3連休最後の日は、パンケーキを求めて、ついにホテルニューオータニへたどり着きました。 そこで食したのが「ニューオータニ特製パンケーキ マロングラッセ添え」です。 ニューオータニ内にある「パティスリーSATSUKI」で販売しています。 この店に行くまでが大変だった。ニューオータニは3つの建物(道路側からガーデンコート、ガーデンタワー、ザ・メイン)からなっていて、一番奥のザ・メインにこの店があるのです。そんなことも知らずに、行きゃいいんだろ、のノリで行ったのが間違いでした。迷いましたよ、ホント。しかもロビィは6階なんですね。 迷っている間、様々な人種の方々や貧乏人には縁の無いショップを見せて頂いて、日本にも階級というのがある、と言う事を勉強させて頂きました。
さて、やっとたどり着いて食べました。このパンケーキ1,800円ですよ!コーヒーは一番安いヤツでも800円ですよ!「清水の舞台から飛び降りる」と言うのはこのことですね。 食べた感想ですが、「うん、その値段にふさわしい価値はある」と納得しました。パンケーキ専門の職人がいるくらいですから。 これは、パンケーキではありません。これはオムレツです。卵の味がしない。食感が半熟のふわとろオムレツなのです。これは中に入っているリコッタチーズのお陰でしょう。3枚食べただけで、お腹いっぱいで苦しかった。それだけふんだんにチーズが使われているのでしょう。冷めてもフワフワ感は残っています。私が食べたパンケーキでそう感じさせたのは、あとはロイヤルホストのパンケーキぐらい。
3種類のメープルシロップが給仕されます。それぞれ掛けて食べろと。しかし、この3種類の味が分かりませんでした。パンケーキ自体の味が強いのでマスクされたのかもしれません。こう言う注ぎ口なので、手を汚すことがありません。これは大変助かります。大体、どこの店でも、ミルクようの小さいカップですから。あれだとすぐに手がベトついてしまって。
さらに、トッピングのマロングラッセとラムレーズンが良い味出しています。パンケーキ自体が濃厚なので、飽きが来るのです。それを和らげてくれるのがこれらのトッピングだと。付け合わせのバナナとサツマイモのムースが箸休みに良いですね。
とにかく、従来のパンケーキの価値観をひっくり返された、この衝撃は忘れることが出来ないでしょう。
また、コーヒーなのですが、これが不思議な味でした。濃いのに苦くないのです。香りはそう強くありませんが。なので、グイグイと一気に飲めてしまうのです。800円なのですが、お替わりが出来るのです!店員が「お替わりいかがですか?」と聞いてきますから。うーん驚いた。ここは一流ホテルなのに。と言う事で、これもその価値に見合うだろうと。
パンケーキを注文して出てきたのが30分過ぎ。注文から完食まで1時間15分。イヤー堪能させて頂きました。 ホテルというのは、そのサービス、雰囲気までも含めて価格の評価をしなければならないのですね。食事でカルチャーショックを受けることは、そう何度もあるころではないです。