Denali)」と名付けた経緯があります。
トランプ大統領は「2015年にオバマ政権は連邦の命名法からマッキンリーの名前を剥奪した。これはマッキンリー大統領の生涯、功績、そして犠牲に対する侮辱である」と述べ、アメリカの利益を守り、マッキンリーの歴史的遺産を認めるため、デナリの名をマッキンリー山に戻すことを指示しています。

Googleによれば、政府が提供している地名情報システム(GNIS)が更新された時が名称変更されるタイミングになるとのこと。

また、国によって正式名称が異なる場合、Googleマップのユーザーにはユーザーの国における正式名称が表示され、他の国のユーザーには両方の名前が表示されるとのこと。今回のアメリカ湾やマッキンリーについても、同様の対応を行うとGoogleは述べています。

https://gigazine.net/news/20250128-google-map-gulf-of-america/


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デンマーク、北極圏の安全保障強化に大型投資へ 自治領グリーンランドなども協力

2025-01-29 | 先住民族関連

 

BBC 2025年1月28日

安全保障への大型投資を発表したデンマークのトールス・ルンド・ポウルセン国防相(右)とグリーンランドのヴィヴィアン・モッツフェルト独立・外務相 REUTERS

デンマークは26日、自治領であるグリーンランドおよびフェロー諸島と協力し、北極圏の安全保障を強化するために146億クローネ(約3160億円)を投じると発表した。

この合意には、3隻の新しい北極船、高度な画像取得能力を備えた長距離ドローン(無人機)の拡充、人工衛星の運用強化が含まれている。

デンマークのトールス・ルンド・ポウルセン国防相は、「北極および北大西洋における安全保障と防衛に関して深刻な課題があることを認識しなければならない」と述べた。

この動きは、アメリカのドナルド・トランプ大統領がグリーンランドを取得したいと繰り返し述べているのを受けたもの。グリーンランドはデンマークの一部だが、広範な自治権を持つ。

トランプ大統領は就任前の1月初め、グリーンランド取得のために軍事力や経済力を行使する可能性について尋ねられた際、これを否定しなかった。

世界で最も人口が少ない地域であるグリーンランドには、約5万6000人が住んでおり、その多くは先住民イヌイットだ。

アメリカは長い間、グリーンランドに対して安全保障上の関心を持ってきた。第2次世界大戦でナチス・ドイツがデンマークを占領した後、アメリカはグリーンランドに侵攻し、軍事基地や無線局を設置した。それ以来、アメリカはこの地域で存在感を維持している。

グリーンランドは北米から欧州への最短ルートにあり、アメリカにとって戦略的に重要な位置にある。

近年では、グリーンランドの天然資源、特にレアアース(希土類)やウラン、鉄の採掘に対する関心が高まっている。

グリーンランドのヴィヴィアン・モッツフェルト独立・外務相は、新たな防衛支出を発表する声明で、「グリーンランドは脅威の変化する時代に突入している」と述べた。

「この部分的な合意により、グリーンランドおよびその周辺の安全を強化するための第一歩を踏み出したことをうれしく思う」

今年前半には、さらなる資金提供の発表があるとみられている。

デンマークは昨年12月にも、グリーンランドの防衛に約12億ポンドを費やすことを発表している。これには新しい船舶と長距離ドローン、追加の犬ぞりチームの調達が含まれている。

ポウルセン国防相は、この発表のタイミングを「運命の皮肉」と表現。トランプ大統領がグリーンランドの所有と支配がアメリカにとって「絶対的な必要性」であると述べた直後に行われたことを指摘した。

グリーンランドのムテ・エーエデ自治政府首相は、領土は売り物ではなく「グリーンランドはグリーンランドの人々のものだ」と述べてる。

デンマークのメッテ・フレデリクセン首相もトランプ大統領に対し、グリーンランドの未来を決めるのはグリーンランド自身であると伝えている。

トランプ大統領はそれ以降も、グリーンランド取得の意志を強調し続けており、欧州各国からもグリーンランドを脅かさないよう警告を受けているにもかかわらず、その姿勢を変えていない。

(英語記事 Denmark to spend billions more on Arctic security

https://www.bbc.com/japanese/articles/cd643l76p43o


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前例のない比較が批判を招く

2025-01-29 | 先住民族関連

 

Combo Pop 28 1月 2025

by Alex Quinn Gunter

最近のオーストラリアデーの演説で、自由党副リーダーのスッサン・レイが、ファーストフリートの到着をイーロン・マスクの火星植民地化の野望に例えようとした試みが物議を醸しています。レイ氏はスピーチの中で、イギリスの入植者たちの勇気と大胆さを強調し、彼らの旅を宇宙探査に例え、両者が挑戦と機会に満ちた未知の世界に直面したと主張しました。

しかし、アンソニー・アルバニージ首相はこの類似性を厳しく批判し、このような比較は根拠がないだけでなく、オーストラリアの先住民に対しても無礼であると強調しました。彼は、ファーストフリートが到着した際、土地は空ではなかったことを指摘し、この歴史の一部を議論する際には敏感さが必要であると述べました。

反発を受けて、レイの広報担当者はアルバニージの異議を退け、彼がオーストラリアの起源物語の重要性を理解していないと示唆しました。彼らはオーストラリアデーへの支持が依然として強いことを主張し、国の歴史に対する誇りを守るべきだと述べました。

一方、野党党首のピーター・ダットンは、オーストラリアデーへの尊重を取り戻すことにコミットしていると表明し、祝日についての恥の感情を終わらせるべきだと主張しました。さらに、連立政権の先住民健康サービスのスポークスマンであるケリーヌ・リドルは、歴史的な grievances から現在の健康、教育、コミュニティの福祉といった問題に焦点を移すよう呼びかけ、先住民オーストラリア人のための条件改善に向けた前向きなアプローチを促しました。

歴史的物語の影響

スッサン・レイのオーストラリアデーに関する発言を巡る物議は、単なる政治的レトリックを超え、歴史的物語や文化的アイデンティティに関する社会的緊張を反映しています。植民地の歴史の枠組みは、オーストラリアの国家の結束と先住民と非先住民の間の関係に深い影響を与えます。 リーダーが植民地化と現代の野望、例えば宇宙探査の間に類似点を引き出そうとするとき、彼らは植民地化の下で苦しんだ人々の経験を軽視する危険があります。

この議論は、自国の植民地の過去に取り組む国々が、一貫した国家アイデンティティを形成しようとする中での世界的なトレンドを明らかにしています。オーストラリアにとって、これは和解の未来を意味するか、特に歴史的な真実を巡る議論が公共政策や教育に現れる中で、分断を続けることを意味するかもしれません。

さらに、オーストラリアがその植民地の遺産に直面する中で、経済的な影響は重要である可能性があります。先住民コミュニティへの投資や土地の権利の認識といった和解に向けた前向きな動きは、持続可能な発展と成長を促進し、長期的な経済的利益をもたらすことができます。

環境的には、先住民の土地管理慣行の認識は、気候レジリエンスに関する重要な洞察を提供します。先住民の知識は長い間、気候変動に対抗するための未活用の資源でした。この知識を受け入れることは、土地に対するコミュニティと責任の感覚を育み、経済モデルを再定義します。

最終的に、オーストラリアがこれらの複雑な問題をナビゲートする中で、歴史に対する敏感で包括的な関与の必要性が重要になります。長期的な意義は明らかです:自国の過去を尊重する社会は、より公正で平等な未来を築くことができます。

オーストラリアデーの比較を巡る論争:歴史対未来

スッサン・レイの発言が引き起こした論争

自由党副リーダーのスッサン・レイのオーストラリアデーの演説中のコメントは、オーストラリアで重要な議論を引き起こしました。1788年のファーストフリートの到着をイーロン・マスクの火星植民地化の野望に例えることで、レイは歴史的探査と現代の野望の間に類似点を引き出そうとしました。しかし、この類似性は、複雑な歴史的ダイナミクスを単純化し、先住民オーストラリア人に対する感受性を欠いているとして批判を浴びています。

政治的反応:双方の声

アンソニー・アルバニージ首相は、レイの発言に対して強く反応し、このような比較は占有された土地の先住民コミュニティに対して無礼であると主張しました。アルバニージは、先住民の人々はイギリスの植民地化のずっと前にすでに文化や社会を築いていたことを強調し、オーストラリア人に自国の歴史をより微妙に理解する必要があることを思い出させました。

一方、レイの広報担当者は、アルバニージの異議は、彼らが言うところのオーストラリアの強い起源物語からの乖離を示していると主張しました。この緊張は、オーストラリアデーがどのように理解され、祝われるべきかについての一般市民や政治家の間の広範な感情を反映しています。

野党党首のピーター・ダットンは、オーストラリアデーへの尊重を取り戻すよう呼びかけています。彼は、祝日についての恥の感情に対処すべきだと述べ、歴史的行動への罪悪感ではなく、国家の誇りを抱く祝典を推奨しました。

さらに、連立政権の先住民健康サービスのスポークスマンであるケリーヌ・リドルは、歴史的な議論から現在の先住民の問題、例えば健康、教育、コミュニティの福祉に焦点を移すよう呼びかけました。この視点は、先住民オーストラリア人にとって具体的な進展が歴史的な grievances よりも優先されるべきだという感情の高まりを強調しています。

先住民の視点への洞察

この事件は、オーストラリアデーに関する議論の前面に先住民の声を引き出しました。多くの先住民オーストラリア人は、1月26日を祝う日ではなく、哀悼の日として見ており、植民地化の始まりとその後の彼らの苦しみを象徴する日として認識しています。

オーストラリアデーの再考や、先住民の文化や歴史を尊重する追加の観察日を求める声が高まっています。オーストラリア人が自国のアイデンティティと植民地化の遺産に取り組む中で、議論は進化し続けています。

前進するために:可能な解決策とトレンド

この論争が展開する中で、いくつかの潜在的な前進の道が浮上しています。

1. 和解のイニシアティブ:先住民と非先住民のオーストラリア人の間での癒し、教育、和解を促進するイニシアティブへの推進が増加する可能性があります。

2. 代替の祝典:この議論は、先住民コミュニティをより尊重して称える代替の祝日を設立することにつながるかもしれません。

3. 公共対話:歴史的文脈とその現在の影響についての国家的対話を促進することで、オーストラリア人が共有の歴史をより深く理解できるようになるでしょう。

4. 教育の焦点:先住民の歴史と植民地化の影響に関する包括的な教育を学校のカリキュラムに統合することで、より情報に基づいた共感的な市民を育成するのに役立つでしょう。

全体として、オーストラリアデーや行われた比較に関するこの議論は、歴史的不正義に取り組みながら、すべてのオーストラリア人のためにより包括的な未来を築く機会と課題を強調しています。

関連する社会的および政治的問題についてのさらなる洞察については、Guardian Australiaを訪れてください。

https://combopop.com.br/ja/uncategorized-en/前例のない比較が批判を招く/49352/


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萱野茂氏の遺業目録化 アイヌ文化復興に力

2025-01-29 | アイヌ民族関連

 

読売新聞 2025/01/29 05:00

青柳さんがまとめた萱野茂さんの言説資料の目録

 アイヌ民族初の国会議員となった萱野茂さん(1926~2006年)が残した著作や原稿、ノート、日記などの紙の資料計2600件を目録化した「萱野茂資料の基礎的研究」が今月、刊行された。来年は生誕100年、没後20年の節目で、アイヌの文化復興や権利回復に尽力した萱野さんの業績を検証する基礎資料として活用されそうだ。(片岡正人)

 萱野さんと付き合いのあった元北海道文学館評議員の青柳文吉さん(72)(当別町)が一昨年、「間もなく生誕100年を迎えるのに、資料を整理している動きがない」と気づき、目録化を企画。アイヌ民族文化財団の研究助成を受けて作業を進めてきた。

 萱野さんの妻れい子さん(93)らの許可を得て、平取町二風谷の書斎に初めて入ったのは昨年3月。2018年の胆振東部地震で、書棚は倒れて、本や資料は床に散乱し、足の踏み場もない状態のままだった。壁には、04年4月のカレンダーが残され、萱野さんが亡くなる2年前までこの部屋で執筆していたことをうかがわせた。

 現地での作業は7~11月、月2回2泊3日の日程で通い、延べ30日を要した。手の届く資料から順に番号を付け、作品資料としては図書、雑誌、新聞、現物資料としては原稿、書簡、ノート、日記などに分類した。

 最も多かった原稿は800点以上。そのほぼ全てが鉛筆で書かれていた。ノートも250冊以上あり、ユーカラ伝承者の金成マツさんが、アイヌ語をローマ字で書いたユーカラの日本語翻訳時に使用したものが多くを占めた。

 1946~83年の日記17冊、自著(共著含む)171冊、雑誌に掲載された寄稿やインタビュー記事など203点、新聞関係232点が確認された。

 書斎にあった資料以外に萱野さんが原告となった二風谷ダム訴訟、平取町議や参院議員だった時の会議録なども追加した。

 原稿量の多さに驚いたという青柳さんは「頼まれたら引き受ける。根っからのもの書きだった。研究者としてではなく生活者として、アイヌ文化を発信していた」と語る。目録は道内の主な図書館や博物館に送付しており、「この目録がアイヌ研究や萱野さんの仕事を振り返るきっかけになれば」と期待している。

https://www.yomiuri.co.jp/local/hokkaido/news/20250129-OYTNT50010/


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