(毎日新聞 2009年5月16日 地方版)
道アイヌ協会の総会が15日、札幌市中央区で行われた。政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」が今年夏にも答申を出す機会をとらえ、総合的な施策を推進する新たな立法措置のほか、政府の担当窓口や常設の審議機関の設置を求めることを盛り込んだ今年度の事業計画案を承認した。
あいさつで加藤忠理事長は、アイヌを先住民族と認めることを政府に求めた国会決議が昨年6月に採択されたのを受けて事態が大きく動いている状況を指摘。その上で「いま大きな転換点に立たされ、これまでのアイヌの思いを政府がくみ取る可能性がある」と、有識者懇の議論が正念場に差し掛かっていることを強調した。
総会には道内各地の支部から代議員ら約250人が参加。アイヌ協会を全国組織に発展させる具体的な方策や権利の回復などについて意見が出された。【千々部一好】
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20090516ddlk01040139000c.html
道アイヌ協会の総会が15日、札幌市中央区で行われた。政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」が今年夏にも答申を出す機会をとらえ、総合的な施策を推進する新たな立法措置のほか、政府の担当窓口や常設の審議機関の設置を求めることを盛り込んだ今年度の事業計画案を承認した。
あいさつで加藤忠理事長は、アイヌを先住民族と認めることを政府に求めた国会決議が昨年6月に採択されたのを受けて事態が大きく動いている状況を指摘。その上で「いま大きな転換点に立たされ、これまでのアイヌの思いを政府がくみ取る可能性がある」と、有識者懇の議論が正念場に差し掛かっていることを強調した。
総会には道内各地の支部から代議員ら約250人が参加。アイヌ協会を全国組織に発展させる具体的な方策や権利の回復などについて意見が出された。【千々部一好】
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20090516ddlk01040139000c.html