北海道新聞2024年12月16日 20:00
アイヌ文化PRコーナーのオープニングセレモニーで披露されたムックリの演奏
多くの市民や観光客にアイヌ民族の文化を身近に感じてもらおうと、札幌市は16日、市営地下鉄大通駅コンコースに「アイヌ文化PRコーナー」を設置した。アイヌ工芸品の常設販売店や民族衣装の試着コーナーを設けて理解促進を図る。
中央区のサッポロファクトリーに設置していたコーナーを移転し、装いを新たにした。一角に構え、工芸品を販売する「PORSE(ポロセ)」は、店名がアイヌ語で「表現する」という意味。札幌市内で活動する工芸家7人と8団体の作品が並び、アイヌ文様が入ったショルダーバッグやタペストリー、がま口などをそろえる。
体験コーナーでは、伝統的な食事のオハウ(汁物)やルイベなど12品のレシピを配布。アイヌ民族の衣装を誰でも試着できるほか、楽器も置いている。
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※「ポロセ」の「ロ」は小さい字