恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

10/15(日)若手応援町屋寄席 春風亭ぴっかり☆独演会

2017年10月15日 | 噺とか
埼玉県入間市での地域寄席です。
お寺のホールを利用して地元の商店街の方々が手作りで買いを催しています。
ほどよい空間と人数で、ゆったりと落語を楽しめます。
前回が100回の記念で、一之輔師匠を招いて大盛況だったわけですが、
再び元のサイズに戻って第101回。
二つ目で、女性落語家として人気の春風亭ぴっかり☆さんです。

演目は、「紙入れ」「ナースコール」「任侠流山動物園」の3席。

最近、明治座での舞台に出演されていたそうで、そのお話をマクラで。
美人の遊女の役でもやるのかなと思いつつ、結局は女中さんの役。
田舎言葉を話す、ちょっと変わった役どころが残念だったそうで、
今日の高座では色っぽい女性を演じよう、ということでした。

「紙入れ」は、最近習った噺のようで、まだまだ改良の余地はありそう。
女将さんの役どころもなかなかいい感じでしたね。

そして、残りの2席は三遊亭白鳥師匠の作品。
いずれも白鳥師匠やそれ以外の師匠からも聞いたことある噺。
「ナースコール」のみどりちゃんも、本来は大柄なキャラクターの設定ですが、
華奢なぴっかり☆さんがやると、奇麗すぎてどうもイメージが合わない。
あれを白鳥師匠や男性がやるからこそ可笑しさが出るのかなぁと。
いや、これはこれでいいんだけどね。

「任侠流山動物園」は、前半部分をカットして豚次が上野動物園に行くシーンから。
後半部分はほとんど自己流に改作したとのことでしたが、
大筋はストーリー通り。
白鳥師匠や喬太郎師匠が演じているイメージが強いため、
いろいろと比較しながら楽しませてもらいました。
どの動物もかわいくなってしまいますねぇ。
豚次伝、他のシリーズもやるのでしょうか。

女流落語家が増えてきた昨今ですが、独演会は初めてでした。
いろいろな発見のある一日となりました。

恐懼謹言。
コメント
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