昨日の神山町の枝垂れ桜の開花状況も場所に寄って其々まちまちで随分違っている。此の桜の場合は花の咲いている期間が短く此の時期に多い雨や強風に弱く年に寄っては待ちに待った桜の最盛期に一晩の春の嵐で折角の桜が台無しに成って仕舞う事も決して珍しい事では無い。
私は桜の日頃は余り目立たない木にぱっと花が咲いて辺り一面に其の艶やかな存在感を示し、短い期間でぱっと花が散ると何の変哲も無い葉桜に変身しやがて周囲の景色に何事も無かった様に溶け込んで其の存在感を消して行く其の潔さが大好きだ。
此の歳に成ると毎年思う事だが「来年は此の桜を再び見る事が出来るのだろうか?」と思うと其の年の桜を精一杯見て楽しんで於きたいと思う様に成り今年も其のシーズンが遣って来た。我家の近在にも桜の名所が数箇所有って今年も「花見のはしご」の季節に成って其の桜の開花状況は大いに気に成る処で今日は昼から加茂谷や勝浦町、羽ノ浦町などの桜の名所を一回りして来た。如何も傾向的には枝垂れ桜系は普通の桜よりも総じて開花が早い様で既に満開状態の物が多い。
一般的な桜の開花はまだまだの様子で精々早い桜の木でも1~2分咲きで陽気が良ければ今週の週末辺りに満開の桜が見られそうな気配である。私達が一昨年前から行き始めた八百萬之神御殿(徳島県美馬市)の8000本の桜は私が今まで見た中で一番の桜の名所で今年も家内の要望が有ったので行く事にして夕方に電話で開花状況を聞いたら未だ蕾の状態で此の週末から来週のはじめ頃が見頃だろうとの話であった。従って今週は近在の桜の名所である勝浦町の沼江や道の駅「ひなの里 かつうら」や羽ノ浦町の岩脇公園等を巡る予定 如何か此の1週間だけは強い雨風が無い事を祈るばかりである。