昨晩9時過ぎと思ったが3.5MHzにVU7AGがQRVしてきた。慌ててチューニングを取って呼び始めたが送信中に出力とSWR値がフラフラしてチューナのモーターが止まらない状態に成って居る。3~4日前に運用した時には問題なく作動していたのだが?
しかし以前からその様な状態に成る事は何回か経験していた。3.5MHzのアンテナは逆Vのフルサイズ。傾斜したエレメントが庭先の「よのみの木」の枝の葉っぱの中を通って居るので枝の成長に依ってエレメントと接触して悪さをするのだ。症状が出れば枝打ちをして木の枝とエレメントの接触を無くすると問題は解消されるのだが今回の接触場所は地上高が10mH以上のところで上側から垂れて来た枝と接触して居る様子、夜の暗い中での作業は危ないので其の対応は出来ず仕方が無いのでエレメントを引っ張っているロープを緩めエレメントを垂らす事で接触を外す方法を取って逸る気持でチューニングを取ったが矢張り上手く同調しない。
再度ライトを持って両方のエレメントの張りぐわいを確認に行く事になった 無線室に近い方のエレメントは問題なく今度は反対側のエレメントの端を確認の為に門を出て道路側からライトを照らして見ると何とエレメントの端の同調点を調整するヒゲの垂れ下がった部分が電話線を吊下げたメッセンジャー・ワイヤーに接触しているのが見えた。前の対応で張力が弱まった事による反対側のエレメント端が垂れ下がり其の様な状態に成ってしまった。都合の悪い事にエレメントは2mmの裸銅線なので長いメッセンジャー・ワイヤに接触する事により同調点が完全にずれたのだ。仕方がないので畑に入り問題のエレメント側のロープの張力を調整して問題を解決し家に入りチューニングを取り確認するとSWRは漸く元の保々1を表示した。
この間30分以上の時間が経過、先に出ていた周波数を聞くと信号が随分強くなっている。運用もスプリット方式で遣っていたので疑う事も無く3~4回ほどコールしたが応答無く何回目かに相手のコール・サインの送出があり聞くとR?110RAEMと打っている「あれ あれ」いつの間にか御本尊が雑魚の今お騒がせの特別プリフィックスの局に変わっていた。呼ぶ気も失せ其の侭QRTする事に・・・・・
今日はとんだ茶番劇を演じる事になり大失敗、生木は此方に断りも無くドンドン枝葉を広げて来るので今回の様な事が次には無い様にエレメントを被覆線に変更して張替える事に決めた。