恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

2/19(日) 第1回:小ゑん落語ハンダ付け「小ゑん・白鳥 二人会」

2017年02月19日 | 噺とか
新作落語の名手である小ゑん師匠の独演会。
それまでの「にゅ」が終わってしまったことによる新たな試み。
記念すべき第1回は三遊亭白鳥師匠をゲストに迎えての二人会。
開場30分前に行くも、既に多くのお客さんが詰めかけており、
私の整理券番号は30番目。
最終的にはお江戸日本橋亭は満員御礼の状態でありました。

あおもり「演目不明(ハイパーマン?)」
小ゑん「ミステリーな午後」
白 鳥「落語の仮面 第4話」
-仲入り-
白 鳥「ランゴランゴ」
小ゑん「春宵値千金」

・前座のあおもりさん、新作ですが演目不明。
 ハイパーマンなる特撮ヒーローが出てくる噺。
 地球の平和を脅かす宇宙怪獣を退治することに対するアンチテーゼ。
 宇宙怪獣愛護団体「ジーシェパード」など、発想はいいのだが、
 語り方でもっと面白くなるなぁと。

・白鳥師匠の「落語の仮面」は、恥ずかしながら第1話しか聴いたことがなく。
 とはいえ、十分に楽しめます。
 今日の中で一番といっていいぐらい会場が沸いていたなぁ。
 仲入り後の「ランゴランゴ」は円丈師匠のものしか聞いていなかったので、
 白鳥師匠バージョンを存分に楽しめました。

・小ゑん師匠、1席目は「ミステリーな午後」。
 ケチな鈴木係長が見栄を張ってランチの上にぎり寿司を偽装するお話。
 小ゑんにありがちな世界観で面白いですね。
 2席目の「春宵値千金」は大正時代が舞台のお話。
 それまでの趣向とは打って変わって、なんというか温かい噺。
 そのままやると単調になりかねないとは思うのですが、
 そこは小ゑんワールド。笑いも入りながら、温かみのある噺でした。

日曜の夜、ビジネス街の日本橋は閑散としていましたが、
満員のお江戸日本橋亭は異様な熱気でした。
こういう空間もいいですね。

恐懼謹言。
コメント
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