パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

千住博展 at そごう美術館

2019年04月14日 | アート・文化
日本画の巨匠、千住博。


その集大成とも言える作品、障壁画《断崖図》、《瀧図》。
高野山金剛峯寺の襖絵と床の間として描かれた障壁画です。奉納前に一部を公開。併せて作者の初期から近年までの作品もざっと紹介しています。
瀧の絵が有名です。「瀧ばかり描いて巨匠と言われるのだから大したもんだ。最近は、和紙をクシャクシャに折って広げて墨を塗って崖を表現する方法を覚えたのか。今後は瀧と崖の2パターンで飯食うわけか?」と冷やかに見るのか、それとも称賛するのか、自分でも訳わからないのですが、その2パターンの変奏を幾種類見ても魅了されてしまうのは確かです。


 

私が見たのは、3月21日で、その日は横浜駅北口にある横浜高島屋で「手塚雄二展」が始まりました。休日に2場所ハシゴできて幸運でした。
手塚雄二と千住博の初期の作品を見比べると、前者の方が素晴らしいです。手塚雄二は日本画の正当な後継者と言えるでしょう。


絵具に蛍光塗料を使用した革新性とワンパターンでも惹きつける魅力を持った作品は、やはり現代の巨匠です。
コメント
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