ママトーク 2025.01.20
5つのテーマで北海道を紹介
JR森林公園駅からバスで約5分のところにある「北海道博物館」は、2053ヘクタールという広大な面積を持つ道立自然公園「野幌森林公園」内にあり、北海道の自然や歴史、文化を学ぶことができる総合博物館です。
「北海道開拓記念館」と「道立アイヌ民族文化研究センター」が統合する形で、2015年に開館しました。公募により決定した愛称は「森のちゃれんが」。道庁の赤れんが庁舎とともに、野幌の自然に囲まれた赤れんがの博物館を広く発信していくという意味があります。
通年展示している「総合展示」と、定期的に展示内容が変わる「企画展」があり、総合展示室入口では、ナウマンゾウとマンモスゾウの全身骨格標本が出迎えてくれます。
総合展示は「北東アジアのなかの北海道」、「自然と人とのかかわり」というコンセプトのもと、私たちが住む北海道に関する自然や歴史、文化を5つのテーマで紹介しています。
第1テーマ「北海道120万年物語」
第2テーマ「アイヌ文化の世界」
第3テーマ「北海道らしさの秘密」第4テーマ「わたしたちの時代へ」
第5テーマ「生き物たちの北海道」
プロローグの「北と南の出会い」から始まり、第1テーマの「北海道120万年物語」、第2テーマの「アイヌ文化の世界」、第3テーマの「北海道らしさの秘密」、第4テーマの「わたしたちの時代へ」、そして最後の第5テーマ「生き物たちの北海道」へと続きます。
中でも子どもたちの人気が高いのが第5テーマの展示です。クマやシカをかたどった入り口を入ると、まず目に入ってくるのは「どんぐりコロコロ」。ハンドルを回すとどんぐりに見立てた木のボールが上まで上り、毎回、異なったところに転がっていく仕組みになっています。転がる様子はかわいらしく、ボールがそれぞれの動物のところに落ちるときには、耳を澄ますと木琴のような音を奏でます。
子どもたちに人気の「どんぐりコロコロ」
どこへ転がっていくかは、お楽しみ♪
また、土日祝日には、実際のサケの重みを体感できるサケのぬいぐるみを展示。ずっしりとしているため、見た目以上の重さに驚く人も多いのだそうです。疲れた時に一休みできるよう、ヒグマのソファやシャチのソファもあります。
実際に持ち上げて重さを確認してみよう
ヒグマのソファで一休み
シャチのソファもあります
「はっけん広場」では、アザラシの毛皮に触れることも!
展示室以外にも、建物地下にある図書館では、子供向けの本や図鑑、絵本などが読めるほか、「はっけん広場」では、アザラシの毛皮など普段、なかなか目にすることのない体験教材を自由に使って楽しむことができます。土日祝日限定で工作イベントも実施中。公式サイトでイベントをチェックして、ぜひ親子で参加してみてください。
施設情報
以下の情報は最新ではない可能性もあります。お出かけ前に最新の公式情報を必ずご確認ください。
名称
北海道博物館
所在地
北海道札幌市厚別区厚別町小野幌53-2
開館時間
5~9月 9:30~17:00
10~4月 9:30~16:30
休館日
毎週月曜日(祝日・振替休日の場合は直後の平日)
年末年始(12月29日~1月3日)
料金(総合展示室)
一般
800円(600円)
大学生・高校生
300円(200円)
※中学生以下、65歳以上の方は無料(年齢のわかるものを提示)
※高校生は土曜日、こどもの日、文化の日は無料
※( )内は10名以上の団体、道民割(一般の方のみ適応)の料金。道民割は道内在住である証明を提示
電話番号
公式サイト
https://www.hm.pref.hokkaido.lg.jp/
アクセス
【バス】
JR新札幌駅(地下鉄新さっぽろ駅)から約15分(ジェイ・アール北海道バス 新22 「開拓の村」行き)
JR森林公園駅から約5分(ジェイ・アール北海道バス 新22 「開拓の村」行き)
【徒歩】
JR森林公園駅から20~25分
【車】
国道12号線を走り、野幌森林公園の入口(厚別東小学校前)から曲がる
駐車場
無料