今日朝から雨降りの天気、早朝は強い風が吹いて騒がしかったが私が起きる時間帯には風も落ち着き雨足が落ちて梅雨に入った様な 、しとしとと断続的に降る雨に変わった。外に出るわけにも行かず、遣る事と成るとアマチュア無線しか無いので08時頃から18MHz帯を聞き始めた。コンディションは余り良くなかったが7~8エリアの局は強力に入感して居たが1エリア方面のビーム・アンテナ組はソコソコの信号レベルで受信出来るがワイヤー系のアンテナを使用して居る局の信号はノイズ混じりの信号強度で安定感は無い。気合が入ったビーム・アンテナ組は如何してもアクティブな関係で殆どの局は既にQSO済みで最近、私の目指している全バンドでの1stQSOか18MHz帯での1stQSO局は見当たらず断続的ではあったが終日に渡り無線機を鳴らして居たが交信実績は無しに終わった。
時間を持て余して居たので此の前から探していた。双葉のラジコン・へりのプロポの取扱説明書を昼から探し出したが何処に遣ったのやら?見付からず無線室や二階の開かずの間に入って夕方頃まで探したが結局、見付からず仕舞いに終わった。特に二階の部屋には私が勤務して居た仕事関係の極秘書類や品質情報の入った書類が結構在ったので此れも早い内に処分せねばと思い立ち(退社する時に守秘義務の誓約書を書かされたので場合に寄っては損害賠償を請求される可能性があるHi)探し物をする中で此れ等を全てシュレッダーに掛け処理しながら探して居たら彼方此方から懐かしい無線の本や雑誌が出て来て思わず探す手が止まってしまう。
一寸懐かしかったのは1980年代から1990年代に掛けて購読して居たDX専門の情報誌「月間 ファイブナイン」で当時はインターネット上のDXクラスター等のサイトは無く当時の先進的な局はパケット・クラスター等で仲間内とDX情報交換は遣って居たらしいが田舎者には縁が無く、さりとてCQ誌のDX情報では物足り無いしと思って居た頃に草野さんがDX専門情報誌を発刊する話を聞いて創刊号から購読を始めた。
此の雑誌はDX情報を知る事が目的であったが世界各国のトップ・クラスのDX局の無線設備や特に注目したのは「おじゃまします」という本のコーナーで日本の有名なDXerのシャック訪問記事が在り、其の当時のトップ・クラスの局がどの様なアンテナを使用して居るのかを?知る唯一の機会で興味津々で毎回が楽しみであった。此の雑誌を講読していなかったら当局のアンテナに対する執着は無かったと思え、此の刺激に寄り遅まきながらも7MHz帯から上の周波数は全てビームアンテナ化する事に成った。其の意味で此の雑誌は単独でDXに夢中に成って居る私にはバイブル的存在でDX界の事を知る教科書と成った。
其の後、DX情報源はインターネットの普及でリアル・タイムで情報が得られるDXクラスターが主流に成り雑誌は廃刊された様子だが其の何年か前に私も購読を止めたが此の雑誌から凄く影響を受けたし現在見ても興味深い。最初は此の機会に処分しようと思ったがもう一度読み直してから処分する事に決めた。今日の様な梅雨の天気を利用して全てを読み返してみようと思う。
上段の写真の扇形に広がった雑誌にはメリッシュ・リーフ、クリッパートン島、マルペロ島、ピーター&ポールロックス島へのDXペディション・チームの写真が、分厚く積み重ねた一番上のファイブナイン誌にはアンダマン島やラッカディブ島へのDXペディションで大活躍した若き日の美しいMiss Bharthiが其の表紙を飾っている。