黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 Low Bandへの目覚めと今後の目標

2018年03月04日 15時35分03秒 | その他


    


 平昌の冬季オリンピックが終わってから無線の方も以前と変らぬ様に運用して居るのだが交信実績の方は余り進まない。特に当局のアンテナがPoorな関係か?3.5MHz帯に於けるDXとの交信は交信処か受信すら出来ない状態が続き一番最近のQSOだと2月8日のD68I(Comoros)との交信で其れ以後の24日間は全く交信する事が出来て居ない。


 毎朝のワッチの時間帯で3.5MHz帯は必ず一度は聞くのだが何せ此の周波数帯をワッチすると成ると7MHz帯のワッチ時と比較するとバンド内ノイズ・レベルの問題や如何してもDX局の信号レベルが弱いので(自局のアンテナ関係も影響するのだが)ノイズの谷間を浮き沈みする信号を捉えるには他のバンドを聞く時の倍くらいの耳感度をアップさせ、尚且つ可也の集中力を必要とする。平たく言うと受信周波数をシフトしながら只、漠然と聞いて居たのでは聞こえる筈の信号も聞こえては来ない。

 

 ユックリと受信周波数をシフトしながら「此の周波数付近で何処かのDX局が聞こえて居る筈だ。」と思いながら丹念にワッチしないと信号を捉える事が出来ないと言う感じ!当局も3年程前は3.5MHz帯でのDXとの交信等はハードルが高く無理だと思い込んで居た。事実其の頃は前記の様に注意深く聞く事は無く7MHz帯をワッチする時と同じ感覚で受信して居たので聞き逃していた感じであった。


 当然に日本周辺局や東南アジア方面とのQSOは電波が強く届くので以前にも時々は交信出来ていたが中近東やアフリカ方面に成ると皆無の状態が続いて居た。其の3.5MHz帯に力を入れ始めた理由はアマチュア無線で使用出来る周波数帯で1.8MHz帯と50MHz帯を除けばDXCCで100Eに到達して居なかったのは唯一此の周波数帯だけだったので100E-UPの8番目のバンドとして可能性は此のバンドしかなかった。

 

 2シーズン前の冬前から此の周波数帯をよく聞く様には成ったが最初は全く受信する事は出来なかった。或る時JA局が運用情報をアップするDXクラスターを見始めたら同じ日本国内なので少し運用場所が違っていても聞こえる筈だと考え注意深く聞く様に成った。当然運用周波数と運用時間は解かって居るので最近の無線機の周波数読み取り精度に不安は無いので(少なくても10Hzオーダーで読み取る事は可能なので)聞こえるか聞こえないの差はアンテナ関係か個々の受信力の差に成るが?アンテナ関係に関しては波長の長い周波数帯だけにビームアンテナ組は少なく当局と他局を比較しても其の差は少なく多分大半が団子状態に思えた。


 大半の局の受信条件が似通っている中で自局に聞こえないのは多分個々の受信能力の差でなかろうか?と自覚した時に遣ってみる事は慎重に注意深く聞く事しか無い。其の結果、ノイズの中で浮き沈みする微弱な信号を受信出来た時に初めて解かったのは自分が想像して居た信号レベルと可也の相違が有る事で此れは正直な驚きで有った。詰まり聞こえて居なかった訳では無く私に聞く気構えが出来て居なかったのだ。此の3.5MHz帯を聞くための方法が解かると其れまで聞こえて居なかった信号が(聞ける方法で聞いていなかったのだが)段々と聞こえる様に成って交信実績は徐々に伸びる様に成った。其れでも他のバンドでは比較的交信が容易なWを含む北米との交信数は不思議な程に進んで居ない。


 其れと受信手段として現在のトランシーバーを購入して以来殆ど使用しなかったCWノッチ、PBT、NB、NR機能を使用する様に成ったしAF回路に外部附加装置として峡帯域アクティブ・フィルターを導入したり理屈としては理解して居たが日頃の受信では殆ど使用しない弱い信号をノイズや混信を避けて聞く為にRFゲインを下げたりATTを入れてAFボリュームを上げて聞く受信方法やAGCカット等も行う様に成った。御蔭で3.5MHz帯は如何にか念願の100E-UPを達成したが次には此の周波数帯より遥かに忍耐と受信能力が試される1.8MHz帯が其の次には聞こえれば信号は無茶苦茶強力だがDXに対するパスが開けるチャンスが少ない50MHz帯が順次待ち構えて居り「たかがアマチュア無線と言えども奥はまだまだ深い」然し残された私の時間を考えると此の二つの周波数帯での100EーUPは不可能に近いが挑戦はまだまだ続ける予定!だが私に残された時間は如何程か?其れが解かれば設備の増強も考えるのだが此れだけは誰にも解からない。
 

コメント
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