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アイヌ民族の英雄しのび法要祭 北海道新ひだか町

2016-09-24 | アイヌ民族関連
共同通信 2016/9/22 16:56

シャクシャイン像の前で行われたカムイノミ=22日、北海道新ひだか町
 江戸時代に松前藩の収奪に抵抗し、蜂起したとされるアイヌ民族の英雄シャクシャインをしのぶ法要祭が22日、北海道新ひだか町の真歌公園で開かれた。北海道各地から集まったアイヌと和人(アイヌ以外の日本人)が共に祈りをささげ、民族共生に思いをはせた。
 アイヌの首長だったシャクシャインは寛文9(1669)年、松前藩の不公平な交易方針などに抵抗して一斉蜂起し、同10月23日に松前藩との和睦の席で謀殺されたとされる。法要祭は天候を考慮して命日の約1カ月前に当たる秋分の日に開かれ、今年で70回目。
http://www.47news.jp/news/2016/09/post_20160922165605.html

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【海外発!Breaking News】吊るされた2000体もの不気味な人形 呪われた人形島(メキシコ)

2016-09-24 | 先住民族関連
livedoor-2016年9月23日 19時10分

メキシコシティ中心部から南へ約30キロのところにあるソチミルコ(Xochimilco)は、先住民族ナワトルの言葉で「花の野の土地」を意味し、運河が非常に多いことで知られる。1987年にユネスコの世界文化遺産に登録され、その美しいのどかな村落に魅せられて毎年たくさんの観光客が訪れる。しかしそこには船でのみ辿り着けるという「人形島(La Isla de la Muñecas)」と呼ばれる不気味な島が存在する。
人形島には古びた2000体もの人形が、島の木々や家の壁などに釘で打ち付けられ吊るされている。その光景は異様だ。
この地が呪われた島として知られるようになったのは、1950年代にある少女が運河で溺れ亡くなったことがきっかけだった。英メディア『Mirror』によると、少女の遺体を発見したのは、その当時の島の所有者であったフリアン・サンタナ・バレラ(Julian Santana Barrera)氏だったという。
数日後、バレラ氏は遺体を発見した同じ場所で少女のものと思われる人形を見つけることになる。人形を手に取ったバレラ氏は、少女に哀悼の気持ちを込めてそれを近くの木に吊り下げた。
しかしバレラ氏は島のあちこちで、浮かばれずさまよう少女の魂を目にしたり、もがき苦しむ少女の声を聞くようになった。そして浮かばれない少女の魂を鎮めるため、バレラ氏は島のありとあらゆる場所に人形を吊るし始めた。
悲運は重なるもので2001年、バレラ氏は少女が亡くなった同じ場所で溺れ死亡した。
バレラ氏が亡くなるまでの50年間で集められた人形の数は、捨てられた人ものを拾い集めたものや、噂を聞きつけて持ち込まれた人形を含め2000体を超える。一部は小さな小屋に集められ、一部は木々に釘で打ち付けられているが、どれも色褪せて劣化しなんとも不気味な雰囲気を醸し出している。
カヌーを使い2時間かけてこの島を訪れた写真家のセバスチャン・ペレス・リラさん(24)は「ここはとても静かで平和です。でもこれだけたくさんの人形を見ていると、誰かに見つめられているような気がしてどうにも落ち着かなくなってくるのです。この異様な恐怖感は来てみないとわからないと思います。色々な場所を旅していますが、違った意味でいい経験になりました」と語っている。
出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
http://news.livedoor.com/article/detail/12056280/

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ドキュメンタリー映画「ツンドラブック」へのご協力を!

2016-09-24 | 先住民族関連
レイバーネット日本 2016年9月23日 (金)
*レイバーネットMLから
根岸です。
以下の映画の上映会を12月にやります。いろいろ資金繰りも大変なのですが、ロシア極北東で暮らすわずか1万5千人の先住民チュクチ族の暮らしを記録した映画です。その雄大な自然と過酷な気候条件の下で生きる彼らの姿に、生きることとは何か、自由とは何かを考えさせられます。
また当日、文化人類学者で探検家、医師の関野吉晴さんの講演もあります。関野さんは、グレートジャニーで人類400万年の旅を、人類が歩いた道とは逆のパタゴニアからアフリカまで、近代的な乗り物を一切使わないで歩いています。その道程のなかでベーリング海峡をカヌーで横断し、チュクトカ半島を旅しました。その話も聞けると思います。
上映料は1000円ですが、賛同もしていただけますとなおありがたいです。
ドキュメンタリー映画「ツンドラブック」
上映会 12月18日(日)2時 日比谷図書文化館 日比谷コンベンションホール(大ホール)
映画「The Tundra Book」 (2011年 ロシア 105分)
極東ロシア、北極圏のツンドラ地帯にチュコト半島は位置します。そこでトナカイを追って暮らす遊牧民チュクチ。この映画は、72歳のVukvukaiを通して、チュクチの人々の生活を映し出しています。雄大なツンドラの景色と過酷な自然。観るものを圧倒するドキュメンタリー映画です。そしてまた、ロシアという大国のなかで進められる同化政策の現実があります。
監督の紹介 Alexsei Vakhrushev 
 1969年、ロシア チュクチ自治管区首都アナデリ生まれ。ウラジオストックの演劇学校、モスクワの映画学校を経たのち、「Time When Dreams Melt」でデビュー。96年に「Birds of Naukan」。ともにアジアの極北東で暮らす先住民の生活や苦悩、希望を描く。「The Tundra Book」も含め、ミュンヘン国際映画祭、シカゴ国際映画祭等、多くの賞を獲得。現在新しいドキュメンタリーを制作中。
日本版制作への協力のお願い
 パリのCOP21で観て以来、この映画を上映したいと考えてきました。地球上にはチュクチのように生きている人々がいます。貧困はなく、過酷な自然のなかで互いに支え合うことで生き抜く術を持っているのです。チュクチの生活を守ることは、私たち自身の生きる権利や自由に生きることへの担保につながることだと考えています。
上映は営利目的ではなく、自主上映によるものです。編集、字幕や告知等に費用がかかりますので、皆様の協力をお願いいたします。
賛同とカンパのお願い
賛同金 個人1口 1000円  団体1口 3000円
銀行振込口座 ゆうちょ銀行 「ツンドラブック」日本上映委員会
記号 10180 番号 59756641
(他行からの振込:支店名 018(ゼロイチハチ) 口座番号59756641)
*もしくは、ゆうちょ銀行に口座がない場合、こちらの方が便利です。
郵便振替口座    00170-7-696612  「ツンドラブック」日本上映委員会
*賛同者として名前の公表を希望しない方は、お振込の際、お知らせください。
問い合せ先
 「ツンドラブック」日本上映委員会 根岸 恵子 080-5443-7825
 FAX 03-3688-6088    e-mail tundrabookjp@yahoo.co.jp
HP https://tundrabookjp.wordpress.com
よろしくお願いいたします。
http://www.labornetjp.org/news/2016/1474622091408staff01

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塚洋介「夢を見ることに飽きたことなんてない!」ライブシネマ『怪獣の教え』開幕!

2016-09-24 | 先住民族関連
T-SITEニュース-2016年9月23日 (金) 17:00

ライブシネマ『怪獣の教え』窪塚洋介
2016年9月21日(水)、東京・Zeppブルーシアター六本木にて、ライブシネマ『怪獣の教え THE TEACHINGS OF KAIJU』が開幕した。2015年11月に初上演された本作は、『青い春』、『空中庭園』を世に送り出した映画監督・豊田利晃の舞台初演出作品。演劇と音楽、そして映画を融合させ、ライブ作品に仕上げた舞台として大きな話題となった。今回の公演は、約1年ぶりの再演となる。その初日当日に囲み会見と公開ゲネプロが行われ、演出・脚本・映像の豊田と、キャストの窪塚洋介、渋川清彦、太田莉菜が登壇した。
今回の再演について、まず豊田が「新しいシーンが1つ増えて、尺も前回は1時間40分ぐらいだったのが、2時間ぐらいになっています。この作品は、役者、音楽、映像、照明、音響と、全てが本番でないと完成しないので、セッションのようなスリリングなところがあるんです。そこを楽しんでもらいたいですね」と初演からの違いと見どころをアピール。
続いて、窪塚は「増えたシーンは、僕が演じる天作の独白みたいな場面なんですけど、そこが今回、一番楽しんでやれたところですね。毎日が映像・音楽・演技のセッションなので、今日はこうしてみようとか、この位置でセリフを言ってみようとか、楽しんで稽古をやってきました。毎公演、全部違ったものになると思います」と追加シーンや再演にあたっての演技の変化について説明。
また、マーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙-サイレンス-』(2017年全国ロードショー)にも出演している窪塚は、「役者として映画で学んできたことを全て出せる場所っていうのは舞台だと思うんです。今まで映画やドラマをやらせてもらって、結果、自分の力を最大限に発揮できる場所っていうのは舞台なのかなという気がしています。編集も効かない同じ板の上で、例えば、外国人タレントと共演しても、その人とも同じ土俵で勝負できる場所なんですよね。そういう意味でフェアな場所だと思うし、自分自身が全身全霊で全てをぶつけられる場所なんです」と舞台について強い思いを披露した。
一方、自身の映画デビュー作『ポルノスター』から豊田と付き合いのある渋川は「豊田さんは映画の時と顔は変わらないですね。舞台稽古のときでもカチンコを持って、“用意、ハイ!”と言っていて、顔は変わりません。常に和ましてくれるんですけど、やっぱり本番に入ると厳しくて、顔が変わりますね」と、舞台演出時の豊田の様子を明かすと、豊田が「結局、顔は変わるって話だよね(笑)」とツッコミを入れ、会場の笑いを誘った。
そして、太田は「作品を観ることで、人によって感じることや受け取り方は様々だと思うんです。今回の舞台を観たお客さんの多くが、幸せでも苦痛であったとしても、ある意味で夢の中にいるということが体験できる特別な2時間になると思います」と本作のキーワードでもある“夢”を絡めて、見どころを語った。
豊田も参加している音楽ユニット「TWIN TAIL」と、オーストラリア先住民族の管楽器ディジュリドゥの奏者で画家としても活躍するGOMAが担当する音楽。その音楽と、舞台で展開される迫真の演技、演劇の背景としてだけでなく動画でも表現される映像演出により、セッションのようなライブ空間「ライブシネマ」が生み出された。そんな本作の、よりパワーアップしたセッションを、ぜひ生で体感して欲しい。
ライブシネマ『怪獣の教え THE TEACHINGS OF KAIJU』は、9月21日(水)から9月25日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演される。
(取材・文・撮影/櫻井宏充)
http://top.tsite.jp/news/stage/o/30598387/?sc_int=tcore_news_geinou

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世の中も演劇の概念も破壊する熱狂のライブシネマ開幕!窪塚洋介主演『怪獣の教え』ゲネプロレポート

2016-09-24 | 先住民族関連
okmusic UP's-2016.09.22 10:45提供元:SPICE

2015年11月、横浜で初演され、興奮と称賛を巻き起こした伝説的舞台『怪獣の教え』が、2016年9月21日(水)からZeppブルーシアター六本木に“上陸”する。
2015年11月、横浜で初演され、興奮と称賛を巻き起こした伝説的舞台『怪獣の教え』が、2016年9月21日(水)からZeppブルーシアター六本木に“上陸”する。
演出・脚本・映像は、『青い春』『ナイン・ソウルズ』『空中庭園』『クローズEXPLODE』で知られる映画監督の豊田利晃。出演は、来年公開の映画『沈黙-サイレンス-』でハリウッドデビューを果たす窪塚洋介。そして、豊田作品に欠かせない渋川清彦、さらに本作で初舞台を踏んだモデル・女優の太田莉菜。強烈なオーラを持った3人が、観る者の胸に巨大な“杭”を打ちつけていく。
公演に先立ち、同日、マスコミ向けの公開ゲネプロを実施。その震撼のステージの一端をレポートする。
物語の舞台となるのは、“東洋のガラパゴス”と呼ばれ、古代の風景を今なお現世に残す神秘の島・小笠原諸島。この『怪獣の教え』は、豊田監督が父の死をきっかけに訪れた小笠原諸島で、その大自然に魅入られ、心を奪われたことから端を発する。
東京での生活への違和感。進化しすぎた文明へのアンチテーゼ。現代日本社会への怒りと警告。「本当に怪獣がいるんじゃないかと思った」と語る小笠原諸島での暮らしから見えてきた豊田監督の“リアル”がここにはつまっている。
それを体現するのが窪塚洋介、渋川清彦、太田莉菜の3人だ。
物語は、15年前、故郷の小笠原諸島を捨て、東京へと渡った天作(窪塚洋介)が久しぶりに小笠原諸島へ戻ってくるところから始まる。久々の帰還を歓迎するのは、従兄弟の大観(渋川清彦)だ。かつて親友のように共に過ごした天作と大観。しかし、天作は再会を喜ぶ素振りなどまるで見せない。それどころか何かから逃れるように性急に「船を出してくれ」と大観に頼みこむ。かくして、ふたりは一隻の船に乗り、“ボニンブルー”の海へと繰り出す。
圧巻なのが、従来の演劇の概念を覆す独自の演出だ。豊田監督は、本作を「演劇と映画と音楽が融合した“ライブシネマ”」と銘打った。その看板を証明するかのように、冒頭から象徴的なシーンが続く。
まず開演を待つ会場に絶えず流れる波の音。その中で、現実と虚構の狭間を縫うように舞台上に現れたのが、オーストラリア先住民族の管楽器ディジュリドゥの奏者・GOMAだ。背景には青い海とホロスコープ。地球のうめき声のような、あるいはまだ言語を持たない原始の人々の祈りのような低い音が、観客を東京から1000km南の小笠原諸島へといざなっていく。
そこに現れる天作。詩的なモノローグが、窪塚の独特の韻律にマッチしている。まるで太平洋にぷかりと浮かび、たゆたうような不思議な酩酊感に包まれていると、突然大音量のロックサウンドが耳をつんざく。豊田監督も所属する音楽ユニット・TWIN TAILによる生演奏だ。そこに豊田監督自らがDJのようにスイッチングしているという小笠原諸島の映像が入り乱れる。その圧倒的空間は、演劇というよりロックバンドのライブそのもの。まだ幕開けから10分と経っていないはずなのに、痺れるような絶頂感が身体の奥底から溢れ出す。この瞬間、豊田監督が胸を張って答えた“ライブシネマ”の意味を誰もが知ることになるだろう。
そして、改めてその実力を見せつけたのが、俳優・窪塚洋介だ。欺瞞と放射能で汚染された東京を捨て、ある“夢”を果たそうとする天作のキャラクターは、自らも「自分そのもの」と認める通り、まるで窪塚洋介がその場で自身の言葉を発しているようにさえ見える。そのエネルギーの何と底知れぬことか。謎に満ちた帰郷のシーンから、大観と話す屈託のない表情、そしてクライマックスの叫びまで、全編に渡って観客の視線を惹きつけて離さない。
思えば、窪塚洋介という俳優の登場は、まさに時代を震撼させる“怪獣”だった。熱狂的な信者を生み出したドラマ『池袋ウエストゲートパーク』のキング役から、初主演映画『GO』や『ピンポン』の鮮烈な演技まで、ある一定の世代にとって、窪塚洋介という存在は時代のアイコンであり、青春のカリスマだった。俺たちの世代には、窪塚洋介がいる。そのことに言い知れぬ誇りを覚えた者も少なくないはずだ。
近年、なかなかメジャーな作品で彼の演技を見ることはかなわないが、この『怪獣の教え』を見れば、窪塚洋介の持つ輝きが何ら衰えていないことを、それどころかこの腐敗した時代の中で決して汚れることなく、さらに無垢で硬質な光を放っていることに驚かされることだろう。それほどまでに天作というキャラクターと窪塚洋介はシンクロし、観る者の心臓を直接手掴みで揺さぶってくる。
もちろん、愚かなほどの陽気さで天作と対をなした渋川清彦、そして形容しがたい存在感で作品に説得力を与えた太田莉菜の好演も称えたい。
クライマックスは、「衝撃」という言葉が陳腐に思えてしまうような天作の魂の叫びで客席を呑みこんでいく。初演から一転、キャパシティが一気に広がることで、作品世界が損なわれてしまうことも危ぶまれたが、そんな心配は杞憂でしかなかった。むしろ、この理屈を超えた破壊力の前では、約900席のZeppブルーシアター六本木でも狭いくらいだ。きっと呼吸を忘れ、その結末にのめりこんでしまうことだろう。
そして、すべてが終わり、Zeppブルーシアター六本木を後にした瞬間、振り返るとそこにそびえたつ巨大な六本木の高層ビル群に、叫ばずにはいられなくなるはずだ。
観客にとっての『怪獣の教え』は、そこから始まっていく。
公演情報舞台『怪獣の教え THE TEACHINGS OF KAIJU』
■日程:2016年9月21日 (水) ~2016年9月25日 (日)
■会場:Zeppブルーシアター六本木
■演出・脚本・映像:豊田利晃
■出演:窪塚洋介 渋川清彦 太田莉菜
■音楽:TWIN TAIL (中村達也:Dr、ヤマジカズヒデ:Gt、青木ケイタ:Sax&Fl)/GOMA(Didgeridoo)
■公式サイト:http://kaijuno-oshie.com/
<あらすじ>
小笠原諸島の青い海。海の上を漂う一隻の船。船の上には二人の男。
国家の秘密を暴露して、政府から追われる天作(窪塚洋介)。パラダイスで生きることの葛藤を胸に抱く、島育ちのサーファーの大観(渋川清彦)。東京で事件を起こし、島へ逃げて来た天作は従兄弟の大観に船を出してくれるように頼む。無人島にでも隠れるのだろう、と大観は思っていた。しかし、天作の目的は、祖父から教えられた、『怪獣』を蘇らせることだった。一隻の船に乗り込むと二人は海へ出る。昨夜、二人は世界の島を転々としながら暮らす、アイランドホッパーのクッキー(太田莉菜)と出会った。 クッキーは怪獣の教えの秘密を知っていた……。
http://okmusic.jp/#!/news/136861


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横山むつみさん死去 68歳 銀のしずく記念館長

2016-09-22 | アイヌ民族関連
09/21 16:00、09/21 16:17 更新

横山むつみさん
 【登別】アイヌ民族の神話や伝説をまとめた「アイヌ神謡集」を著した 知里幸恵 (ちりゆきえ)(1903~22年)のめいで、登別市の「知里幸恵銀のしずく記念館」館長の横山むつみ(よこやま・むつみ)さんが21日午前0時50分、がんのため死去した。68歳。登別市出身。自宅は登別市登別本町2の36の1。通夜は近親者で行い、告別式・お別れ会は23日午前10時から、登別市登別本町2、同記念館で。喪主は夫孝雄(たかお)さん。
 国学院大卒。80年に首都圏のアイヌ民族団体「関東ウタリ会」結成に参加し、アイヌ新法の制定運動に取り組んだ。97年、登別に戻り、市民からの寄付金を基に2010年、幸恵の生家近くに銀のしずく記念館を開設。幸恵や叔父でアイヌ語研究者の知里真志保(ましほ)の資料など、約300点を収蔵する同記念館の初代館長に就任し、アイヌ文化の普及活動に尽力した。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0318554.html


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横山むつみさん死去 知里幸恵記念館館長

2016-09-22 | アイヌ民族関連
産経ニュース 2016.9.21 21:46更新
 横山むつみさん(よこやま・むつみ=知里幸恵 銀のしずく記念館館長)21日、がんのため死去、68歳。北海道登別市出身。お別れ会は23日午前10時から登別市登別本町2の34の7、知里幸恵 銀のしずく記念館で。喪主は夫、孝雄(たかお)氏。
 アイヌ民族として初めて、カムイユカラ(神謡)を文字化した「アイヌ神謡集」の著者、知里幸恵のめい。国内外からの寄付を元に、幸恵の業績を伝える記念館を生家近くに開いた。
http://www.sankei.com/life/news/160921/lif1609210035-n1.html

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アイヌ民話の人形劇、大阪で12月上演 阿寒の工芸協同組合

2016-09-22 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/21 05:00、09/21 18:07 更新

阿寒湖アイヌシアターで上演された人形劇「ふんだりけったりクマ神さま」=2012年4月29日
 【阿寒湖温泉】釧路市阿寒湖畔の民芸品店などでつくる阿寒アイヌ工芸協同組合は12月、国立民族学博物館(大阪府吹田市)で、アイヌ民話を原作にした人形劇「ふんだりけったりクマ神さま」を上演する。同館が6月に「アイヌの文化」展示を大幅刷新した記念事業の一環として招待した。
 同館はアイヌ民族をはじめ、世界各地の民族資料を展示している。今回の改装では阿寒湖畔の関係者も展示方法などについて助言した。
 記念事業は12月から来年2月まで、アイヌ民族のアーティストや研究者による公演や講話などのイベントを展開する予定で、人形劇はその開幕公演となる。
 人形劇は、同組合が阿寒湖畔にある 阿寒湖アイヌシアター「イコロ」 で、アイヌ民族を中心とした約10人が2012年の開館当初から上演している。13年には岡山県倉敷市の音楽祭に招かれて道外で初めて上演し、これを見た博物館職員が「記念事業でぜひ披露してほしい」と依頼した。
 演目は、サケを捕るためにクマの姿になって人間界を訪れた「クマ神さま」が、思いがけない出来事に出合う物語。色彩豊かな大型の人形が多数登場し、人形を操る人間も役者として一緒に舞台で演じる。
 上演は12月3日の午前と午後の2回。これに先立ち、1日は同組合メンバーがアイヌ民族の伝統儀式カムイノミ(神への祈り)も同館で行う予定で、総勢20人ほどが大阪入りする。
 同組合の西田正男代表理事は「世界中の民族に関する展示が一堂に会する民族学博物館で上演できるのは、非常に意義深い。アイヌ文化の理解を深めてもらうきっかけにしたい」と話す。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0318304.html?memberonly=true

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アイヌ民族とアボリジニの遺骨交換か 東大と豪博物館

2016-09-22 | アイヌ民族関連
北海道新聞09/21 05:00、09/21 17:14 更新
 オーストラリアの博物館が、1930年代に東大からアイヌ民族の遺骨の提供を受け、それと交換する形で同国の先住民族 アボリジニ の遺骨3体を送った記録があると、北海道新聞の取材に明らかにした。東大は「現在、調査中」(広報課)としている。オーストラリア政府は国内の先住民族と共同で海外に持ち出された遺骨を取り戻す政策を進めており、日本国内でアボリジニの遺骨の保管が判明すれば、両国の間で返還問題が浮上しそうだ。
 アイヌ民族の遺骨をめぐっては、今年に入ってドイツの博物館が保管を認めるなど、研究目的で海外に渡った遺骨の事例が相次ぎ明るみに出た。今回判明したのは、反対に海外の先住民族の遺骨が日本にもたらされていた可能性を示すこれまで知られていなかったケース。日本政府はほかの交換事例があるかも含めて実態調査が課題となり、各国にあるアイヌ民族の遺骨返還をどう進めていくかも問われそうだ。
 遺骨交換記録の存在を明らかにしたのは、ビクトリア州立の各博物館を統括する「ミュージアム・ビクトリア」のリンディ・アレン上級学芸員。文書で同ミュージアムに保存されていた。当時の国立ビクトリア博物館が36年(昭和11年)4月、北部準州のアボリジニの遺骨2体をアイヌ民族の1体との交換で東大に送り、さらにこの年の10月に1体ずつを交換したとしている。
 ミュージアム・ビクトリアは現在、同博物館が受け取った2体のアイヌ民族の遺骨を保管しているという。アボリジニの3体について「保管されているか東大に照会したい」との意向を示している。
 遺骨交換がどちらからの提案かは不明だが、記録には仲介者として、ドイツで解剖学、人類学を学び、36年以前に東大教授を定年退官していた故小金井良精(よしきよ)博士の名が記されているという。
 博士は1894年(明治27年)にアイヌ民族はどの人種とも類縁性がないとする「人種の島(孤島)説」を展開したが、27年(昭和2年)には島説を維持しつつも、「オーストラリア原住民とアイヌ民族の頭骨や容貌に類同性があることは否定できない」との見方を示していた。(報道センター編集委員 小坂洋右)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0318386.html


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佐藤健が「この漫画の世界に入りたい!」と熱望する心理バトル漫画 直木賞作家との交流も明かす

2016-09-22 | アイヌ民族関連
Book Bang編集部 2016年9月21日 掲載

 9月17日放送のTBS「王様のブランチ」のブックコーナーに俳優の佐藤健さん(27)が出演し、お気に入りの本を紹介し、直木賞作家朝井リョウさん(27)との交流も明かした。
■この漫画の世界に入りたい!
 自宅には1000冊を超える漫画があるという佐藤さん。そのなかでも「僕の今イチオシ作品です」と薦めたのが『ゴールデンカムイ』野田サトル[著](集英社)。『ゴールデンカムイ』は2016年のマンガ大賞の受賞作。日露戦争後の北海道を舞台に莫大な埋蔵金をめぐる戦いが繰り広げられる。アイヌの文化を楽しめる人気作でもある。
 佐藤さんは「登場人物がチャーミングでかっこよくて魅力的」と語る。またギャグ要素も人気でクールなイメージある佐藤さんも「最高に面白い。クスクス笑います」とその面白さを絶賛していた。
 続いて佐藤さんが紹介したのは『ACMA:GAME(アクマゲーム)』恵広史[著]メーブ[原著](講談社)。頭脳戦と心理バトルで圧倒的な人気を誇る作品。「敗者は勝者の要求を拒否できない」というアクマゲームに巻き込まれた主人公が命をかけた遊戯に挑む。佐藤さんはゲームや謎解きが好きだと語り、この作品は「もう僕の一番好きなジャンル。この漫画の世界に入りたい」と熱く語った。
■直木賞作家との交流
 文芸書もよく読むという佐藤さん。元々友達だという直木賞作家の朝井リョウさんが「最近いい」という。2人は朝井さんの直木賞受賞作、就職活動中の若者たちを描いた『何者』(新潮社)が映画化され佐藤さんが主演を務めるという関係でもある。
 佐藤さんが朝井さんの作品のなかでお薦めするのは『スペードの3』(講談社)。それぞれにコンプレックスを抱えた3人の女性が自らの居場所を探す様子が描かれる。それぞれの優越感や劣等感が描かれ、佐藤さんは「人間ってやっぱこうだよねと、ひねくれた部分、自分が一番な部分が男女問わず誰しもあるよねっていうことを思いました」と、リアルで巧みに描かれた女性たちの本音に共感をあらわした。
 そして朝井さんに対し「彼以上にひねくれた人間をみたことがないです。君ひねくれてるよね、こういうこと普段から思ってるんでしょ、っていうと『いや全然』ていうんですよ。そこら辺がひねくれてる」と友人同士のやりとりを明かした。
 また佐藤さんの俳優生活10周年を記念した写真集+DVDブックの『X(ten)』(ワニブックス)も紹介された。
「王様のブランチ」はTBSにて毎週土曜日9:30から放送中。
http://www.bookbang.jp/article/518158

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テレビ局を訴えたらどうなる? 近年の法廷バトルの顛末!!

2016-09-22 | 先住民族関連
Japan芸能カルチャー研究所 (プレスリリース)-2016.09.21
今月9日、TBS系バラエティー番組「マツコの知らない世界」に自分の元妻が出演した際、企画とは関係ない過去の離婚の経緯などが放送されたことで名誉を毀損されたとして、神奈川県内の自営業の男性が同局に対して、慰謝料など約1100万円の損害賠償を求める訴訟を横浜地裁に起こした。
訴状によると、番組は今年2月に放送。
元妻がゲストとして出演し、収集したミニチュア玩具を紹介したが、番組の中で元妻は男性との離婚について話を切り出し、「結婚してから生活費を一切もらえなかった」との趣旨の発言が放送された。
これに対して、原告側は「人気番組での発言によって社会的評価が低下した。内容も虚偽なのに、テロップを付けるなどして面白おかしく編集して放送した」と主張している。
大手制作会社の幹部は、今回の訴訟に至った経緯をこう明かす。
「出演した元妻という女性は番組を面白くするため、かなり話を盛りまくっていた印象です。それに対して元夫が激怒したんでしょう。まあ、TBSとしては、ああいった番組は制作会社にほぼ丸投げしているでしょうし、“もらい事故”くらいにしか思っていないでしょう。おそらく、制作会社が何らかの責任を取らされることになるんじゃないですかね」
何かと“炎上”しやすい昨今。
世間のテレビに対する風当たりは強く、視聴者からの番組へのクレームなどは一昔前に比べると格段に増えているようだが、その内容を巡って訴訟沙汰になるケースも珍しくない。
09年にはNHKが放送した日本の台湾統治を扱った番組で名誉を傷つけられたとして、出演した台湾先住民族の女性が損害賠償を求め提訴。
一審では名誉毀損を認めずに女性の請求を棄却、二審ではNHKに100万円の支払いが命じられたが、今年1月に最高裁は女性の請求を棄却し、女性の逆転敗訴が確定した。
また、11年には里子の女児を暴行して死なせたとして逮捕され、傷害致死罪で実刑が確定した女性受刑者が、証拠隠滅を図ったとするフジテレビの報道で名誉を傷つけられたとして損害賠償を求めて提訴。
15年に東京地裁は「報道は事実でなく、裏付け取材が不十分」としてフジに20万円の支払いを命じた。
さらに、近年大きな話題を集めたのが、現在は日本テレビのアナウンサーとして活躍する笹崎里菜アナが、入社前の13年に同局を訴えた騒動だ。
笹崎アナは大学生時代に同局のアナウンサー職の内定を得たものの、「ホステスの勤務歴があった」として内定を取り消されたことに納得できず、同局を相手に地位確認請求の訴訟を起こした。
結果、同局との和解が成立して入社が受け入れられ、現在はアナウンサーとして活躍している。
同局の編成担当は当時を振り返る。
「局の上層部も当初は徹底抗戦の構えを見せたけど、内定取り消しの理由である『アナウンサーに求められる清廉性に欠ける』という表現が世間を刺激してしまった。『ホステスやキャバクラ嬢に対する職業差別ではないか?』や『清廉性のない女子アナもたくさんいるだろ!』といった声もあがり、形勢が悪くなりましたね。まあ、局のお偉いさんは女子アナにクリーンなイメージを持っているのかもしれませんけど、我々現場レベルの人間は、女子アナに清廉性なんか求めてもいないし、感じてもいませんでしたけど(笑)」
そのうえで、テレビ局に関わる訴訟沙汰についてこう明かす。
「番組に関するさまざまな問題については、BPOが窓口になっていることもあり、局が直接訴えられるケースはそれほど多くありませんが、裁判で負けるとお金以上にイメージの問題でダメージは大きいですね。ウチらの場合、CMスポンサーとの兼ね合いもありますし。とはいえ、すべての番組を放送前に完璧にチェックするのは難しい。まして昔に比べると制作費も下がっているし、かける人手も減少傾向にありますから」
テレビ局にとっては、できれば訴訟沙汰は避けたいところだろうが、リスクが高まっているのが実状のようだ。
http://japan-culture-labo.com/4102


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「KANO」の先住民球児記念した野球大会、約30年ぶり開催へ/台湾

2016-09-22 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾2016/09/21 11:55

後列左からウェイ・ダーション氏、陳瑩氏、元台湾プロ野球選手の王光輝氏、陳義信氏
(台北 21日 中央社)昨年日本でも公開された台湾の大ヒット映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」。その基となった嘉義農林学校(嘉農)野球部の台湾原住民(先住民)選手、陳耕元(日本名:上松耕一)氏を記念して開催されていた少年野球大会が、23日から27年ぶりに行われることとなった。20日には立法院(国会)で記者会見が開かれた。
陳氏の孫で、昨年出身地、台東県の野球委員会のトップに就任した与党・民進党の陳瑩立法委員(国会議員)は会見で、かつて祖父の名を冠した野球大会が1985年から開催されていたが、1989年の第5回を最後に中断していたと指摘。今年、ついに大会を再開することができたと語った。
陳耕元氏はプユマ族の出身で、嘉農野球部では遊撃手として1931(昭和6)年夏の甲子園での準優勝に貢献。嘉農卒業後、日本に留学した。戦後、台東農業職業学校の校長を務めていた際には、のちに「アジアの鉄人」と呼ばれる中華民国(台湾)初の五輪銀メダリスト、楊伝広氏の才能を見抜き、野球から陸上競技への転向を勧めるなど各方面に影響を与えた。
このほか、会見には映画「KANO」のプロデューサー、ウェイ・ダーション(魏徳聖)氏も出席。台湾野球には良い選手だけでなく、観客を育てることも必要だと述べ、大会復活を喜んだ。
試合は23日から25日まで、台東県で行われる。
(蘇龍麒/編集:杉野浩司)
http://japan.cna.com.tw/news/aart/201609210002.aspx


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「アメリカ歴代大統領の通信簿」八幡和郎著

2016-09-22 | 先住民族関連
日刊ゲンダイ-2016年9月21日

 歴代大統領の功績を通信簿化して、米民主主義の歴史と未来を俯瞰する解説書。
 最高評価は
、ワシントン(初代)、ポーク(11代)、リンカーン(16代)、セオドア(26代)とフランクリン(32代)の両ルーズベルトの5人。
 ワシントンは、米大統領というポストは、彼という適任者がいたからこそ創始されたというくらい別格的存在だという。普通ならジェファーソン(3代)も最高ランクなのだが、先住民族に対する抑圧政策の立役者だからとBランクに。一方、戦後はすべて低レベルで、中でもブッシュ(子・43代)にいたっては、すべての面で評価すべきことが見当たらないと最低評価。大統領選の仕組みと問題点なども解説したタイムリー本。(祥伝社 700円+税)
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/190189

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ロシア・ヤクーツク 怪力比べ ヤジも愛嬌

2016-09-21 | 先住民族関連
中日旅行ナビ ぶらっ人-2016年09月20日
 シベリアの大地に地鳴りのような大歓声が湧き起こった。ロシア・サハ共和国の首都ヤクーツク郊外。夏の到来を祝う「ウイスィアフ」という祭りに行くと、青空スタジアムでサハの先住民族ヤクート人の伝統的なスポーツ競技会が行われていた。
 数万人の観衆が声援を送っていたのは、大きな石を持ってすたすたと歩くヤクート人選手だった。約130キロの石を抱え、2分間でどこまで歩けるかを競う。野外運動会の怪力コンテストみたいだが、数人の審判員が、ルール違反をしていないか選手について回っていた。地元では純粋なスポーツだ。
 面白いのは、制限時間内なら何回でも止まって休んでよいことだ。勢い余って尻もちをついた後、悔しさのあまり、その場に倒れこむ選手もいた。皆、真剣そのものだ。
 普段は温厚といわれるヤクート人も、この時ばかりはエキサイトして、ロシア人の選手に「落とせ」などとヤジを飛ばす人も。しかしそこはご愛嬌(あいきょう)。並み居るヤクート人の強豪選手を押しのけ優勝したのは、このロシア人選手だった。観客は温かい拍手を送っていた。(常盤伸)
http://tabi.chunichi.co.jp/from-the-world/160803yakutsk.html

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ネイティブ・アメリカンの聖なる大地 アメリカ(3)

2016-09-21 | 先住民族関連
朝日新聞-2016年9月20日文・写真 江藤詩文
「ヤアッテェ〜」「アフェフェ〜」「ダンネッ ネジョニエ〜」
 ……のっけから意味不明ですみません。ガイドのレアリーさんに教えられるまま口まねしてみると、羊の毛を紡いでいた老婦人は「アフェフェ〜」とにっこり笑ってくれました。やったっ!
 外国を旅行中、覚えたてのマイナー言語がローカルの人に通じるとうれしいものですが、なかでも今回のよろこびは格別です。なぜって冒頭の呪文のようなことばは、アメリカ先住民族の「ナバホ族」が使う「ナバホ語」なのですから。はじめて触れるナバホ語はやわらかなトーンが耳に心地いい。ちなみに意味は「こんにちは」「ありがとう」「ダンネッ(おばあさんの名前)はかわいい」だそうです。
 乾いた大地にどこまでも延びる一本道を疾走して、訪れたのは「モニュメントバレー・ナバホ・トライバル公園」です。このエリアは「フォーコーナーズ」と呼ばれるアメリカ西部4州(コロラド州、ニューメキシコ州、ユタ州、アリゾナ州)が接するポイントを中心に広がっていて、モニュメントバレーはユタ州南部とアリゾナ州北部にまたがっています。
 アメリカの西部開拓時代が始まる前の1200年代、このエリアにはさまざまな民族の先住民が30万人以上も暮らしていたといわれていて、いまも当時の遺跡が次々と発見されているとか。モニュメントバレーには現在はナバホ族が居住していて、米国政府から独立してナバホ族自身が自治をする“国”のようなかたちをとっています。
 果てしなく広がるくすんだ赤色の大地には、テーブル状の「メサ」や、それが浸食されて細くなった「ビュート」と呼ばれる奇岩が点在していて、それらが創り出す現実離れしたダイナミックな景観は、映画のロケ地としてよく使われています。クラシック映画ファンにはジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン主演の名作『駅馬車』をはじめ西部劇の舞台として知られていますが、個人的には『バック・トゥ・ザ・フューチャー3』や『フォレスト・ガンプ/一期一会』がなつかしい……。
公園内の道路は、ほとんどが映画撮影のために切り開かれたもので、「バレードライブ」という観光用道路は誰でも通行できます。が、ここはナバホ族の聖地でもあるため、ナバホ族が管理するツアーでなければ行くことができない「ミステリーバレー」という道路(というか多くが未舗装のオフロード)もあります。ここをナバホのガイドさんと一緒に四駆で冒険するのがおもしろいったらありません。
 ツアーといってもプライベートなグループで貸し切りできるうえ、なんといってもモニュメントバレーに住み、この大地を知り尽くしたナバホ族が案内してくれるわけですから。ナバホのガイドのレスリーさんは、朝日や夕日と奇岩とのコラボレーションや、とっておきのスポットを惜しげもなく披露してくれました。
 そう、モニュメントバレーって映画にも使われるほどフォトジェニックということは、つまり“インスタ映え”するわけで、世界中の人々が決めポーズで“セルフィー”するのにぴったりなのです。そんなわけでベストな時間帯のフォトスポットには、ナバホの人々に案内されたツーリストが集まっていました。帰国したいま写真を見返してもモニュメントバレーの絶景はやっぱり圧倒的で、セルフィーしなかった私はいまさらちょっぴり後悔しています。
<メモ>
■MEMO:旅とお酒
ナバホ族が暮らしているモニュメントバレーの居住区一帯は、アルコール類の販売や飲酒が禁じられています。居住区に入ってしまうとホテルやレストランでもアルコールを提供していないため、お酒好きはご注意を。ナバホ族の聖地に敬意をはらい、滞在する数日はお酒を飲まないのもいいものです。
■今回紹介した旅先「モニュメントバレー」へは、羽田発のアメリカン航空でロサンゼルスで乗り継ぎ、最寄りのフェニックス空港から陸路で移動するのが便利です。
2016年6月の取材時は深夜1時羽田発でしたが、10月30日からスケジュールが変更され、19時20分に羽田を出発するため日中のうちに乗り継ぎ移動が可能になり、目的地のフェニックス空港へは夕方に到着できます。
<クレジット>
■取材協力:ブランドUSA  アメリカン航空
http://www.asahi.com/and_travel/articles/SDI2016092076101.html?iref=com_fbox_u02


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