パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

英国の夢 ラファエル前派 at Bunkamuraミュージアム

2015年12月28日 | アート・文化
「ラファエル前派」は、19世紀の中頃、イギリスで起こったムーブメントです。
ラファエル以前の芸術、すなわち中世の頃の絵画に戻ろうと。原点に戻れと。
主題としては中世の伝説や文学、宗教を題材としていますが、中世の絵画手法を模しているわけではありません。
むしろ、ラファエルに影響されているのでは?と思うのですが。色使いは中世っぽいかな?


もう一つの特徴は、「クリスティーナ・ロセッティ」というモデルを多用しているところです。様々なファエル前派の画家達が起用しています。それぞれの画家が彼女と恋愛関係・夫婦関係になっています。その相関関係は泥沼です。
ファエル前派の活動期間が短かったのは、彼女のせいかな?(笑)



当時のフランスでは、印象派、象徴主義、アールデコ等、芸術分野で相当イッちゃってますが永遠のライバル、イギリスは遅れを取ったと。で、開き直って「原点に戻れ!」って考えたのでしょうか?あくまでも私の想像ですが。

それは、それとして、パンピーでも分かりやすい展示会だと思います。



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