恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

吉祥寺・三鷹間にある森

2006年01月20日 | 日記とか
今さらながらに三鷹の森ジブリ美術館へ行って参りました。
ご存知のようにここは完全予約制の場所でありまして、
事前にチケットを取っておく必要があるのですが、
平日ということもあって前日でも余裕を持ってチケットが確保できました。
そもそも私はテーマパーク的な場所は好まない性質ながら、
この場所は一応は美術館であるということもあるので、
そこまでは身構えて行くほどではありませんでした。

私はジブリ作品についてはそこまで造詣が深いわけではないのですが、
それでも幼少のころはトトロやらラピュタ等々の作品で育った世代ですからね。
宮崎駿の作り出す独特の世界観にはいろいろと影響を受けたものです。
この美術館自体もそうした趣を意識して作られたものなので、
ファンタジー的な世界の気分に存分に浸らせていただきました。
当然ながら小さい子どもの来館者も多かったのですが、
内容的には大人向けに作られてるなぁとは感じました。
子どもが楽しむというよりも大人が知的好奇心を満たす場所でありながらも、
その反面で童心に帰ってはしゃぐことのできる場所、
もしくは自分の幼少時代に思いを馳せることのできる場所といった感じでしょうか。
カップルなどを中心とした若者の姿が多く目につきました。

お土産コーナーにあったラピュタの飛行石のレプリカ(?)が売っておりまして、
ちょっといいなぁと思ってしまった私ですが、値札に目を動かすと2万円とあり、
果たしてそんな大金をここにつぎ込むのもいかがなものかと思い断念。
紅の豚かなんかのデザインをモチーフにした腕時計も、
確か40万円以上の代物でありまして、当然ながら手が出ず。
お土産はチケットとしていただく映画フィルムのあれだけでOK。
日常から離れたファンタジーの匂いのする美術館で、
こうした世俗的な価格を見せられてしまうと軽く凹みますが、
ま、思いでは心の中にしまっておけばいいんですよ。
館内で写真を撮るなってのもこういう理由からのようですので。
総じてそこかしこに鏤められた凝った趣向の仕掛けに楽しませていただきましたよ。
たまにはこういうのもいいもんだ。

恐懼再拝。
コメント
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