此処最近に以前に無線移動運用の全国行脚で御世話に成った親しい数名の方から「最近全くお空で声が聞えませんが御元気ですか?」と生存確認か?電話が入った。確かに最近は7MHz帯をワッチする事はあっても声を出す事は殆ど無いので7MHz帯を中心に運用されて居る方なら御心配戴いたのか?と申し訳なく思った。無線の移動運用を完全に止めて間も無く丸4年目を迎えるので7MHz帯のSSBで運用する機会は春のオールJAコンテストか夏のオールJA5コンテスト位しか無いし其れも冷やかしの運用で長時間の運用は無いので当然かも知れない。ただ自分としては無線に関わる時間帯は決して短くは成っては居ないと自負しては居るのだがコンテストを除くQSO数と成れば移動運用をして居た頃と比較すると其の数は二桁違いと成る。
今年もハイバンドが開ける時期に長期旅行に出掛けて半月間全く無線運用をして居なかったので其の凹みを少し取り返す意味と今回の件で少しはお空で声を出そうと思って「オールJA5コンテスト」に参加した。コンテスト開始の土曜日の21時頃に7MHz帯を聞いてみたが国内コンディションは芳しく無かったので3.5MHz帯に下がりワッチを始めたが多く呼ばれる雰囲気では無かったので運用は諦めた。
翌朝はハイバンドが聞え始める前に7MHz帯で06:25~08:13JSTまで運用したが変な国内コンディションで交信出来たのは何と25局で終わって自分がCQマシンに成って居た。其の後に50MHzで9局と21MHzで24局と交信したがアマチュア局減少でコンテスト参加局が少なく成った事に加えてコンテスト時のJARLのバンドプランが各バンドの主だった運用周波数から掛け離れて居る事の影響か?交信数は全く伸びなかった。昼からは孫の顔を見に徳島市内に出掛けて家に帰り着いたのは16:30頃で早速16:42~19:49JSTまで7MHz帯で運用し59局とQSOしたが運用後半部分では以前の移動運用中に御世話に成った方々から御呼び掛け頂いたので自然とユックリしたQSOでコンテスト・モードでは無く今回の本当の目的で有る生存証明に終始した。有難い事に2009年~2014年に掛けて全国行脚中に御世話に成った方々が忘れずに私の事を憶えて頂いて居り聞き付けて御呼び掛け頂き短いQSO時間ではあったが御互いが元気に未だアマチュア無線を楽しめている事が確認出来て嬉しく思った。
結果的に3バンドで総交信数は117交信と満足の行く数字には程遠かったが懐かしい方々と久し振りにお空で御会い出来たので善しとせねば!今後も7MHz帯でのSSB運用は余り考えては居ないが?年に1~2回は此の様な機会を利用して細々と運用しながら皆さんとお会い出来ればと考えて居る。
此の日はウトロにある「道の駅 うとろ、シリェトク」に立ち寄った後に直ぐ隣の「知床世界遺産センター」を見学したが内容は初めて訪れた9年前と殆ど変って居らず寧ろ寂れた感じで入場者も殆ど居なかった。知床の有名な観光地である知床五湖や海からの知床半島観光やオシンコシンの滝は観光客で賑わって居たがウトロの町筋の食堂等は殆ど人が入って居らず町中のコンビ二だけは外人を含めた観光客で賑わって居た。
知床のウトロを出発して此の日の観光スポットである北海道立北方民族博物館とオホーツク流氷館のある網走市内に向けて出発し昼前に最初の写真の北方民族博物館に到着し入館したら65歳以上は無料と云う事で家内は五月に65歳に成ったばかり歳を取って良い事等は殆ど無いが此処で初めて歳行きの特権を行使した。此処も9年振りの訪問で展示内容には大きな変化は無かったが展示室の一番前に大きなマンモスの展示が有ったのに今回は見られ無かったので受付嬢に聞いたら別の展示場に移転したとの事、私には此処の大きなマンモスの印象が強く残って居り其れを家内に見せる為に立ち寄ったが恐竜や古代の生き物に興味の有る家内に見せられずに残念であった。
全国各所に有る博物館内の場合 其の大半は館内のフラッシュ撮影は禁止だが此処は「御自由にどうぞ!」と実に寛大な対応であった。展示品で印象に残ったのは昔のアイヌの彩色豊かな衣装や動物の毛皮や体の一部を旨く利用した防寒具等は今でも十分通用する程の確りした作りで驚いた。防寒性能の高い化学繊維が無い時代に北方の厳寒の地で生き抜いた原住民の生活の知恵には本当に感心した。館内は1時間くらいで全部見られるので展示内容に派手さは無いが網走市内観光で時間に余裕の有る方にはお勧めの場所である。
此の日は知床の羅臼町から旭川市まで観光をしながらの移動日で今回の旅行中では一番の距離を走る行程と成った。羅臼温泉「熊の湯」を出発して知床峠を上がり峠の駐車場に入ると昨日の知床クルーズでは頂きを見る事が出来なかった知床連山の最高峰である羅臼岳(1661mH)が綺麗な姿で出迎えてくれた。此の知床峠は此の時期は意図も簡単に車で通過出来るが10月下旬から4月下旬まで一年の半分は通行止めに成る交通の難所で此の時期でも霧が発生し羅臼岳の綺麗な姿を見る事はそう簡単な事では無い。此の日も野鳥を撮る為か?高額の望遠レンズを装着した高級カメラが並んで居たが私が見た中(6回程)では一番少ない感じ、私は此処で車中泊した事が有るが此の連中は日中は此処で合同ミーティングをしながら終日只管シャッターチャンスを待ち続け日が暮れると居なく成るが翌日の早朝には再び現れる人達でどの趣味の世界でもそうだが病が嵩じた人に付ける薬は無い様だ。
峠を下りながら今回は野生鹿の姿が見えなかった事の話をして居たら家内が是非見たいと言ったので此の時間だと一番可能性の有る知床五湖へ向かう道の岩尾別ユースホステルのある場所まで行ったが既に知床五湖観光への車が通過して居たので鹿の姿は見えず引き返す事にしたがUターンする所で此れ又昨日は見えなかった知床連山の頂が見えたので写真を撮って引き返す道端で二匹の鹿を見付けて3m近くまで車で近寄ったが全く逃げなかったので写真に撮ったし家内からのミッションも如何にかクリアした。
最初の写真は遠景のウトロ方面、次はウトロの観光船が発着する港辺りシンボルのオロンコ岩が写って居る。最後の写真は其のオロンコ岩の横に有るゴジラ岩、此の岩は見る位置に寄って似方が可也違う。