伏見稲荷大社を出て少し南東方向に移動し訪れたのが写真の醍醐寺で伏見稲荷の様な華麗さは無かったが非常に広い境内は静かで落ち着いた感じで可也の人が訪れて居るにも関わらず静寂さを保って居た。此の寺は874年に空海の孫弟子に当たる理源大師聖宝が開山した真言宗醍醐派の総本山の寺院で薬師如来が御本尊である。
醍醐寺は山深い醍醐山頂上一体を中心に200万坪以上の広大な境内を持ち昔から多くの修験者の霊場として発展した後、醍醐天皇の手厚い庇護を受け其の圧倒的財力に寄って醍醐山麓の広大な平地に大伽藍「下醍醐」が発展した。然し其の後の「応仁の乱」の戦乱に合い下醍醐は荒廃し残ったのは五重の塔だけに成って仕舞った。醍醐寺と言えば私達に一番馴染みの「醍醐の花見が」1598年に豊臣秀吉に寄って開かれ其れをきっかけに紀州から寺院建築が移築されたり三宝院が建設されて今日の姿に成ったと言われて居る。最初の写真は三宝院入口、次の写真は三宝院唐門(勅使門)内部も拝観したが残念ながら写真撮影は禁止であった。
最初の写真が西大門(仁王門)で次の写真は左右の仁王像で西大門を潜る者に睨みを利かせて居る。
最初の写真が金堂で内部には本尊薬師三尊像が安置されている。次が立派な五重の塔で一番最初の塔は951年に建立(高さ38m)以来修復が重ねられたが京都に残る数少ない平安時代建築として貴重な物で国宝に指定されている。最期の写真は霊宝館の入口で内部には仏像が展示されて居たがこの場所も撮影禁止で写真が撮れなかった。内部の庭には樹齢数百年と思われる「枝垂れ桜」の木が有り春には素晴らしい桜を見る事が出来る様である。兎に角 境内の至る所で桜の木があり春の季節には道幅20m以上の参道が人出一杯に成り人に押されて見学するそうな!機会が有ったら是非訪れてみたいと思った。